支出項目は選び方を間違えると訂正するのが大変です。
特に手書きの場合は。
私も2年目にして変更したことがありますが、さかのぼっては直し集計するのに苦労しました。
この記事では"使いやすい項目の選び方"を紹介します。
家庭の支出項目一覧
項目は細分化するほど何にいくら使ったがわかりますが、管理に手間がかかります。
自分が管理できそうな数、または知りたい情報を管理できる数を選びましょう。
支出項目一覧と内訳
2項目 | 3項目 | 5項目 | 22項目 | 内容 | |
---|---|---|---|---|---|
固定費 | 住宅ローン 家賃 | 住居に関する支出 | |||
水道光熱費 | 水道、電気、ガス、灯油など | ||||
車両維持費 | 車両ローン、ガソリン、税金、自動車保険、メンテナンス | ||||
保険料 | 民間保険料 | ||||
通信費 | 携帯端末代、月額料、Wi-Fi、郵送料 | ||||
社会保険 | 雇用保険、健康保険、厚生年金など | ||||
税金 | 所得税、住民税、固定資産税など | ||||
ふるさと納税 | 寄附金 | ||||
変動費 | 必要経費 | 食費 | 生きるのに必要な食費 | ||
日用品費 | 日用消耗品 | ||||
医療費 | 治療、予防医療、入院、薬代 | ||||
交通費 | 公共交通機関など | ||||
ペット費 | ペットにかかる支出 | ||||
浪費 | 遊興費 | 外食や旅行など娯楽のための支出 | |||
被服費 | ファッション関係の支出 | ||||
美容費 | 美容院、化粧品、エステなど | ||||
交際費 | プレゼントや友人、家族と過ごす時間の支出 | ||||
お小遣い | 自由に使えるお金 | ||||
― | — | 特別費 | 特別費 | 冠婚葬祭の費用 | |
投資 | 貯金 | 銀行口座に預けるお金 | |||
積立金 | NISA、iDeCoなど将来的に利回りが得られる支出 | ||||
教養費 | 習いごと、スキルアップなどの自己投資 |
預金額をわざわざ家計簿につける必要あるの?
「いらない」と思ったら使わなくてもOK。
必要な項目数だけ使おう。
管理の手間と家計データのちょうどいいバランスを見つれば100点!
つまり、使いやすい項目数に絞ったらいいのね。
【タイプ別】支出項目の選び方
2~3項目はズボラさん向け。
どんぶり勘定でメモ書き程度でも成り立ちます。
ただし、何にいくら使ったかがわかりにくいので節約には不向きと言えます。
5項目ははじめて家計管理や独身者にピッタリ。
お金の流れがわかり、管理の手間もかからないほどよいバランスの項目数です。
10項目以上は既婚者や節約したい人向けです。
管理は大変ですが、お金の流れがわかり支出を見直すのに役立ちます。
家計簿にルールはありません。
使いやすいようにカスタマイズして管理できる項目数に抑えることもできます。
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仕分けを一貫させよう
絶対的ルールがひとつだけあります。
それは"内訳の内容を一貫させること"。
例えば小腹が空いてつい買ってしまった肉まん。
晩酌用のお酒。
これって食費?浪費?
このように家計簿をつけ始めたら仕分けに悩むことはよくあります。
お腹が空いてたから食費。
お酒は娯楽費。
と決めたなら、以降も同じように仕分けましょう。
じゃないとお金の流れが不透明になります。
特に項目数が多い家計簿ほど仕分けがブレがちに。
一度決めたルールに従って処理することが重要です。
雑費は作らない
仕分けがブレる要因に"雑費"があります。
雑費とはこまごました費用を指す支出であり、会社の経理でもよく使われていますよね。
家計簿に雑費があるとお金の使い方が適当になります。マジで。
これは私の失敗談。
雑費のある家計簿をつけていたころ、家電や家の装飾品代がどこにも仕分けれないため、雑費に計上してました。
そのうち都合の悪い支出は全て雑費へ。
つまり雑費を都合のいいゴミ箱みたいに使うようになりました。
で、年間収支を見たらズバ抜けて雑費が高い。
何に使ったか見返すのに時間がかかるわ、趣味に使うお金も計上しているわ。
「これじゃ節約できないわ」って思いました。
それから雑費は撤廃。
家電や装飾品は生活雑貨費という項目を作って管理。
以降、不透明な支出がなくなり貯蓄額が少しプラスになりました。
無駄遣いが加速するから雑費は使っちゃいけません。
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項目は使い勝手が悪いと後悔します。
家計簿は続けてナンボ。
最初のルール決めはとても重要なので慎重に。
ではまた。