お金を使って欲しいものを買って、食べたいものを食べて。
消費している間って、本当幸せ。
気が付いたら、財布にも口座にもお金がない……不幸せ。
浪費家だったころは毎月この繰り返しで、貯金なんてしてこなかった私。
今は一児の母親となり、教育費や老後資金など将来のことを考えるようになりました。
浪費家だったころのお金の使い方と、貯蓄ができている現在のお金の使い方を比較すると、全くの別物です。
今日は無駄遣いをやめたい人向けに、元浪費家が教える『無駄遣いの思考と解決方法』をご紹介します。
我慢という根性論では無駄遣いをやめることはできません。
なぜなら無駄遣いは「消費思考」だから起こるのです。
消費思考を叩き直すことこそ、脱・浪費家に繋がります。
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【もくじ】
無駄遣いとは
後先考えない消費行動
『計画性が欠如しており、短い時間軸でしか判断しない』
これが、無駄遣いをしやすい人の特徴です。
具体的に「当てはまったらヤバイ無駄遣い思考5選と対策」をご紹介します。
『安い』をつい買う無駄遣い
必要な物だけをメモ書きし、お目あげての商品だけ買う
この消費タイプは『自分の物差し』で損得を計ります。
例えば「キャベツが1玉80円安い!買い!!」とか、「シーズンオフになる服が半額で買える!安い!買い!!」なんて経験ありませんか?
そのキャベツ、1玉全部使いきれますか?
1年後のあなたは、服の好みや体形は変わりませんか?
つまり、「安物買いの銭失い」です。
定価より安く買えるセール品に目がなく、本来は必要のないものでも「安い=お買い得」という理由で購入しちゃいます。
そういう方は、必要な物だけをメモしていき、必要な物だけしか買わないというルールを設けてみましょう。
私もやっていますが、意図的に始めたわけではありません。
小さな子供がいると、長々買い物自体ができないんです。
だから、メモ書き買い物をやらざる負えなかったのです。
お金だけでなく、時間も無駄遣いしにくくなりおすすめの買い物術です。
『見栄』にお金を使う無駄遣い
身の丈を知る
新車、新居、新品、流行り。
「持っているとちやほやされる物」「消費した時の快感」のためにお金を使うのが、この消費タイプです。
買ったときはテンションが上がっても、時間の経過と共に支払いに頭を悩ませたり、買わなきゃよかったと後悔することが多いのではないでしょうか。
つまり、自分の「身の丈を知らない」からこそ起こる散財です。
身の丈を知らないで、人より良いものを所有しようとすれば、お金が無くなるのは当たり前。
要は、「身の丈を知る」ことが解決策なわけですね。
月収20万円の人が10万円のローンを組むのと、月収50万円の人が10万円のローンを組むのとでは負債負担が全然違います。
分相応の生活を送れば、無駄遣いは減ります。
幸せは消費の額の大きさや、回数で決まるものですか?
『衝動買い』が抑えられない無駄遣い
必要な物だけ買う
買ったときは必要だったけど、結局ゴミになった。
これが衝動買いタイプです。
「欲しい商品」と「必要な商品」は似てますが、全く違います。
極論ですが、欲しいものなんて世の中いくらでも見つかりませんか?
