【自分で後付け】1.5万円でエンジンスターター取り付けてみた

暑さと寒さに弱いウシです。

エンジンスターター、便利すぎて手放せない。
乗車前に冷暖房がついてるって最高すぎ。

標準でついてる車種があれば、オプションで付ける人もいるエンジンスターター。
うちは自分で後付けしました。
子どもが産まれた、体調や気温の変化が辛い方は必見です。

取付作業風景がわかりやすい動画を後半で紹介してます。
ざっと見てから自分で取り付けるかを判断しやすいと思います。

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エンジンスターターとは?

エンジンスターターとは、車から離れた場所からエンジン始動や停止できる遠隔システムできるカーアイテムです。

"遠く離れたところから冷暖房をつけれる"のが素晴らしい。
エンジンをつければオンにしてた冷暖房も同時に稼働します。
出勤前や外出先ではありがたいです。

操作するリモコンはこれ。
車のキーとまとめています。

子どもと車で出かけるのに必要だった

子育てしてると車移動がしんどいと感じることありませんか?
その要因のひとつが車内温度によるぐずり。

夏の外遊びで汗だらだらなのに車内がサウナのよう。

で、ぐずって泣く。

見事なエビ反りで抵抗するからシートベルトができない。
どうにかなだめたり、力づくで座らせたり。
帰宅するだけで身も精神も削られまくり。

ただ楽しく外遊びしたかっただけなのに。
子どもとのお出かけが辛い……。

そんな時、ふと旦那の話を思い出しました。
実は出産してすぐに旦那がエンジンスターターを勧めてきたことがあったんです。

旦那

遠隔で車のエンジン付けれるのがあるんだけどつけない?
車に乗るときには冷暖房がついてて息子とのお出かけに良いと思うんだ。

当時は「車にお金かけたくない」と断っていました。

それを思い出して旦那に話を聞いて取り付けることになりました。

子育て中に使うメリット

使って感じたメリット
  1. 心が穏やかになる
  2. やけどや汗疹の心配が減る
  3. 屋根なし駐車場が気にならない
  4. ペットとの車移動がしやすい

心が穏やかになる

夏の子連れ外出では大助かりです。
帰宅する5分前にはエンジン稼働。
車に乗るれば車内の方が涼しくて自らおとなしく座ってくれることが増えました。

車でのぐずりは格段に減ったため、母は心穏やかでいられます。
大人だって夏は涼しく、冬は暖かいほうが嬉しいですよね。

やけどや汗疹の心配が減る

息子の肌トラブルが減りました。

夏になると必ず汗疹になっていた息子。
冷房がついた車に乗車することでチャイルドシートが冷えたおかげか、いつもより汗疹になりにくい。
皮膚科に行く頻度も減少。

さらにシートベルトでやけどをしそうになる心配もありません。
乳幼児期のぷにぷにあんよを傷つけないようにどれだけ気をつけたか。
大人だって夏のシートベルト金具は危険ですもん。

肌疾患がないと寝つきが良くなる嬉しい余波も。

屋根なし駐車が気にならない

エンジンスターターがあるから屋根の有無が気になりません。
また、風向きを設定しておけばハンドルが握れる。
夏の車内サウナにサヨウナラ。

ペットとの車移動がしやすい

帰省には飼い猫を連れて行きます。
片道4時間ほどなので途中で休憩をはさむわけですが、ペットを放置するのは心配。

でもエンジンスターターを付けておけば暑さや寒さには対応できます。
猫たちはトランク内で自由に動けますが、丸まって寝てることが多いです。
サッとトイレを済ませるくらいはしたいし、連れ出すわけにもいかないので車で留守番。
そんなときに役立ちます。
エンジンの振動と暖房で静かに寝てくれるから運転に集中できる。

使って感じたデメリット

使って感じたデメリット
  1. 取付費用がかかる
  2. ガソリン消費量が増える
  3. バッテリーに負担ががかる

取付費用がかかる

安くても3万円くらいお金が必要です。

エンジンスターター本体は1~4万円。
その他の部品に数千円。
業者だと工賃に1~2万円。

ガソリン消費量が増える

エンジンをつける回数、アイドリング時間が増えるためガソリンの消費量が増えます。

製品によりますが、うちが使ってるのは乗車したら一度ブレーキを踏んでエンジンを停止させます。
それからキーでエンジン点火して発進します。
1回余分にエンジンを稼働させている分、ガソリンは消費してます。

