レガシィB4からWRX S4 VBHへ乗り換えた理由と試乗体験

この記事は、14年連れ添った愛車レガシィB4からWRXに乗り換える体験記事です。

最初に言っておくとレガシィB4はまだまだ走れます。
修復歴だってありません。

前半はどうしてB4を手放すのか。
後半にはS4の試乗レビュー。

レガシィからWRXに乗り換えを検討している人に役経つ記事です。

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レガシィB4 BL5からWRX S4に乗り換えた背景

走行距離219,332km。
2011年にスバル公式の中古車販売サイト"スグダス"から購入したレガシィB4。

14年間も頑張ってくれました。

10万キロを超えてから異音がしたり、窓が上がらなくなったりと劣化が徐々に出始めたけどメンテナンスして大切にしてきたつもりです。

20万キロの車でも余裕で走れる

レガシィB4はめちゃくちゃ品質のいい車です。
特にエンジンが素晴らしい。

さすがに20万キロも走ってると修理費用がかかります。
今レガシィB4をメンテナンスするならタイミングベルト交換で14万円、エアコン修理に4万円、あと左後輪のカタカタ音が気になってるからハブ交換で5万円。
総額30万円はかかりそう。

ここで伝えたいのは車検やメンテナンスにお金がかかるから乗り換えたんじゃないってことです。

よく5万キロや10万キロ走ったから乗り換えるなんて話を聞きますが、個人的にはメンテナンスしながら1台を乗り続けたほうがトータルコストは安いと思ってます。
整備しちゃえばあと5~10年はもちますからね。
それに車は毎年2割ほど価値が下がるため、よっぽどリセールバリューのいい車じゃない限り買った時点で損なんですよ。
地方住みにとって車は生活の必需品ですが、お金を使う道楽でもあります。
だからコロコロ乗り換えるより乗り続けたほうがお得なケースが多いんです。

レガシィB4も30万円かければまだ走れる子でした。

なのにレガシィB4を乗り換える理由

まだ走れるのに手放した決定的な理由は安全面が不安になったから。

40歳になり長距離運転がしんどく感じるようになりました。
20代と比べると雲泥の差。
体力・集中力ともに劣りました。

それに小学生の息子を乗せて5時間もの移動は神経がすり減ります。
旦那が単身赴任だった3年間は私一人で毎年帰省していたけど辛いのなんの。
事故を起こしたことはないけど乗ってる限り可能性はゼロじゃありません。

そんな不安に寄り添ってくれるのがアイサイトX。

アイサイトXは高度運転支援レベル2+に相当し、GPSや準天頂衛星システムの「みちびき」の情報を使って自動車専用道路走行時の快適性と安全性を高める高度運転支援システムです。
従来のアイサイトの衝突回避支援・渋滞の運転負担軽減・AT誤発進抑止に加え、高速道路で使える全車速追従機能ハンズオフ走行、車線変更アシスト、料金所での減速アシストなどをサポートしてくれます。

長距離運転がラクに、かつ安全にできるなら乗り換えていいんじゃないか。
夫婦でそう考えたのです。

 スバル アイサイトXで首都高C1に挑む!クルマ任せで走らせた結果衝撃の事実が判明!

レガシィB4の買取価格

2004年式のレガシィB4 BL5 4WD 2.0R。
走行距離21万キロオーバー。

32,820円でスバルに下取りしてもらいました。
大切な愛車だから「もっと高くてもいいのに」と旦那は少し悲しげ。

バラされて使えるパーツを販売されるんじゃないかと心配で営業担当者に聞いたら、スバルで整備して海外に販売されるんですって。
違う土地でまだ走ると聞いてホッとしました。
やっぱり家族の思い出が詰まっているからこそ私情が入っちゃいます。

いくつかの買取業者で査定してもらえばもう少し高くなったかもしれないけど、ガソリン代と手間を考えてスバルにお願いしました。

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子ありファミリーが車に求める条件

条件とメーカーが決まってれば車選びなんて1日で終わります。
我が家の条件は次の4つ。

車選びに求める条件
  1. セダンタイプ(愛猫のため)
  2. 4WD(雪道を走るから)
  3. 安全性が高い(長距離運転するから)
  4. 維持費は抑えたい(乗りつぶすつもり)

