【値切るコツ】秒で話がまとまる価格交渉術

突然ですがあなたはお金を払うとき値切りますか?

関西人は値切ってナンボとかってよく聞きますけどどうなんでしょうか。

私は物によっては値切ります。

でも多くの人は「値切りたいけど恥ずかしい」とか「長々話した挙句数千円くらいなら定価でいい」って言う人もいるでしょう。



そこで今日は「ウシの秒で話がまとまる価格交渉術」を紹介します。

価格交渉って会話だけがすべてじゃありません。

準備段階が一番大事なのです。

スマートな値切り術を知りたい方向けの記事となっています。

≪聴くブログ 主婦チャンラジオ≫

家のメンテナンスを安く済ませた経験談はこちら。

「キッチン編」と「トイレ編」があります。

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新居へ引っ越し
「食器棚の値切り経験談」

値切り実例の概要
  1. 欲しかった食器棚27万円を23万円で購入

    値切り額4万円

  2. 交渉時間10分

値切り交渉がわかりやすいように私の経験談を上げたいと思います。



ウシ家は新居に引っ越すため、食器棚を買うことになりました。

色々調べて綾野製作所のユニット式食器棚に決定!

購入店や価格などを調べるため数店舗をめぐり、予算は23万円に設定。

そしていよいよ購入日当日。

家族3人でお店へ行き、旦那と息子は店内をウロウロ。

交渉は私だけでします。

ウシ
すみません、食器棚を買いたいんですけど。
店員
ご案内します。こちらです。

気になる商品などはありますか?
ウシ
実は買う商品をもう決めてきてるんです。

綾野製作所のユニット式で、サイズと色と天板は……(説明)
店員
なるほど。

色々調べてこられたんですね。
ウシ
はい。色んなお店を見てまわりました。

今日はこちらで購入しようと思って来ました。
店員
ありがとうございます。
ウシ
ちょっとお伺いしたいんですけど、値引きって可能ですか?
店員
えぇ、大丈夫ですよ。

少々お待ちください。

(電卓叩く)

お姉さんの豪快な買い方が気に入りました。

これでいかがでしょうか。

店員さんが提示した金額は24万4千円でした。

承諾し、店員さんは請求書を作成するためレジへ。

私たち家族は待合室へ案内され、ジュースで一服。

そこで考えていたことはただ一つ。

あと1万4千円値切りたい…ッ!!

旦那に「ちょっと行ってくるわ」と言い残し、再度交渉します。

ウシ
すみません、夫に相談したら予算はどうしても23万円って言われてしまって。

あと少しどうにかなりませんか…?
店員
んー……わかりました。

折角の新居への引越しですし、ここは旦那さんを立てて23万円にしましょう!
ウシ
ありがとうございますッ!

こうして希望通り欲しかった食器棚を予算内で買うことができました。

交渉時間は10分以内です。



さて、上記の交渉の中で値切るコツが4つありましたがあなたは気づいたでしょうか?

誰でも簡単にできる
「スマートに値切りるコツ4選」

値切るコツ
  1. 相場を知る

  2. 価格交渉の落としどころを決める

  3. 店舗の上司っぽいスタッフに声をかける

  4. 買う意思を必ず伝える

価格交渉に最も重要なこと
「相場を知る」

値切り交渉の成功は7割ここで決まると言っても過言ではありません。

それくらい相場を知ることは重要事項です。

相場とは商品が取引されるその時その時の値段のことを指します。



例えば洗濯機一つでもヤマダ電機、ノジマ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオン、ジョーシン、コジマ、Amazon、楽天など販売店やサイトによって値段は全然違います。