バッテリーに負担がかかる

バッテリーに負担はかかります。
しかし、バッテリーが上がるかは車種やバッテリー容量で違います。

バッテリーは車の電池のようなものです。
そして停車中でも電力を消費しています。

エンジンをかけずにカーオーディオを付けたり、ヘッドライト・ブレーキランプ・ルームランプが点灯するのもバッテリーのおかげです。
これを待機電力といいます。
ドラレコの停車録画機能やスマートキー、ETCなども待機電力を消費しています。
待機電力がバッテリーの容量を超えると"バッテリーが上がった"状態になります。

エンジンスターターを取り付けるとバッテリーが上がりやすくなるって聞いたことありませんか?
それは一概にエンジンスターターだけが悪いのではありません。
単に待機電力量がオーバーしただけ。
容量が多いバッテリーに交換するといいでしょう。

と言っても、日常的に車に乗る環境であればバッテリーが上がる心配はほぼありません。
なぜならエンジンを利用してバッテリーは充電されているから。
つまり、定期的にエンジンを60分ほど回転させるなら問題なし。

ただしバッテリーは劣化するため2~3年に1回交換しましょうね。

旦那

鍵が大きくて邪魔になるって意見もあるけど?

ウシ

しょちゅう物を失くす私から言わせると大きい方がなくさない。
だからデメリットではない。

旦那

物は言いようだ。

操作方法

ピッピッっとボタンを押すだけです。

やろうと思えば、子どもでも使えます。
日頃から車のキーは触らせていないのでいたずらされたことはありません。

発進しない安全設計

エンジンスターターによる急発進や盗難の心配はほぼありません。

うちのはカーメイト製。
アクセルやブレーキを踏んだり、5分以上のアイドリングでエンジン停止する仕様。
仮に子どもが車に乗ってアクセルやブレーキを踏み込めば停車します。

ドアロックまたは解除で停止するもの、ドアロックをしないと作動しないものなども。
安全対策は製品によって異なります。

安全設計か確認してから買おう

最近の製品であれば"エンジンが停止する"安全設計が当たり前です。

エンジンスターターの発進トラブルが多発した2003年以降。
国土交通省の呼び掛けで各製造メーカーが安全な製品を作るようになりました。

国としては「購入者はご発進の防止対策の安全対策がされた製品を選んでください」とのことです。
➡【遠隔操作式エンジンスターターの安全対策について】(外部サイト)

念のため安全対策された製品か確認してから購入してください。
パッケージや販売サイトの商品概要に記載されているはずです。

ちなみにマニュアル車への取り付けはできません。

値段や取り付け費用

自分で取り付けて総額15,100円でした。

製品は楽天市場で購入。
ディーラーやカーショップで購入するより安かったです。

内訳

使ったもの金額
スターター本体
カーメイトTE-W9000
12,500円
専用ハーネス2,600円
総額15,100円
2017年5月時点
製品は廃盤になってます

オートバックスの取付費用

カーショップで取り付けるなら店舗で商品を買った方が安くなりやすいですよ。
持ち込み料金がかかりますから。

オートバックスの工賃

方法取り付け費用
店舗で商品を購入5500円~
商品を持ち込み11000円~
2022年時点

電話で問い合わせたら大まかな金額を教えてくれました。
持ち込みは倍の工賃とられますね。

車種や取り付け商品によって値段は変わります。
店舗で見積もりを取るのが的確です。

関連記事 持ち込みで整備してもらった話

製品の選び方

エンジンスターター本体の選び方
  • 車種に適合しているか
  • 価格
  • 性能

車種に適合しているか

必ず愛車に適合しているものを選んでください。
適合していないと使えません。

適合確認は各メーカサイトから調べます。
メーカーと車種、年式から適応しているエンジンスターターやハーネスを検索しましょう。

適合検索サイト(各メーカーの外部サイトへ飛びます)

価格

エンジンスターター本体でかなり価格差が出ます。
ハーネスなどの部品は車種で決まるし、金額も数千円なので悩むことはありません。

純正品は誤作動がほぼなく安全性が高いと言えます。
アフターケアも万全。
また、取り付けやトラブル含めメーカーにお任せという意味では悩みません。
製品自体の保証は社外品と同じく1~5年ほど。
何かあればメーカーに相談っていう点では安心と言えます。
車のキーとエンジンスターターをまとめてひとつになるタイプなら持ち運びがスマートにすることもできます。
ただし価格は高め。

