岐阜県出身、神奈川県在住のウシ(@usiwaka125)です。
「地元に帰りたくない理由」ってことで、田舎の嫌いなところを紹介します。
前もって言っておくと田舎は好きですよ!!
好きだけど住みたくないってやつです。
岐阜県と言う田舎に23年、神奈川県に7年住んだ経験をまとめました。
仕事や結婚で田舎に移り住む。
今は都会だけど夫婦間で田舎にいずれは帰るなど。
田舎へ移住する方の参考になれば嬉しいです。
【もくじ】
ズバリ!田舎のココが辛い
「凝縮7選」
- コミュニティが狭く、おせっかいで考え方が古い
- 娯楽がない
- 特に交通網が不便
- あらゆる場面で選択肢が少ない
- 天候が厳しい
- 生活費は都会と比べて変わらない
- 20年も住めば充分
虫より人が嫌い
「狭いコミュニティと古い考え方」
洗濯物につくセミや部屋に突如現れるムカデより辛いのが人付き合い。
例えば田舎に住むとこういうことが起こり得る。
・入会必須の自治会と付き合い
⇒自治体に入らないとゴミが出せない
・なぜか入団させられる消防団
⇒土日の昼過ぎから訓練&夜は飲み会
・母が駆り出されるお葬式のお手伝い
⇒亡くなった人と同じ班の奥さんたちが自治会に集まってご飯の支度
・SNSより早く拡散される噂話
⇒入学先・恋愛・結婚・離婚・就職先はご近所に知れ渡る
・家を継ぐのが当たり前という考え
⇒長男=後継者が一般常識
要するに田舎は
①持ちつ持たれつ精神
②跡継ぎ
が重要視されやすいってこと。
例えば田舎あるあるだけど、
(大量の野菜)
これ、御法度ね?
「持ちつ持たれつ」なんだから何かしらお返しが必要ってわけ。
例えそれが自家製野菜だったとしても。
よければもらってやってください……のスタンスだとしても。
物々交換が基本。
お返しは必要です。
『おおかみこどもの雨と雪』にもそういうシーン出てきますよね?
うちの実家は農家じゃないからわざわざ店で買ってお返ししてたりする。
日本人ならではの奥ゆかしさですが、田舎は頻度が多いので困ったりします。
さらに面倒なのが後継者問題。
田舎の人と結婚するならある程度の覚悟が必要だと思います。
「長男=家を継ぐ」
これが田舎の一般常識。
ドラマのような話だけど、
男の子を産めというお姑や、
あからさまに男児の孫を特別かわいがる祖父母とかいます。
友人(女性)はそういう類で一時ハゲちゃったこともあるくらい。
極端に言えば男尊女卑の考えを持つ人もまだいるってことです。
全ては閉鎖的なコミュニティが原因だと思ってます。
若い人が少なくて今まで通りのやり方がまかり通ってるから変わらないのは至極当然なのかもしれません。
とは言え、数年前から地元での冠婚葬祭の手伝いはほぼなくなりました。
葬儀場で全てやってもらえるってのと、
お菓子ばら撒くのもういいよね?って感じで見なくなった。
本当に少~しずつですが変化してます。
ここで伝えたいのは「田舎には暗黙のルールが幾つかある」ってことです。
ルールを破れば村八分にもなりかねませんから疲れるの。
裏を返せばコミュニケーション能力が怪物ランクで、
時間やお金を他人に使うのが苦じゃないって人は田舎に住む素質が充分と言えます。
- 田舎は人付き合いがめんどくさい
- 結婚になると跡継ぎ問題がさらにめんどくさい
パチンコかショッピングモールくらい
「田舎娯楽が無さ過ぎる問題」
田んぼ畑とショッピングモールとパチンコ屋しかない。
娯楽が少ないことの何が嫌って、
出先でバッタリ人と会うイベントが多発する!
