年間家計簿はエクセルで管理してるウシ(@usiwaka125)です。
「安く済ませるなら永続版エクセルを使おう」
世の中のパソコンは2つにわけられます。
エクセルが入ってるのと、入っていないの。
後者は自分でソフトを買ってインストールするしかありません。
Office製品は公式または公認販売店から買いましょう。
異常に安いものを買うと、使えなかったりや個人情報の流出など。
トラブルの原因になる可能性があります。
この記事は"Excelの買い方、導入方法が分からない"、"パソコンで家計管理したい"人向けの内容です。
エクセルの販売方法と金額の違い
違法品や海賊版には気をつけろ
インストールのやり方
【目次】好きな見出しに飛ぶ
エクセルの販売方法と金額の違い
エクセルの販売方法は大きく分けて3つあります。
販売方法の違い一覧 ※横にスライドできます
商品名 | 販売方法 | 使用期限 | サポート期限 | 金額 |
Microsoft Office Home & Business 2021 | セット売り | なし | 有 | 34,452円 |
Microsoft Excel 2021 | 単品売り | なし | 有 | 14,508円 |
Office365 Personal | サブスク型 | 1年 | 無 | 11,682円 |
(2023年1月17日時点 Amazon パッケージ版価格参照)
違いは以下の通りです。
"Microsoft Office Home & Business 2021"はアプリがたくさん入った「セット売り」です。
支払いは1回のみ。
Word・Excel・Outlook・PowerPoint・OneNoteを使えるようになります。
複数のアプリを使うならセット売りがお得です。
"Microsoft Excel 2021"は、エクセルだけの「単品売り」です。
支払いは1回のみ。
アプリ単体で考えると割高に思えますが、
必要なものだけを買いたい人には安上がりと言えます。
"Office365 Personal"は、サブスクリプション型ライセンスです。
つまり契約期間中だけ利用できるサービスです。
月または年単位で料金がその都度発生します。
買い切りと違うのはサポートの期限がないこと。(詳細は後述)
無期限のサポートを求めるならおすすめです。
Office365 Personalはユーザー1名ですが、
Office365 familyにすると最大6ユーザーまで利用できるなどの違いがあります。
安いのは永続版の単品売り
家計簿に使うだけなら永続版エクセル単品が安上がりです。
セットは20,000円ほど高いし、使わないアプリを買う必要はありません。
サブスク型は毎年約12,000円の支出が発生します。
割高でも15,000円の単品買い切り型が最安と言えるでしょう。
サポート期間について
永続版と言ってもサポートを受けれる期限が設けられています。
現在サポートされているもバージョンはご覧の通り。
サポート期限一覧 ※横にスライドできます
バージョン | 発売日 | メインストリームサポート | 延長サポート |
Office 2013 | 2014/2/25 | 2018/4/10 | 2023/4/11 |
Office 2016 | 2015/9/22 | 2020/10/13 | 2025/10/14 |
Office 2019 | 2018/9/24 | 2023/10/10 | 2025/10/14 |
Office 2021 | 2021/10/5 | 2026/10/13 | なし |
メインストリームサポートとは、MicrosoftがWindowsの発売後に提供するサポート(保守などのサービス)のサイクルのうち、セキュリティ更新プログラムの提供や仕様変更といった主要なサポート業務を提供すること、または、そうした主要サポートを提供する期間のことである。
引用元:wiblio国語辞典
延長サポートは仕様変更や無償サポートは提供されませんが、セキュリティ更新プログラムの提供や有償サポートサービスなどは継続されます。
つまり、延長サポートまでは使えるってことですね。
なおOffice 2021年に関しては延長サポートがありません。
Office 365のサブスク型は契約中であれば常にサポートしてくれるメリットがあります。
逆に永続版はいつかサポートが終了するため新しく買い替える必要があります。
延長サポートを過ぎたとしてもアプリ自体は使えますが、
新しいものに変えることを強くおすすめします。
だってセキュリティ更新プログラムがないから。
セキュリティ更新プログラムとは、製品の販売以降に発見されたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題をマイクロソフトが修正してくれるプログラムのことです。
それがない。
例えるならセコムと契約解除して家中の窓やドアを開けっぱなしにしている状態です。
遅かれ早かれ泥棒が入る。
パソコンならウイルス感染のリスクが高くなるというわけです。
「ウイルス対策ソフト使ってるから大丈夫!」
確かに小さな家なら警備員は数人で足ります。
しかし、ネットという膨大なデータを扱うパソコンは巨大なお城のようなもの。
ウイルスはあの手この手で増えたり、変異したり、侵入を試みます。
個人情報の漏洩、迷惑メールや詐欺サイトへの勧誘の増加、なりすまし被害などに遭う危険性が跳ねあがります。
サポート期間が過ぎたら新しいアプリに乗り換えるのが安全です。
あとパソコンの更新もお忘れなく。
エクセルだけ使うなら単品売りが最安
サブスク型にサポート期限はない
買い切り型はいつかサポートが終了する
サポート期間が過ぎたら買い替える必要がある
エクセルを購入する前にOSとビット数確認

