楽するためなら何でも試すウシ(@usiwaka125)です。
「使う人を選ぶ袋わけ家計簿」
封筒などで管理をする袋わけ家計簿。
家計簿を始めようと方法を模索しているところに
"誰でもできる、簡単、知らない間に貯金ができる"
なんて紹介記事を見かけたら、めんどくさがり屋でもできそうな気がしてくるじゃないですか。
試しに1年ほどやってみた結果……
袋わけ管理は選ぶということがわかりました。
なぜ人を選ぶのかをまとめます。
この記事は"袋わけ家計簿に興味がある"、"これから家計管理を始める"、"自分に合った家計簿術をしりたい"人向けの内容です。
袋わけ家計簿のやり方
失敗した理由
現金主義と予算を守れる人にはおすすめ
家計簿を続けるために大切なこと
【もくじ】
袋わけ家計簿のやり方
支出項目ごとに袋に予算を入れてやりくりする。
これが袋わけ家計簿の基本です。
袋があれば"誰でもできる"。
お金を袋に入れて支払う"簡単"さ。
予算内で生活できれば"知らない間にお金が貯まる"。
というわけです。
100均の封筒を使ってやってみた
以下、私のやり方を紹介します。
色んな方法があると思うので一例と思ってご覧ください。
変動費のみを袋わけ管理しました。
具体的に項目は8つです。
必要経費:食費、日用品、医療費、交通費、ペット費
浪費:遊興費、被服美容費、交際費
支出額がほぼ変わらない固定費はクレカや引き落としだから自動で支払われます。
だから割愛。
使うもの
セリアで買ってきたカラー封筒と家にあったペン。
予算を封筒へ
項目名を書いた封筒に予算分の現金を入れます。
私は袋わけとは別に手書き家計簿をつけていたので予算はすぐ決まりました。
予算がわからない場合は自分の感覚で入れればいいと思います。
赤字なら感覚と現実が大きく離れてるって教訓になるし、
管理してるうちに支出額を把握できるようになってきます。
全て含めて家計管理と捉えてポジティブにいきましょう。
支払い
現金、クレカ、電子マネーなど普段通りに支払います。
レシートは必ず持ち帰ります。
封筒を持ち歩く方法もあります。
私は項目が多かったこともあり持ち歩くのが面倒。
だから財布から仮払いして自宅で清算するようにしました。
清算
持ち帰ったレシートを見ながら、支払い額を項目封筒から抜き取ります。
抜き取ったお金は"支払済み封筒"という別封筒に入れます。
支払済み封筒に入った現金は、締め日以降に支払い口座へ入金。
キャッシュレス支払い分は口座から引き落とされます。
100均の封筒を使って変動費8項目を管理
レシートを持ち帰り自宅で清算
締め日に支払い用封筒のお金を口座に入金
失敗した4つの原因
楽しかったんですよ、最初は。
2カ月を過ぎたころから違和感を感じて、
3ヵ月目にはやる意味あるんかなって。
失敗した原因は4つありました。
①小銭のストックが必須
②キャッシュレス支払いと相性が悪い
③二度手間
④まとめ買いできない
小銭のストックが必須
小銭が増えないように支払うタイプと相性悪いですね。
(例えば、456円の会計には511円払って55円お釣りをもらう人)
袋わけ家計簿は自宅での清算作業があります。
その場でキッチリやりたいからどうしても小銭が必要になります。
財布のなかは最小限の小銭で済ませたい私としては、
人格を捨てる覚悟でわざと小銭を多くもらえるように支払ってました。
地味にツライ。
キャッシュレス支払いと相性が悪い
現金払いは月に1度あるかないかくらい。
ほぼキャッシュレス生活です。
なのに買い物をするたびに自宅で"予算封筒"と"支払い済み封筒"のあいだで現金を移動させる……。
キャッシュレス支払いの便利さを帳消しするなんて矛盾してます。
二度手間
正直、袋わけ家計簿やってるときはイライラしてました。
全てにおいて手間がかかるから。
小銭を調達する手間。
キャッシュレス支払いを現金精算する手間。
口座に支払い額を入金しに行く手間。
ストレスを感じるほど時間と労力を削がれました。
まとめ買いできない
袋わけ家計簿をやめた大きな原因がコレです。
すぐ予算オーバーになる。
私にとってネット通販でまとめ買いなんてよくあることでした。
子どものオムツは3袋買うし、ミルクだって6缶セットを選びます。
ペットフードや猫砂などの日持ちして必要な物は買います。
だって使うし、その方がポイントが貯まりやすいですもん。
家計簿上では即赤字。
月予算だからまとめ買いした時点で赤字なんです。
手間かけてやってるのにモチベーションが下がるだけ。
予算は前年の支出額を12カ月で割って出してるのにまとめ買いのせいで足りない。
子どもによる生活の変化なのか上手に予算を建てれなかったのかもしれませんね。
『私と袋わけ家計簿の相性が良くなかった』
そう結論付けて1年やり切ってやめました。
余談:やってみた感想
率直な感想は"数字で管理したらいいんじゃない?"。
現金でも数字でも価値は同じです。
手元に現金を置いとけば貯金しやすくなるとかあるのかな。
要は自身のお金の使い方の問題であって、年間でプラスなら万々歳。
あとはどれだけ貯蓄額を増やせるかです。
必要な節約行動を取り入れる努力次第でどうにかなると思います。
そもそも9割キャシュレスで現金に触れることがない
管理に多くの時間と労力が必要
まとめ買いするとすぐ予算オーバーでやる気がなくなる
自分と管理方法の相性が悪かった
現金主義で予算を守る人にはおすすめ
裏を返せば"いつも現金払い"、"予算厳守"ができる人には向いてます。
だって頑張らなくても日常で現金払いなら馴染みやすい家計管理術と言えます。
あとはまとめ買いをするかどうかですね。
その辺はうまい予算を調整して守れれば問題なし。
予算を守れるならモチベーションが上がりやすい
家計簿を続けるために大切なことは相性
失敗経験で学んだことは"家計簿との相性は継続率に直結する"でした。
赤字続きだった袋わけ家計簿を見てはモチベーションだだ下がり。
やる気を維持するのって思ったより大変で重要です。
イヤなことが続かないのは当たり前。
家計管理は負担に感じないが最低ラインです。
楽しむのが理想ですけどね。
自分に合った管理方法を見つけるまでがとても長い道のりになるのが家計簿です。
いろんな失敗成功を繰り返した家計簿歴7年目の渾身の記事↓
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続かない袋わけ家計簿
「まとめ」
- 袋わけ家計簿とは、袋に予算を入れて1カ月やりくりする家計管理のこと
- ほぼキャッシュレス支払いの自分と相性が悪すぎた
- 裏を返せば現金払い、予算厳守できる人におすすめの家計簿術
- 家計簿を継続させるには"負担に感じない"が最低ライン
袋分け家計簿は、目で見て無駄遣いを抑制する効果があると思います。
ただし、予算を守れなければ達成感は得られないと思います。
現金払いや、まとめ買いをしないような家庭ならやってみる価値ありかも!?