トランクに猫を乗せる

帰省に猫を連れていく我が家にとってセダンは必須。
なぜならトランクを猫の空間にするから。

5時間近くも狭いキャリーに入れっぱなしなのはさすがに可哀そう。
しかも、兄弟猫それぞれをキャリーに入れると鳴き続けます。

だからいつもトランク内は猫が自由に歩き回れるようにしてトイレを設置してました。
ちゃんとトイレを使ってくれる子たちです。
中が確認できるように後部座席の中央シートを倒し、脱走防止のための金網をセット。
ウシが亡き今も変わらずクロウと一緒に帰省しています。
それなりの広さがトランクに求められます。

となると、セダンタイプはWRXかBRZのみ。
BRZは2ドア・4人乗り・FR(後輪)駆動です。

消去法でWRXに決まり。

ウシ

セダンがどんどん減って選択肢がないのが悲しい。

クロウ

セダン=親世代ってイメージじゃない?
街中で見るセダンは大体50代以上。
若者からしてわざわざセダンを選ぶ理由がないんじゃないかな。

雪道を走るならAWD

正式にはレガシィB4もWRXもAWD(All Wheel Driveの略)です。
4WDは4つのタイヤが駆動するのに対し、AWDは全てのタイヤが駆動している車を指します。

ウィンタースポーツや実家や祖父母宅のような降雪地域を走るならスバルのAWDが安心です。
群馬県みなかみ高原に子どもを連れて雪遊びに行ったときはスバル車でよかったと心底思いました。
それくらい雪道でもへっちゃらなのです。

凍結、降雪しない地域ならわざわざAWDを選ぶ理由はありません。
AWDは燃費が悪くなるためガソリン代を気にするならスバル車は選ばない方がいいでしょう。
強いて言うなら悪路や雨天で走るとか、高速道路や長距離運転の頻度が多ければ恩恵があるかもしれません。

 スバルのAWDが最強と言われる理由

安全性が高い

各メーカーから自動運転システム搭載の車が出ています。
事故予防のトップクラスはスバルだと思ってます。

アイサイトは「ぶつからないクルマ」をキャッチコピーに2008年5月に初代モデルが登場しました。あれから時が経ち、進化したアイサイトver.3搭載車の追突事故発生率は0.06%。
※2014年~2018年に発売したアイサイトVer.3搭載車数(456,944台)と、公益財団法人・交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータ(追突事故数:259件)より、SUBARUが独自算出。

試乗して障害物に突っ込む体験をしましたが、アクセルをフルで踏み込んだ状態でもぶつかる前に停車しました。

これこれ!こういうのが私たちには必要なのよ。

カメラで認識する範囲が広く、巻き込み事故や死角による衝突事故を防いでくれます。
さらにアイサイトXからは高速道路の運転サポートが可能に。
スバルは独自の安全技術で2030年には死亡事故ゼロにするとしています。

実際に周りで乗っている人の口コミが良かったのもアイサイト搭載車に乗り換える理由です。
もらい事故は防げませんが、アイサイトがあれば自分が加害者になるリスクは減らすことができるでしょう。

車の維持費は抑えたい

レガシィB4はワンオーナーの中古車で14年乗りました。
次は新車を乗りつぶすので20年以上乗るつもりでいます。

だから維持費は避けても通れません。

旦那

日本政府は2035年までにEVに切り替えるって発表してるから、
ガソリン車が買えるのも時間の問題だ。

ウシ

うちの場合、タイミング的に新車のガソリン車を買うのは今回がラストかもね。

旦那

そういうわけで、俺の好きな車を選ぶぞー!

ウシ

維持費は譲らんからな。

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WRX S4のグレード比較とGT-H EXにした理由

条件をすべてクリアしていたのがWRX S4です。
旧S4のマニュアルはかっこいいしプレミアだけど安全面を考えて選択肢から外しました。

WRXのグレードはGT-H EX・SIT Sport R EX・SIT Sport R-Black Limitedの3つ。
大まかなスペックは以下の通りです。

GT-H EXSIT Sport R EXSIT Sport
R-Black Limited
全長4670mm
全高1825mm
全幅1465mm
駆動方式AWD(常時全輪駆動)
車両重量1600kg1610kg
ドア数
定員5名
エンジン
型式・種類
FA24
水平対向4気筒
2.4L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ “DIT”
排気量2387cc
燃料タンク容量63L
燃料消費率
WLTCモード
10.8km/L10.7km/L
変速機形式スバルパフォーマンストランスミッション
(マニュアルモード付)前進無段 後退1速
希望小売価格4,477,000円~5,027,000円~5,302,000円~
引用元:SUBARU WRX S4 スペック・装備諸元より