たかが2週間の帰省期間中にも高校時代の同級生と鉢合わせました。
都会だと人が多すぎて気づかなくて済むのに……。
あと趣味も不健康。
車やギャンブル、ゲームに走り勝ちだったりする。
んで、パチ屋でバッタリ知り合いと会うのだ。
つまり健全な趣味を見つけにくいのが田舎だと思ってます。
ただ秘境の地くらい何もなければまた話は変わってくるはず。
- 田舎に住むとギャンブル、車、ゲームが趣味になりがち
車が乗れて当たり前
「交通網が不便すぎる」
高校3年生の秋ごろから多くの学生が自動車学校に通って免許を取ります。
なぜかって?
田舎は車社会だから。
都会の電車に慣れてしまったら田舎は超不便に感じると思います。
1時間に数本しかない電車。
賃料は高い。
バスも本数がない。
始発は6時近くで最終が20時台。
割と田舎はこれがデフォ。
だから田舎は車必須と言われてます。
車ありきで目的地まで走る必要があるってのも不便。
都会ならその辺散策してたらフラッとカフェによる、書店に行くってできるけど田舎は無理。
コンビニですらしばらく走らないとないからね?
フラっと行動したいならショッピングモールへ行くしかない。
1人1台車を所持するのが当たり前。
維持費がそれなりにかかる。
- 田舎の公共交通機関は都会より不便
- 一人一台車を持つのが当たり前とされる
車の維持費や便利なエンジンスターターについてはこちらでまとめています。
ネットで情報を仕入れても
「選択肢が少ないから活かせない」
田舎でもネットが使えて当たり前の時代。
なのに選択肢が少なくて活かしきれないってのがあります。
例えば電気代が高いから電力会社を乗り換えよう!と思っても、
・乗り換え先が少なすぎる
・地方電力会社の紹介記事が少なくて詳細がわからない
ってことがザラにあります。
買い物然り、病院然り、ネット回線然り、進学先然り、就職先然り。
クソと分かっていてもそこしか使えないって言うのが田舎。
選択肢が多いのは間違いなく都会です。
人が集まる場所の方が多様性が生まれるのは当たり前。
- 情報は手元にあるのに使い道がない
- 田舎には多様性がない
光熱費に関してはこちらでまとめていますので参考にしてください。
単純に辛い
「夏は猛暑で冬は雪が降る」
地域差がある話ですが岐阜はとにかく気候が厳しい!
岐阜はエアコンなしでは生きていけない。
夏は連日猛暑。
冬は山から冷たい風が下りてくるから路面凍結は当たり前で雪が降ることもあります。
積雪になれば無償労働の雪かきイベントが早朝から発生。
それに比べたら神奈川は住みやすいですよ。
岐阜ほど暑くない。
路面凍結もしなければ雪も滅多に振らない。
税金が高いですけどね。
住みやすい気候ってだけで生活幸福度がグッっと上がります。
- 地域によるが田舎の夏と冬はしんどい
金銭的にどうよ?
「生活費ほぼかわらん」
家賃は都会の方が高いし、物価も高いやろ?
って思ってた昔の自分は間違ってました。
都会の生活費は田舎とそう変わらない。
確かに家賃などは高いけど、
その他の生活費は圧倒的に安く済むからです。
車を所持しないだけで年間100万円は浮く。
人口が多い分、価格競争が起こるので野菜や肉など食品も田舎のスーパーより安い。
新電力会社、ガス会社の選択肢が多いから光熱費も抜本的に安くできる。
自治会費もかなり差がある。
岐阜の実家は年間約1万円弱に対し、
うちは年間約4千円。
半額以下です。
自治会入会費も全く違います。
最近家を建てた弟は10万円くらい支払ったそうです。
高ッ!
