
子どもが生まれてから家計簿をつけ始めたウシ(@usiwaka125)です。
「家計簿の項目の決め方」
項目の選び方を間違えると直すのが大変です。
特に手書きの場合は。
私も失敗したことがありますが、過去2年分すべて計上し直すのが大変でした。
支出項目は初期設定が大事。
よく考えて選びましょう。
この記事は"これから家計簿をつける人"、"支出項目に悩んでいる人"向けの内容です。
支出項目は2つの支出からできている
【見本】支出項目一覧表
自分が使いやすい項目を使えばいい
雑費だけは使ってはダメ
【もくじ】
項目・費目は2つの支出からできている

家計支出は「固定費」と「変動費」の2つしかありません。
固定費とは、毎月決まって発生する支払いのこと。
変動費とは、月によって変動がある支払いのこと。
あとはどれだけ細分化するだけかなので、固定費と変動費さえ押さえておけば家計簿は作れます。
内訳一覧
固定費 | 住宅ローン、家賃 水道光熱費 車両維持費 保険料 通信費 教養費 社会保険 税金 |
変動費 | 食費 医療費 日用品 交通費 娯楽費 被服、美容費 交際費 特別費 |
固定費 ⇒毎月支払いが発生する費用
変動費 ⇒月によって変動がある費用
"ざっくり、初心者向け、細かい"の支出項目一覧

3つの項目でざっくり管理
大まかにお金の使い方を知りたいのであれば3つの項目管理がおすすめです。
使うのは固定費、変動費、浪費。
固定費では毎月発生する支出額。
変動費では生活費。
浪費ではそれ以外のお金の管理ができます。
取り扱う項目数が少ない分、手間がかかりません。
ざっくり管理の内訳見本
※表は横にスワイプできます
使う項目 | 内訳 | |
固定費 | 住宅ローン・家賃 | 居住にかかる支出 |
水道光熱費 | 水道、電気、ガス、灯油 | |
車両維持費 | 車両ローン、ガソリン、税金、自動車保険、メンテナンス料 | |
保険料 | 生命保険、医療保険などの任意保険 | |
通信費 | スマホ端末代、月額料、Wi-Fi、郵送料 | |
教養費 | 子どもの教育関係、習いごと | |
社会保険 | 雇用保険、健康保険、厚生年金など | |
税金 | 所得税、住民税、固定資産税など | |
ふるさと納税 | 寄附金 | |
必要経費 | 食費 | 生きるのに必要な食費(主に自炊) |
日用品 | 生活に必要な日用消耗品代 | |
医療費 | 治療、予防医療、入院、薬代 | |
ペット費 | ペットのための支出 | |
交通費 | 公共交通機関による支出 | |
浪費 | 遊興費 | 外食や旅行などの娯楽の支出 |
被服費 | 服、装飾品代 | |
美容費 | 美容院、化粧品、エステなど | |
交際費 | プレゼントや友人や家族と過ごすための支出 | |
生活雑貨費 | 家電代 | |
お小遣い | 個人で自由に使えるお金 | |
特別費 | 冠婚葬祭の費用 |
5項目でシンプル管理
もう少し細かくして5つの項目管理はいかがでしょう?
固定費、必要経費、浪費、投資、特別費を使います。
固定費で毎月発生する支出額。
必要経費で生活費。
浪費でファッションや遊ぶお金。
投資で利回りのある支出。
特別費で冠婚葬祭費を管理できます。
管理と手間のバランスが優れており、初心者向けとなっています。
シンプル管理の内訳見本
※表は横にスワイプできます
使う項目 | 内訳 | |
固定費 | 住宅ローン・家賃 | 居住にかかる支出 |
水道光熱費 | 水道、電気、ガス、灯油 | |
車両維持費 | 車両ローン、ガソリン、税金、自動車保険、メンテナンス料 | |
保険料 | 生命保険、医療保険などの任意保険 | |
通信費 | スマホ端末代、月額料、Wi-Fi、郵送料 | |
社会保険 | 雇用保険、健康保険、厚生年金など | |
税金 | 所得税、住民税、固定資産税など | |
ふるさと納税 | 寄附金 | |
必要経費 | 食費 | 生きるのに必要な食費(主に自炊) |
日用品 | 生活に必要な日用消耗品代 | |
医療費 | 治療、予防医療、入院、薬代 | |
ペット費 | ペットのための支出 | |
交通費 | 公共交通機関による支出 | |
浪費 | 遊興費 | 外食や旅行などの娯楽の支出 |
被服費 | 服、装飾品代 | |
美容費 | 美容院、化粧品、エステなど | |
交際費 | プレゼントや友人や家族と過ごすための支出 | |
生活雑貨費 | 家電代 | |
お小遣い | 個人で自由に使えるお金 | |
投資 | 教養費 | 子どもの教育関係、スキルアップのための支出 |
貯金 | 預金したお金 | |
積立金 | 投資信託、定期預金など将来的に利回りが得られる支出 | |
特別費 | 特別費 | 冠婚葬祭など |
10項目以上でかなり細かく管理
節約したいなら細かく管理しましょう。
細分化することでお金の使い方がより明確になります。
過去データと比較することで節約意識が働きます。
無理なく管理できる項目の数に限定するのがコツです。
多すぎると家計簿をつけるのが億劫になってやめてしまいますから。
なお、管理する方法によって項目は減らせす。
手取り管理であれば社会保険・税金は不要。
貯蓄による支出を管理しないのであれば貯金・積立金も不要となります。
ペットがいなければペット費もいらないですね。
細かく管理の内訳見本
※表は横にスワイプできます
使う項目 | 内容 |
住宅ローン・家賃 | 居住にかかる支出 |
水道光熱費 | 水道、電気、ガス、灯油 |
車両維持費 | 車両ローン、ガソリン、税金、自動車保険、メンテナンス料 |
保険料 | 生命保険、医療保険などの任意保険 |
通信費 | スマホ端末代、月額料、Wi-Fi、郵送料 |
社会保険 | 雇用保険、健康保険、厚生年金など |
税金 | 所得税、住民税、固定資産税など |
ふるさと納税 | 寄附金 |
食費 | 生きるのに必要な食費(主に自炊) |
日用品 | 生活に必要な日用消耗品代 |
医療費 | 治療、予防医療、入院、薬代 |
ペット費 | ペットのための支出 |
交通費 | 公共交通機関による支出 |
遊興費 | 外食や旅行などの娯楽の支出 |
被服費 | 服、装飾品代 |
美容費 | 美容院、化粧品、エステなど |
交際費 | プレゼントや友人や家族と過ごすための支出 |
生活雑貨費 | 家電代 |
お小遣い | 個人で自由に使えるお金 |
教養費 | 子どもの教育関係、スキルアップのための支出 |
貯金 | 預金したお金 |
積立金 | 投資信託、定期預金など将来的に利回りが得られる支出 |
特別費 | 冠婚葬祭など |
項目の内訳は一貫させること