この場合、販売価格の平均がその地域の相場だと言えます。



手順としては「購入商品を決定」⇒「実店舗とネット価格把握」です。

お目当ての商品が決まらない限り相場を調べることはできませんからね。

私は4~5店舗くらいインテリアショップを回って売り値を把握しました。

物によってはネットで販売されていないものや、ネット価格より安いものもあるので実店舗を見に行くのはアリだと思います。



ついでにお店の雰囲気や接客対応もチェック。

この下調べが一番時間がかかるのよ。

何でも値切ればいいってものじゃない
「落としどころ(ゴール)を決める」

商品の相場が把握できたら予算を決めます。

ここで注意しなければいけないのは「値切りすぎないこと」。

なぜかというと企業が赤字になってしまうからです。

企業が赤字になれば店舗の運営ができなくなり閉店になります。

「自分が支払える予算」ではなく「売り手と買い手が納得いく予算」を考えるのが鉄則。



突然ですが私、過去に卸の事務員をやったことがあります。

この業務で知ったんですけど、得意先によって掛け率(仕入れ価格)が違うんですよね。

同じ商品でも0.8掛けのところもあれば1掛け、4掛けのお店がある。

4割引で仕入れていれば定価より販売しても利益は出ますが、1割引きの仕入れだと利益どころか赤字になる可能性が高くなります。



この経験上、かなり大雑把ではありますが企業が黒字で販売できるラインは2割引きくらいが妥当かなと。

よって食器棚27万円2割が5.4万円だから4万円の値引きくらいイケるだろうと踏んで、予算を23万円に設定したというわけです。



たまに長々とごねて値引く人がいますが、あんなことしなくても値切ることはできます。

お互いが納得いく予算を決めてから価格交渉をする。

これが2つ目のポイントです。

会話での交渉が苦手な人は他店での見積もりを持参して「相談ですが、これより安くなりますか?」と聞いてみるのもアリ。

最初の声掛けが肝心
「店舗の上司っぽいスタッフに聞く」

手っ取り早く交渉する場合、ある程度キャリアがある人がおすすめです。



役職がついている人との交渉はよりスムーズであることが多いです。

今回話しかけた店員さんは副店長でした。

なぜこの人に声をかけたのかと言うと、特定の売り場に居なかったからです。

いわゆる販売員ではなく、管理職っぽかったから。

インテリアショップにはベッドや絵画、ダイニングテーブルとチェアみたいな感じで売り場が区画されていますよね?

そのどこにも属さない通路でフロア全体を見渡すように立っている人だったので声を掛けました。



どんな仕事でも役割ってあるじゃないですか。

売り場に居て、お客さんに声掛けしてくるスタッフは一般的な販売員。

フロア全体を見渡すのは管理職。

簡単ではありますが、こんな感じである体の目星を付ける事ができます。

確実な見分け方法ではありませんが、参考程度に。



個人的には年配の方で物腰が柔らかそうな人に話しかけることもあります。

若い人に声をかけると交渉中に「少々お待ちください」と待たされることがあるため、手短に済ませたい方は最初の声掛けする人に気を付けてみてはいかがでしょう。

売り手と買い手の時間を大切にする
「買う意思を必ず伝える」

買うかどうかわからないお客さんと、必ず買うお客さん。

あなたが接客するならどちらがいいですか?