うちは入会費という概念すらありませんでした。
どうしてこんなに差が出るのかと言うと人口が多いか少ないかの違いが大きいです。
分母が大きいと自己負担は安く、
分母が小さいと自己負担は高くなる。
単純な話です。
労働力も同じことが言えます。
清掃活動も2~3ヵ月に1回が田舎のデフォ。
今住んでるところは年1回来るかどうか。
田舎は見えないところでお金も時間も搾取される。
- 家賃は安くてもその他で高くつくのが田舎
結論
「田舎住みはもう十分満喫できた」
田舎は好きだけど年数回味わえれば充分。
帰省や旅行でたまに行くと「田舎はやっぱりいいなぁ」と実感します。
空気は住んでて美味しいし、
水道水もミネラルウォーターみたい。
のどかな風景と伸び伸び遊べる空間は子供にとっても嬉しいでしょう。
「たまに」だからいいの。
地元に帰りたいか?と聞かれれば私は迷わずNOと答えます。
選択肢が多くて便利な都会の方が住み心地が良いからです。
- 田舎は体験できらたら満足できる
- 永住になると話は別
旅行や観光のレビューはこちらでまとめています。
夫の単身赴任で超悩む
「地元に帰るか母子で残るか」
- 母子でたくましく生きようぜ
- 旦那は月2回会えるんだし
この記事を書いた理由はつい昨日、旦那の単身赴任が決まったからです。
改めて考えたら「田舎は嫌だな」って思いました。
赴任先は名古屋。
要は実家に近いから
①家族みんなで地元に赴任期間中だけ帰る
②単身赴任を貫くか
で超悩んだわけです。
結果②を選びました。
だって少しでも選択肢があって多様性のある環境で子どもを育てたいと思ったから。
ぶっちゃけ私にとって田舎で育ってよかったことなんて自然の中で野猿のように遊べたことだけ。
それ以外で田舎の良いところは皆無。
ばあちゃんの口癖は「可愛い、可愛い跡取り息子」。
そう言って弟をよく可愛がっていた。
自分も可愛がってもらっていたけど、
どこか弟と私は違うのだと幼いころから感じてしまった。
毎週のように両親に連れていかれるパチンコ屋。
(子供もパチンコ屋に入れた時代がありました)
祖父の名前を出せば即身バレ。
ためにならない他人の噂話が好きな大人たち。
スニーカーを履こうとしたら先約のムカデに刺されたこともあった。
関東に住んでから地元に戻るとタメ口の店員に違和感しか感じない。
小さい頃から田舎を嫌いになる要素は身近に潜んでいたんだと、
記事を書きながら再確認できちゃったよ。
田舎は体験できる遊び場としてたまに戻りつつ、
教育は都会の方が息子にとって役立つと考えています。
旦那と離れるのは寂しいけど新しく始まる学校生活でいろんなことを経験して欲しい。
言うて旦那とは月2回は会える予定だし。
今の生活より会える頻度が少し減るくらい。
離れているからこそ家族の時間を大事するって気持ちも芽生えそうな気がします。
部屋探し、お引越し
「おすすめサイト」
チャットで物件探しができる「イエプラ」。
忙しくて不動産会社に行く時間がない。
深夜しか自由時間がない。
そんな人におすすめの待ち時間なしの家探しサイト。
➡【業界初「チャット不動産」待っているだけで、最新のお部屋情報が届く】
全国の賃貸情報を取り扱う大手不動産会社「アパマンショップ」。
掲載物件は180万件以上。
メールでの問い合わせで来店しないお部屋探しがすぐ出来ちゃいます。
➡【敷金0礼金0のお部屋探し アパマンショップ】
290社以上の中から一括見積りができる便利サイト「引っ越し侍」。
引っ越し料金を安くすることができるため満足度が高いのが特徴。
学生から単身赴任などの単身パックから、
シニア、レディースプランなど。
あなたの生活に合った引っ越し見積りが10社まとめてできます。
1月から3月が繁忙期。
➡【引越しっていくらかかるの?引越し屋】
田舎出身だけど田舎が嫌い
「まとめ」
- 田舎の人付き合いはTPOをわきまえないから面倒くさい
- 結婚すると跡継ぎ問題が絡んでくる
- 娯楽が無さ過ぎてギャンブル、車、ゲームが趣味になり勝ち
- 遊び先も限定されるから出先で知人にバッタリ会うことが多い
- 車がないとマジで不便
- 知る権利はあっても実行できる環境がない
- 夏は猛暑で冬は豪雪は辛い
- 田舎と都会の生活費はあまり変わらない
- よく考えたら幼少期から田舎嫌いだった
- たまに遊びに行くだけで田舎は充分楽しめる
両方経験してどっちがいいねってならわかるんだけど、
片方だけ「いいよ」「おすすめ」って言うのはあまりに無責任じゃないかな。
てなわけで別の記事でお会いしましょう~。