すべて試乗した結果、大きな違いが3つありました。

①電子制御バンパー
②シートの材質と形状
③ロゴの有無

ついでにオーディオと仕様変更についても紹介しますね。

旦那

初のスマートキーだな。

ウシ

ハイテクすぎて浦島太郎の気分だよ。

電子制御ダンパ―とドライブモードセレクトは男のロマン

GT-H EXSTI Sport R EXSTI Sport
R-Black Limited
電子制御ダンパー
ドライブモード
セレクト
アルミホイールダークガンメタリック塗装ブラック塗装

電サスがあると振動が激減されて気持ち悪いくらい滑らかな乗り心地です(褒めてる)。

その反動で金額が一気に跳ね上がります。
プラス50万円。

5年以内に乗り換えるならつけるの全然あり。
けど、うちは乗りつぶすから悩みました。

サスペンションの交換時期は走行距離5万キロ以上、または10年以上に一度と言われています。
ちなみにレガシィB4のサスペンション全交換費用は105,000円なのに対し、電サス全交換の費用はおよそ40万円ですって。

つまり電サスにした時点で90万円の差額が確定。

たっけっ!

しかもSTIが発売されてからまだ4年しかたってないので電サスの故障事例がありません。
どれくらい持つかは不明なのです。

さらにSTIにはドライブモードセレクトが搭載されています。
ドライブモードセレクトとは、エンジンレスポンス、サスペンションの固さ、エアコン制御などを行えるドライビング制御システムです。
走行モードは「NORMAL」・「SPORT」・「SPORT+」・「COMFORT」・「INDIVIDUAL」に切り替えることができます。
COMFORTとSPORTはキャラ変の如く走り心地が異なります。

とにかく運転がめッちゃくちゃ楽しい!
高速道路でがっつり走りたくなる。

ただ、いつまで楽しいと思えるかは懸念しなければいけません。
STIに乗ってる知人に聞いたら「最初のひと月だけ使って今はいじってない」だそう。
ドライブモードセレクトはコックピットに乗ってワクワクするタイプにはぶっ刺さる男のロマンです。

まとめるとSTIは電サスによりケタ違いに乗り心地がよく、ドライバーのワクワク感をくすぐるスポーツ車です。
よく長距離運転をする&資金力があるならSTIは最高の愛車になるでしょう。

旦那

機械に制御されるのは好きじゃないな。

ウシ

維持費を考えたら電サスはいらんな。
金が無限にあったら買ってたわ。

シートの材質と形状

GT-H EXSTI Sport R EXSTI Sport
R-Black Limited
シート材質
(メイン/サイド)
トリッコ
ファブリック
(レッドステッチ)
本革
ブラック
ボルドー
(レッドステッチ)
ウルトラスエード®
ブラック
(レッドステッチ)
ロゴRECARO®フロントシート
STIロゴ入り
運転席10ウェイ
パワーシート
運転席8ウェイ
パワーシート
本革シート及びウルトラスエード®シートは、シートの側面と背面及びレッドレストなどに合成皮革を使用

3種それぞれが座り心地が違いました。

夫婦ともにしっくりきたのはファブリックシート。
B4と同じだからか似たような乗り心地でした。

ファブリックは本革に比べて安価であり、擦れに強く劣化しにくい特徴があります。
布だから通気性がよくお尻が蒸れにくく、冬場でもシートがひんやりしにくい。
デメリットはシミなどの汚れがつくと手入れしにくいこと。
ただ、それも一昔前の話で大抵の汚れはカーペットクリーナーできれいにできます。

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STI Sport R EXの内装は目を引きます。
本革は高級感がありますがカラーが独特。
メインはブラックでサイドはボルドー……あずき色ですね。
もっと発色が良かったらかっこいいのになぜくすませたのか。
ランバーサポートはGT-H EXと同じでホールド感はまぁまぁ。
真新しい本革だからか座り心地は固めでした。

