
この記事は、ズボラ主婦が袋分け家計簿を1年間やって大失敗した体験談です。
家計簿をつけ始めて2年目。
もっと手早く管理できる方法はないかと調べて見つけた袋分け家計簿。
"簡単・誰でもできる・知らない間に貯金できる"
なんて紹介されたらめんどくさがり屋でもできそうな気がしてくるじゃないですか。
……キャッシュレス支払いとの相性最悪すぎてやめちゃった。
【もくじ】
袋分け家計簿のやり方

袋に予算を入れ、やりくりする。
とてもシンプルな袋分け家計簿。
お金を入れる袋さえあればすぐ始めることができます。
残りの予算は袋の中を見ればわかるし、予算内で生活できれば知らない間にお金が貯まるって寸法です。
ここでは私が実際にやった袋分け家計簿のやり方をまとめました。
用意するもの
家に余っていたセリアのカラー封筒を使いました。
ファイル、手帳、ポーチ……用途ごとの現金が入る袋があればOK。
ネット通販ではリフィル付きの家計管理ポーチが人気です。
お金の管理方法
変動費を袋分けで管理しました。
生活費からは食費、日用品、医療費、交通費、ペット費の5つ。
浪費からは遊興費、被服美容費、交際費の3つ。
あわせて8項目。
1項目につき1枚の封筒を用意して月初めに予算額を入れます。
8枚の封筒は常に自宅に保管。
支払いは財布のお金やクレジットカードなどから済ませ、帰宅後に封筒の現金で精算。
抜き取った現金は「支払い済み封筒」へ移動します。
支払い済み封筒のお金は、締め日に引き落とし口座に入金……しようと思ったけど結局、給料日に現金で引き落とすから予算に振りなおすようになりました。
なぜ封筒から支払わなかったのかって?
8枚もの封筒を持ち歩くのがめんどくさかったのです。
用途別に口座管理したら思いのほか使いやすかった話はこちら
袋分け家計簿が失敗した4つの原因

1年間やってみた感想は「数字で管理したらよくね?」でした。
袋分け家計簿は現金でやりくりするので元も子もなくなるんですけどね。
確かに簡単に始められるけど思ったほど使い勝手がいいわけではない。
それに貯蓄は他の方法でもできます。
きっと二度とやらないでしょう。
その原因は3つあります。
キャッシュレス支払いと相性最悪
現金で支払うことってありますか?
私は2か月で1回あるかどうかってところです。
普段はクレジットカード、電子マネー、Payのどれか。
だから買い物をするたびに封筒の現金を精算する時間がかなりムダ。
キャッシュレス支払いの利便性を帳消しにする愚行と言えます。
もはや数字で予算を把握したらいいのでは。
小銭のストックが必要
精算作業のために小銭を常にストックしなくてはいけません。
これが地味にストレス。
会計が456円のとき、普段なら511円を払って55円のおつりをもらうタイプ。
にもかかわらず、1,000円出して500円出して44円のおつりにする。
もはや自身の核を否定しているような気になってくる。
まとめ買いしたら予算が守れない
袋分け家計簿をやめた大きな原因が「すぐ予算オーバーになること」でした。
ネット通販でオムツやミルク、キャットフードや猫砂などをまとめ買いするなんて当たり前。
だってその方が安いんだもの。
で、まとめ買いにより予算オーバー。
赤字続きはモチベーションが下がって袋分けするのも億劫になります。
予算の立て方が下手なんじゃない?
……そうかも。
予算は前年の支出額を12か月で割った平均にしてました。
子どもの成長や生活の変化でいくら使うかがよくわからなかったのもあります。
裏を返せば予算をキッチリ守れる人におすすめです。

私と袋分け家計簿の相性がよくなかった。
そう割り切って1年でやめました。
キャッシュレス向けの袋分け家計簿アプリがある

キャッシュレス払いが当たり前になった現代では袋と現金で家計管理するのはナンセンスなのかもしれません。
調べてみると最近はアプリ版のを発見。
仮想財布ならキャッシュレスでも使いやすそうだし、予算のやりくりができます。
相性がいい家計簿を見つけよう
失敗から「家計簿との相性が継続率になる」ことを学びました。
やっぱり赤字続きだとモチベーションがだだ下がり。
やる気を維持するためにも使いやすくて相性のいい家計簿を使いましょう。
はじめの1~2年はあれこれ試すのも必要な作業なのかも。
家計簿3年目でたどりついた「ズボラ家計簿の作り方」はこちら

予算が見える袋分け家計簿は
ではまた。