OSとビット数は購入前に調べておきましょう。
永続版エクセルの動作環境は以下の通りです。
・Windows11/10、macOS対応
(※Windows 8.1以前のOSでは使用不可。macOSの最新の3つのバージョンで利用可能)
・使用人数:1人
・使用年数:永続
・PC使用台数:2台まで
・iPadOS/iOS/Andoroidでは使用不可
動作環境にあったOSでなければアプリは起動しません。
必ず購入前に動作環境とOSの2つを確認します。
bit数はインストール時に必要です。
32bit版か64bit版のどちらをダウンロードするかの選択があります。
32bitは32bit版しか使えません。
64bitは32bit版と64bit版のどちらも使えます。
ビット数によって違いはありますが家計簿に使うだけなら大差ありません。
マイクロソフトは32bit版の利用を推奨しています。
個人的にも32bitは無難だと思います。
ビット数を確認してお好きな方を選びましょう。
OSとビット数の確認方法
①左下の[スタートメニュー]の上で右クリック[システム]をクリック
デスクトップに[スタートメニュー]がない場合は、
キーボードの[Windows]キーを押しながら[X]キーを押します。
そして[システム]をクリックします。
これでもできない場合は、
[スタートメニュー]の[マイコンピューター]または[コンピューター]を右クリックし、
[プロパティ]をクリックしましょう。
②[エディション]にOS、[システムの種類]でビット数を確認
この場合はWindows10、64ビットとなります。
Windows 7ライセンスが付与されたパソコンに対しては無償でアップグレードができます。
Windows 10にアップデートしたい場合はこちらからできます。
➡【Windows 10のダウンロード】(外部サイト Microsoftへ)
アップデート手順はこちらの記事がわかりやすいです。
➡【2020年でもWindows10を無料で入手する方法。】(外部サイトへ)
bit数は家計簿程度では大差はない
公式は32bit版の利用を推奨
Office製品の格安品に気を付けて

安い方に目を奪われがちですが、高くても正規品を買いましょう。
そもそもマイクロソフトは破格割引しません。
安く売られているOffice製品は違法か海賊版か詐欺のいずれかの可能性が非常に高いです。
"余ったライセンスの転売"をネットフリマやオークションサイトで見かけたことはありませんか?
あれ、別アカウントではインストールできないので買っても無意味です。
さらに規約で「1ユーザーにつき〇台」って言う制限がある以上、
使わないからといって売るのは規約違反になりかねません。
アカウントごと売ってるのかわかりませんが、
マイクロソフトの規約違反になりかねませんから購入しないようにしましょう。
安すぎるOffice製品をネット通販サイトで見かけます。
特にヤフーショッピングはヤバイくらい非正規品の多いこと。
激安すぎ。
当時定価4万円くらいする製品が送料無料で1,000円だと!?
出典元:Yahoo!ショッピング!!
評価件数が数百件……
とても多くの人が購入しているようですね。
口コミの低評価には「ある日突然動かなくなった」「プロダクトキーが認証されない」などがありました。
それもそのはず。
こういった商品に対して公式から注意喚起がされています。
非正規品の Office にご注意ください。
引用元:Microsoft 非正規品のOfficeにご注意ください。
最近、非正規品の Office を購入されたお客様から、インストールができない、認証ができない、というお問い合わせが急増しています。こうした非正規品は、悪質な業者により実際には利用できないプロダクトキーをセットにしたものや、日本国内では認証できない多国語版のものがほとんどです。またウィルスが混入していたというケースもあります。(後略)
公式サイトの非正規品の見分け方には“Office Professional Plus は、企業向けの商品で一般消費者向けには販売されていません。”とあります。
つまり、上の写真のように個人へ販売することは完全にアウトです。
パッケージも公式のと全然違います。
仮に安く買えて使えたとしても個人情報の横流しや乗っ取りの可能性がある以上、
安全が保障されたライセンスとは言えません。
正規のパッケージは写真のものになります。
パッケージが違ったら買うのやめる。
破格の値段でも買うのをやめる、が正解です。
出典元:Microsoft 非正規品のOfficeにご注意ください。
公式が認めている販売代理店
オンラインで購入は以下の企業が販売代理店になっています。
・Amazon(マイクロソフトのストアに限り)

