節約するには家計簿をつけなきゃダメ。
でも、家計簿をつける時間も気力もない。
だからうちはずっと貯金ができないままなんだ……。
そんなことはありませんっ!
家計簿をつけなくても、節約はできます!!
どんな『ずぼら家計簿術も続かなかった』という方向けに、家計簿なし節約術をご紹介します。
この節約ができているか、できていないかで我が家は年間100万円の差がでました。
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家計簿をつけないメリット
- 家計管理の手間や時間が省ける
- 節約疲れや苦手意識が芽生えない
単純に手間時間もかからない。
面倒くさがり屋、時間がない方には何よりのメリットでしょう。
家計管理の手間や時間が省ける
家計簿は多くの種類、つけ方があります。
私は家計簿歴4年目ですが、自分にとって記帳しやすい家計簿を作り上げるのに約2年かかりました。
このように家計管理初心者が、「相性が良い」「自分の好み」のものを探すに時間がかかることもあります。
さらに、キャッシュレス化による支払い方法の多様化。
夫婦の家計管理といった、複数人の収支把握。
日々の仕事や育児で時間が取れない、など。
家計簿を始めるだけで、いくつもの面倒くさいことが増えます。
つまり「家計簿をつける意味はある!」は全員に通用しないのです。
節約疲れや苦手意識が芽生えにくい
手間と時間をかけて家計簿をつけても、節約に繋がらなければ家計簿をつける意味を見失います。
1度の失敗で人は簡単に苦手意識が芽生えるし、嫌なことを継続できるほど意思は強くありません。
家計簿は手間がかかる割に、節約効果が出ないもの。
割に合っていない。
節約は我慢するもの。
こう思うことが当たり前になると、家計簿どころか節約からも遠のき、家計改善が実現不可能になります。
つまり、家計簿をつけないメリットは「自由」。
節約をするのに家計簿よりも大事なこと

- 節約行動を起こせているか
- 節約行動を継続できているか
私は家計簿をつけているものの、必ずしも『家計簿=節約成功』になるわけではないと感じます。
金遣いの荒い人が家計簿をつけたとしても、浪費癖が治らない限り節約ができないのと同じ。
節約の本質は「家計簿をつける、つけない」に関係ないのです。
家計簿をつけていたとしても、節約を継続できない限り元の生活に元通りになります。
逆に言えば、節約を日常生活に取り込んでしまえば家計簿を卒業しても問題ありません。
つまり、大事なことは「いかに無理なく節約を生活に取り込むか」。
節約のコツ「固定費削減」

- タダでできる
- 節約効果が大きい
- 1回の行動でずっと節約効果が続く
- 5分あれば誰でもできる
- お金の使い方について考え直すきっかけになる
当ブログでは何度も解説しているのですが、まず最初に節約すべき項目は固定費です。
毎月発生する支出を1,000円でも減額できれば、年間節約12,000円になります。
実際に私は電力会社を乗り換えて、年間電気代は7.9万円。
総務省統計局の家計調査の2018年電気代平均額によると、3人家族は約13.2万円。
要は、平均より年間約5.3万円も安く電気を使えています。
他にもこんなことをしました。
・ガス会社を乗り換えて去年より年間7,365円安くなった
・Softbankから格安SIMに乗り換えて月額10,000万円から2,000円以下
・ネット保険に切り替えて、保険料半額以下
電気、ガス、スマホ代、保険の共通点は、節約しても生活レベルが下がらない点です。
電力会社も所要時間5分。
タダでできて、1度乗り換えさえすれば、自動で毎月節約効果を得られます。
ストレスも感じにくく、節約の成功体験によりお金の使い方の価値感すらかわる可能性もあります。
あなたもレッツ、固定費削減!
詳しいやり方は、過去記事で紹介しています。
不正利用対策のためクレジットカード明細確認は必須