高級さと実用性を兼ねそろえるのがSTI Sport R-Black Limitedのレカロシートでしょう。
腰回りがかっちり固定することで長時間の運転でも疲れにくくなるみたい。
ただ、運転席にはありがたいけど助手席だと堅苦しさを感じます。
ぽっちゃり体形だからか腹回りの肉が使える感覚。
体型で座り心地が大きく左右しますから試乗するのがベストです。
ランバーサポートは元の形状がしっかりしているためついてません。

レカロシートの材質は東レ株式会社が独自開発による技術を駆使したウルトラスエード。
人工皮革ですが本物のスエードに近い質感と耐久性、メンテナンスのしやすさを兼ね備えています。
紫外線による色褪せや劣化が少なく、屋外駐車が多い環境でも使いやすいです。
さらに擦れや摩擦にも強いのでシートの材質にはうってつけ。
水をはじきやすい性質があるため、ティッシュペーパーで汚れを吸い取ってからぬるま湯で固く絞った布でふき取るだけ。

結局、夫婦が選んだのはファブリックシートでした。
耐久性と使い勝手が決め手。

というか、どちらの上位モデルもサイドが合成皮革なのはマイナスポイントです。
本革ならぐるっと本革のみ、ウルトラスエードならまるっとウルトラスエードとやりきってくれたらよかったのにケチってて残念。

合成皮革を避ける理由は耐久年数が短いからです。
一般的に製造から2~3年程度と言われています。

よくある劣化は"破れ"。
何度も乗り降りすると合成皮革の表皮と基布の接着が剥がれてヨレます。
そのまま乗り続けると薄っぺらくなった表皮が大きく破れてしまう。
せっかく本革やウルトラスエードを使っててもサイドが合成皮革ではもったいない。
パンフレットでは小さな文字で表記されているので読み込まないと見落としてました。

破れを直すには市販のリペアグッズで補修したり、プロに修理してもらう必要があります。

旦那

お尻が蒸れるから本革は苦手だな。

ウシ

私もファブリック派。
レガシィB4と同じ感覚だし何より維持費を抑えれる。

SITのロゴ・エンブレム

GT-H EXSTI Sport R EXSTI Sport
R-Black Limited
フロントグリル
STIロゴ
液晶メーター
STIロゴ
フロント・リヤ
STIエンブレム
シート

上位モデルにはフロントグリルと液晶メーターにロゴ、フロントリヤにエンブレムが。
STI Sport R-Black Limitedに限りシートにもSTIロゴが施されています。

ロゴ目当てなら上位モデルか後付けするかの二択です。

オーディオの違いはまったくわからん

GT-H EXSTI Sport R EXSTI Sport
R-Black Limited
スピーカー6スピーカー
(フロント4+リヤ2)
ハーマンカードンサウンドシステム
(専用10スピーカー フロント6+リヤ4)
ルーフアンテナカラードブラック塗装

逆に大差なく感じたのがスピーカー。
どちらも試乗したけど違いがわからん。

営業担当も「正直、違いがわかりません」だそう。

レガシィB4より音質がいいのだけわかりました。
音楽業に精通した耳を持ってる方は是非、聞き比べていただきたい。

フロントグリルが全グレード統一

GT-H EXSTI Sport R EXSTI Sport
R-Black Limited
D型以前
フロントグリル
グレー
ロゴなし
ダークグレーシリカ塗装
STIロゴあり
E型以降
フロントグリル
ダークグレーシリカ塗装
ロゴなし
ダークグレーシリカ塗装
STIロゴあり

ユーザーにとっては吉報なのでは!?

2024年11月の生産分よりフロントグリルの仕様が変わりました。

D型以前の塗装がGT-H EXはグレー、上位モデルはダークグレーシリカ塗装。
E型からは全グレードでダークグレーシリカ塗装に統一されています。

ロゴの有無で差別化されています。
上位モデルはSTIロゴ入り、GT-H EXはロゴなし。

どうして統一されたのかわからないけど、グレーがあまりに不人気だったからなのかと想像しちゃう。

旦那

オプション(53,460円)かけても黒くしようと思ってた。
標準仕様になってよかったよ。

ウシ

1日悩んでGT-H EX決めました。
次回はカスタムについてまとめます。
ではまた。

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