多くの人は後者を選ぶと思います。

何時間も商品説明や価格交渉をするのはそれだけでストレスに感じるものです。

だから「買う意思」を最初に伝えてしまったほうが有効。



実践例では「何店舗も見て回ってきたこと」と「今日この店で買うつもりでいること」を価格交渉の前に伝えています。

煩わしいやり取りを省いた結果、二つ返事で値引きも対応も。

相場の把握を頑張った甲斐があったというもの。



ちなみに「あなたから買いたい」「この店がいい」など心情に訴えると友好な関係が築きやすくなります。

 価格交渉の末、納得いかなかったときの対処法

私の対処法
  1. 提示された金額で購入する

  2. ワンプッシュする

提示された金額が妥当ならそのまま購入する

必要以上の値切りはやめましょう。

「半額になるまで帰らん!!」

なんてのは交渉ではなく、悪質なクレーマーです。



先に言った通り、値切るのであれば2割が妥当。

商品や仕入れ先によりますが、3割以上となると赤字覚悟のラインのお店が出てきます。



今後そのお店に行くつもりが一切ないのであれば何も言いません。

ただし「良い常連さん」になると長期的な恩恵を受けることがあります。

おまけしてもらったり、社割で購入できたり。

要は縁を大切にするってことですけど。

個人的には予算より少し高い金額であっても買って、またお店を訪れるときは同じ人から買ったりします。

駄目元でワンプッシュの価格交渉をする

食器棚の話はこっちの選択をして、予算通りの金額で買うことができました。

2割値引きができていなかったのと、勢いで押せる雰囲気だったって言うのが大きかったですね。

ワンプッシュする際に必要なのは勇気と勢いと心情に訴える演技やコミュニケーション能力。



会社側にも利益があるような交渉がうまくいった場合、破断させないように守り意識が芽生えやすくなります。

安心しきったところをもう一声!というわけですが、それを言いに行くもの結構勇気がいるもの。

躊躇しているとあっという間に話が進むため、勢いが必要です。

あとはコミュニケーション力次第。



私の場合は旦那を引き合いに出しましたが、嘘も方便。

値切りとは売り手と買い手の心の読み合いです。

本当に採算が合わないような価格となれば売り手の表情や雰囲気に出たり、あたふたすることもあります。

いい塩梅でまとまるよう、話を進めるのもテクニックのひとつではないでしょうか。

結婚、引っ越し、新居の家財
「値引かないと損」

ウシが値引くもの
  • 商品単価が高いもの

  • まとめ買いするもの

  • サービスの対価

関西の値切り文化がある地域で育ったものの、何でもかんでも値切るわけではありません。

大きく分けて上記の3つが値切り対象です。



商品単価が高いものと言えば、寝具や家、車、家電などが挙げられます。

これらの値段を交渉する人は多いのではないでしょうか。

まとめ買いする物と言えば、過去に地元の中古ショップで花より団子を1巻から最終巻である37巻までをカウンターに持っていきまとめて買うから安くしてほしいと交渉したことがあります。

当時まだ高校生でそんなにお金が無かったのと、セット売りされている漫画の方が安く売られていました。

このことからセット割くらいの価格にしてくれるんじゃないかと打算し、1冊ずつ買うより千円くらい安く買えました。

サービスの対価と言えば、引っ越し料金や修理費用などでしょう。

引っ越しを相見積もりしたりするのも価格交渉ですよね。



まとめると、結婚や引越、新居へ移り住む際は値切ったほうが絶対いいですよ。

定価は会社の利益も上乗せされた金額です。

企業努力しているのであれば値引く余力がある。

物は相談という軽いスタンスから値切り交渉してみてはいかがでしょうか。



もし価格交渉が大の苦手、絶対やりたくない!という方は、相場を調べるだけでもお得に買い物ができます。

ネットで買えるものも増えてきたので必ずAmazonや楽天も相場チェックには入れてください。

秒で決まる値切り交渉のコツ
「まとめ」

まとめ
  • スマートな価格交渉には4つのポイントがある

    1 相場を把握する
    2 売り手の利益を考えた予算を決める
    3 時短交渉したいならキャリア経験が豊富な人がおすすめ
    4 買う意思を最初に必ず伝える

  • 企業の利益をむしり取るような値切りは悪質クレーマーと同じ

  • 価格交渉がイマイチうまくいかなかった場合の対処法

    提示された金額で購入して長期的にお店と付き合うメリットをとる
    もう一押しする際はコミュニケーション能力が重要

  • 単価が高い商品、まとめ買い、形のないサービス価格は値切る価値あり

  • 結婚、引っ越し、家財購入は値切りチャンス

  • Amazonや楽天などネット価格が最安なんてこともあるので必ずチェックしよう
ウシ
いかがでしたでしょうか。

同じ商品でも表示価格より安く購入している人がいるのは事実です。

余計なプライドは一旦置いといて、価格交渉をしてみてはいかがでしょうか。

個人的には交渉時間は手短に済ませたいので10分程度。

10分で数千円から数万円って考えると時間単価高いですよね。
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