すぐインストールできましたよ。
安いOffice製品は違法、海賊版、詐欺のいずれか
余ったライセンスの転売は規約違反になるかも
ヤフーショッピングは非正規品が販売されていた
公式から非正規品のOffice製品への注意喚起がされている
公式または公認の販売代理店から買うのが安全
Excel 2019をインストールしてみた

ここからはインストールとセットアップについての紹介です。
かかった時間は1時間以内。
難しい作業はありません。
では、永続版エクセル2019を購入した時の画像を付けながら解説します。
(バージョンが違うと少し異なることもあるでしょうが似たような感じだと思います)
①【office.com/setup】にアクセスしてMicrosoftアカウントにサインイン
アカウントを持っていない場合は[新しいアカウントの作成]をしてください。
出典元:マクロソフトセットアップ
再インストールしたい場合はアカウント名とパスワードが必要になります。
必ず忘れないようにしてください。
②入手したプロダクトキーを入力して[次へ]をクリック
出典元:マクロソフトセットアップ
オンラインコードならメール、パッケージなら紙にプロダクトキーが記載されています。
複数のパソコンに使えるならプロダクトキーは大事に保管しておきましょう。
③[国・言語]を設定して[次へ]をクリック
日本・日本語を選択。
出典元:マイクロソフトセットアップ
④32bitならそのまま[インストールする]をクリック
出典元:マイクロソフトセットアップ
※注意! 32bitのパソコンでは64bitのアプリは動作しません。
64bit版の場合はバージョン変更をしましょう。
(自動でパソコンに合ったbitでダウンロードしてくれるOffice製品もあります)
64bitのパソコンでExcel 2019 64bit版は問題なく動いています。
⑤[セットアップデータ]を開く
ダウンロードページに写真のように表記されています。
クリックして開きましょう。
出典元:マイクロソフトセットアップ
⑥Officeのダウンロード開始
約20~30分ほどで終了します。
出典元:マイクロソフトセットアップ
⑦ダウンロード終了後、メニューにエクセルが追加されている
これでパソコンにインストールできました。
アプリを開けばエクセルが使えます。
エクセルを無料で使えるサイト

無料でエクセルを使いたい!
方法は2つあります。
ただし制限がつきます。
目を瞑れるなら使ってみる価値があるかもしれません。
Office 365 Soloの体験版
体験版を使えば、1カ月期間限定で"Office 365 Solo"の全機能が無料。
利用回数は1つのアカウント、1つのパソコンに対して1回のみ。
2度目はありません。
期間限定で使うならありです。
Office 365のオンライン版エクセル
オンラインでのみ使える「Excel Online」。
一部の機能や関数に制限があります。
①マクロの編集・実行ができない
②一部図形が表示されない
③条件付き書式が追加できない
④ピポットテーブルが新規追加できない
⑤グラフの種類が少ない
⑥保存場所がOne Driveのみ
⑦自動保存のため「保存せずに閉じる」ことができない
⑧CSV形式のファイルが開けない
⑨フォントに制限あり
制限はあるものの、人によっては家計簿だけなら充分かもしれません。
使ってみる価値ありです。
Office 365 Solo の体験版は1カ月限定で全機能が使える
Excel Onlineは環境と機能に制限がある
関連記事:エクセルを使って家計をグラフ化してみよう
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関連記事:背伸びしない節約はストレスになりません
家計簿には買い切りエクセル
「まとめ」
- 3つの販売方法
セット売り⇒ 使うアプリがあるならおすすめ
単品売り⇒ 必要なアプリだけ買うならおすすめ
サブスク型⇒ アプリ買い替えが面倒ならおすすめ - 家計簿でエクセルのみ使うなら単品で買うのが最安
- 購入前にOSとbitの確認を済ませること
- 激安販売されているOffice製品は非正規品だから買わないこと
- 非正規品は使えない、多国語版だった、ウィルスが混入していた報告がある
- 公式が認めている販売代理店が安心
- インストール、セットアップは1時間以内の簡単作業
- 無料のエクセルもあるが制限がつく

とは言え、安物買いの銭失いは避けたいところ。
公式もしくは販売代理店から購入することをおすすめします。
ではまた。