- 詐欺から大事な資金を守る
節約も大事ですが、トラブルからお金を守ることも大切です。
家計簿をつけなくても節約はできますが、詐欺にあう可能性はあります。
昨今はキャッシュレス決済が主流になりつつあり、ネットショッピングを使う機会も増えましたね。
2020年6月には、16歳の高校生がスーパーのバイトで他人のクレジットカード情報を暗記し、約120万円を悪用。
同年7月には、17歳の男子高校生が給油所バイトで他人のクレジットカード番号を不正入手して、悪用された事件も起きています。
高校生が!?と思いますが、「悪用は簡単にできるもの」という認識が重要です。
詐欺や不正利用を防ぐためには、最低限でもクレジットカード利用明細書の確認と、口座金額を把握をしましょう。
私は家計簿をつけると同時に、利用明細書との照合を行っています。
その他にも、クレジットカードを利用した際にメール通知が来るように設定や、二重パスワード設定にするなど。
カード会社のセキュリティサービスをフル活用して、悪用されないように注力しています。
キャッシュレス決済やネットバンクを利用している方は、セキュリティ意識を高く持ちましょう。
愛用している楽天カードの利用明細と家計簿の照合方法は、こちらの記事で解説しています。
家計簿をつけないデメリット

- 家計のキャッシュフローが把握できない
要は、世帯収支の全体像が見にくく、変動費の節約がしにくいってことです。
変動費とは毎月支出が変わる支出の事で、食費や日用消耗品費などの生活費や、浪費が該当します。
変動費の節約はストレスを感じやすいものが多く、アイディア・労力・我慢の積み重ねが成す節約術とも言えます。
こういう場合は、予算を決めてやりくりするという方法が最もポピュラーですね。
ただし、木を見て森を見ずという状況になり、他にも節約ができる所を見落としてしまっている可能性もあります。
節約できている実感も得にくい、という面も。
対策方法:2項目メモ家計簿をつける
節約効果を数字で実感したほうが、モチベーションが上がり、節約が継続しやすくなります。
そこで、簡易的な家計簿のつけ方を最後にご紹介します。
方法は主に3つ。
①最低限の項目数を使った簡易家計簿
②やりくりする袋分け家計簿
③アプリ家計簿で自動家計簿
最低限の項目数を使った簡易家計簿
「固定費」「変動費」の2種類だけのメモ書き家計簿。
家計簿といえば、細かく書くイメージがあるかもしれませんが、あなたにとって使いやすく長続きする家計簿が正解です。
今回は家計簿をつけない節約のやり方ですから、2項目でも十分。
支出項目の数が多いほど管理が面倒ですから、項目を減らしてみてはどうでしょうか?
もう少し細かく知りたい場合は、「固定費」「必要経費」「浪費」「投資」「特別費」の5項目を使用するなどして支出を細分化するといいでしょう。
支出項目については、こちらの記事でまとめています。
やりくりする袋分け家計簿
数字を書くのが面倒という方は、封筒に現金を入れて、そこからやりくりする袋分け家計簿という方法があります。
月初めに予算分の現金を入れて、その中でやりくりする。
締め日に現金が余ったほど、今月自分頑張った!と思えます。
欠点は、キャッシュレス決済やまとめ買いに不向きなところ。
袋分け家計簿を1年やって感じたことは、こちらの記事でまとめています。
アプリ家計簿で自動家計簿
キャッシュレス決済に一番向いているのが、クレジットカードや銀行口座と連動できるアプリ家計簿です。
初期設定はちと面倒ですが、そこさえクリアしてしまえば後は全自動で更新されます。
最も現代に合った手間いらず家計簿ですね。
セキュリティがしっかりしているアプリ家計簿を選びましょう。
おすすめはマネーフォワード。

➡【マネーフォワードMEのセキュリティ体制】
利用者も1,000万人以上なので、サービス終了もなさそうですね。
時間がない、自分では何もしたくないという方におすすめです。
家計簿をつけなくても節約はできる まとめ

- 家計簿をつけないメリット「手間も時間も省ける」「節約苦手意識が芽生えにくい」
- 節約で最も大事なことは家計簿ではなく「節約行動を起こし、継続できているか」
- 節約のコツは固定費削減をする
生活レベルが下がらない節約で継続しやすいなど、5つのメリットがある - 家計簿に関係なく、クレジットカードの利用明細書と口座確認やセキュリティアップなど不正利用対策は必須
- 家計簿をつけないデメリットは家計収支の全体像が把握しにくい
- 簡易家計簿や予算をたててやりくりするなどすると対策してみよう

家計簿「つける・つけない」ではメリット・デメリットがありますが、自分に合った家計管理や節約ができてさえいればオッケーです。
私も今みたいに細かくつけなくてもいいんですけど、年間収支だけは知りたいがために継続してます。
つけても良し、つけなくても良し。