社外品はコスパがとても良い。
種類が多いのでざっくりですけど純正品と比べ高性能で安いです。
メーカー保証は本体3~5年、リモコン1年が一般的。
取り外しや取り付け費用は保証外が普通です。
なお、個人での取付は保証対象外とするメーカーもあります。

一長一短な純正品と社外品。

純正品と社外品の特徴

製品相場特徴
純正品1~7万円安心安全
価格が高い
種類が少ない
社外品1~4万円高性能
価格が安い
種類が豊富

性能

ぶっちゃけ普段使いで大きな性能の差を感じることはほぼありません。
強いて言えば社外品の方が高性能であることが多いです。

車を作って販売するメーカーのエンジンスターターと、カーアイテムを開発して販売する社外品メーカーのエンジンスターター。
当然ながら後者のほうが製品サイクルも早ければ、その分開発もしているわけです。
なので高性能なのは社外品が優勢。

あとは集合住宅や勤務先で使う場合は電波の届く距離は確認しましょう。
社外品では最大距離1,500mなんてのもあります。
純正品はそういう情報がネットで調べることができず比較できませんでした。
障害物が大きいと電波は届きにくくなります。
ネットの口コミなどを参考にするといいかもしれません。

何より大事なのは安全対策です。
こればかりは商品によりけりなので比較するしかありません。

おまけ:社外品なら最新か型落ちか

価格優先なら型落ち、性能優先なら最新。

うちは型落ちで充分でした。
だってあまり性能かわらないんだもの。

微妙な違いがあるので性能を比較するのが確実です。
トヨタ・アルファード(型式AGH30W/AGH35W)で比べましょう。

比較

背景に色がついている箇所が性能が違います。

仕様最新
TE-W80PSB
型落ち
TE-W73PSB
最大見通し15000m2500m
市街地最大1500m500m
アンサーバック機能
アンテナ内蔵リモコン
車載アンテナ薄型車載アンテナインダッシュアンテナ
ドアロックオプションオプション
車内温度表示
エコモード×
防犯LED機能×
送信時間4秒40秒以内
送信休止時間50m秒以上2秒
電源電圧DC12VDC12V
消費電流約17mA約13mA
メインユニット
作動温度範囲
-20℃~+70℃-20℃~+70℃
リモコン重量約34g約28g
販売価格37,800円28,380円

9,420円払って電波距離3倍、アイドリング自動カット、気持ち程度の防犯効果アップが必要か?

私はいらないかな。
型落ちの電波距離で足りるので。

こんな感じで機能と価格を比較して納得できるものを選びましょう。

関連記事 車検だって見積もりで比較すると数万円の節約になります

取り付けは自分か業者か

エンジンスターターの取り付け方は意外と簡単です。
でも業者に委託したほうが確実で安心ってことは先に言っておきますね。

うちは旦那が取り付けました。
車いじりが好きで手先が器用なタイプです。

彼はネットで情報収集して初めてのエンジンスターターを取り付けました。

ウシ

エンジンスターターの取付って大変?

旦那

作業に1~2時間は必要
説明書だけでできる人はできる。
わからなければ「車種 エンジンスターター取付」と調べたら動画やブログでまとめてくれてる。

作業のイメージがしやすいよう2本の動画リンクを貼っておきます。
動画を見て「無理」と思ったら業者に任せるといいと思います。

参考動画

ダイハツのムーヴコンテにカーメイトのエンジンスターター取付動画
車いじり慣れしている方が作業しています。

 【リモート操作】エンジンスターターを取付て乗車前に冷暖房きくようにしてみた

トヨタのサクシードにカーメイトのエンジンスターター取付動画
素人の方が作業して無事、取り付け完了してます。

 サクシード・プロボックス エンジンスターター取り付け

必要な工具

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関連記事 車の維持費を安くするにはできることは自分でやること

ウシ

エンジンスターターがあると冬と夏が快適です。
数年使っててトラブルや誤作動は一度もありません。
車に乗り続ける限り使えるんだから2~3万円なら出す価値ありです。
ではまた。

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