項目が決まったら内訳の内容を一貫させることが大切です。
例えばコンビニで買った食事。
これは食費でしょうか?
それとも浪費でしょうか?
子どもの習い事は固定費?投資?
自動車保険は車両維持費?それとも保険料?
家計簿の分類に正解、不正解はありません。
でも分類の線引きがブレると正確なデータとは言えませんよね。
だから朝昼晩の食事はどこで買おうが「食費」。
子どもの習い事は投資、自動車保険は車両維持費だと決めておくこと。
そして毎回ルールに従って処理することが重要です。
家計簿に大事なのは一貫性。
ただし正確なデータを取るため分類設定は最初に固定して守る
雑費を使うとお金が貯まらない

家計簿に雑費は必要ありません。
雑費とは"こまごました費用を指す支出"であり、会社の経理なんかでよく使われます。
で、雑費を使うとお金の使い方が適当になるんです。(実体験)
人間は自分に甘い生き物でして、少し無駄遣いした支出が分類できないからって
「どこにも当てはまらないから雑費に入れよ~」
となってしまうんです。
要は都合のいいゴミ箱ですよね。
繰り返していると無駄遣いの言い訳が身に着き無駄遣いが増えていました。
なので当時はお金が貯まりにくかったです。
この反省を生かし雑費は撤廃。
新しく装飾品や家電用に生活雑貨費という項目を作りました。
それ以降、不透明な支出がなくなり、貯蓄額が少し増えました。
あなたの家計簿は大丈夫ですか?
つまり節約ができない
だから雑費は使っちゃダメ
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もう悩まない支出項目の決め方
「まとめ」

- 支出項目の大元は「固定費」と「変動費」
- 管理しやすい数の項目を使おう
- 一貫した家計データを取るためには最初の分類設定を決めておくこと
- 雑費がある家計簿は節約しにくい(雑費は家計簿にいらない)

家計簿は続けてナンボ。最初のルール決めは大切です。
では、また。