それらを全て買うとなればお金はいくらあっても足りません。
散財の原因は、「欲しい」と「必要」の線引きが曖昧なところにあります。
対策方法は商品をレジに持っていく前に、以下の3つについて考えてみてください。
①自分の理想にその商品は必要か
②1年後、5年後、10年後も欲しいと思えるか
③一度捨てたとして、買いなおすか
本当に必要な物は、長期的に考えても必要な物であり続けます。
『情報』に流される無駄遣い
オリジナル(自分)の「必要」を大切にする
テレビやラジオ、インフルエンサー(世間に与える影響力が大きい行動を行う人物)に影響されて消費するのは無駄遣いになりやすいです。
例えばCMは、企業が消費者に向けて「商品を買ってもらうため」に作っている情報ですよね。
有名タレントが起用されているのは、売り込むターゲットに影響力が強い人が広告塔に選ばれます。
広告塔に選ばれると出演料としてお金が発生するから、起用されたタレントもオーバーリアクションを取るわけです。
全ては企業のシナリオ通り……戦略。
バレンタインはチョコレート会社のプロモーション活動から定着したとも言われています。
ハロウィンだって、20年前なんてメジャーなイベントではありませんでした。
そこをディズニーをはじめとした企業の商業マーケティング戦略と、日本の文化や国民性も相まって今や大混雑をテレビで報道されるほどになりました。
流行も同じこと。
流行させて得する人がいるのです。
つまり、誰かが利益を上げる情報に流され続けることは、散財に繋がります。
対策は「自分を軸にして買い物をする」ことです。
自分の意思が弱い人は、広告を極力目にしないこと。
テレビや動画を見ない、スマホに広告ブロックアプリを入れるなどすると余計な散財は減ります。
『ギャンブル』が大好き夢見る無駄遣い
やめる
元クズ人間の私から言わせても、ギャンブルは百害あって一利なし。
即刻やめましょう。
散財とか無駄遣いとかのレベルではなく、体や脳の健康も害します。
そうはいっても依存症の人もいるくらい、急にやめるのも難しいのもまた事実。
私は幼少期からパチンコ屋に連れていかれ(入店OKの時代だった)、18歳から10年以上パチスロをやってきました。
パチンコ屋で働いたこともあります。
妊娠してからきれいさっぱり行かなくなりましたが、それくらい強烈な強制力があるものじゃない限り、ギャンブルから自主的に足を洗うのは難しいです。
それを承知の上で言いますが、ギャンブルで負けているならあなたにはギャンブルでお金を増やす素質はありません。
「お金のためにやってるんじゃない、趣味だ」
って言うなら、実機を買って自宅でプレイしたらいいです。
プレハブ小屋を建てて、防音使用にしてひっそりやったらそれでいいじゃないですか。
それも不満というなら、「賭け事脳」になっちゃっているんです。
要は、生活の中心がギャンブルの状態。
私も過去に経験がありますが、仕事が終わったら即ホールへ駆け込む、休日は朝から晩までホールにいる、友人や仕事もギャンブルの二の次になる。
こういうのはギャンブル依存症です。
ギャンブルを断ち切るのに有効な方法は3つあります。
①他の予定で埋めること
②ギャンブルよりのめり込みる趣味を見つけること
③家族を優先すること
私の場合は、③でギャンブルを一時的にやめて、②をすることで5年近くパチンコ屋には行っていません。
ただ今でもタバコの匂いがすると、当時のホールを思い出します。
脳に刷り込まれた情報とは怖いもので、またホールに1度でも行けばギャンブル漬けの日々に戻るのではないか、という不安を強く感じます。
それくらい、ギャンブル依存症は自分だけでどうにかできる問題ではありません。
必要な場合は専門医に相談し、治療が必要になります。
無駄遣いをやめてストレスフリーの生活へ
優先順位の高いものにお金を使う
あなたの譲れないお金の使い方は何ですか?
私は「ストレスフリーの生活を送りたい」という願望があります。
だからこそ、時短家電は取り入れ、1日の疲れを癒す寝具は良いもの、知見を広げる自己投資にはお金をかけます。
逆に欲望任せの食欲や、人並以上の被服費や美容費、無駄な固定費は節約中。
つまり、理想の生活を実現化するために、優先順位をつけ、順位が高いものからお金を使う。
こうすることで、ダラダラした無駄遣いは無くなります。
優先順位を付ける事が板についてくると、計画的なお金の使い方ができるようになってきますよ。
財布に優しい 買い物でストレス発散をするコツ
日用品をまとめ買いする
お金を使いまくってストレス発散するってこと、ありませんか?
ストレスが溜まっている人ほど、散財しやすいというデータ結果があるほど、ストレスとお金の使い方は密接な関係にあります。
特にお金の不安は、人に大きなストレスを与えるそうですよ。
例えば毎月の貯金額を見て、将来の不安や老後の心配を感じてストレスを抱える一方、日常生活で無駄遣いしてしまう。
こんな悪循環が発生する可能性があります。
消費することでストレス発散はできますが、それはあくまで刹那的な効果しか得られません。
ストレスそのものから逃れることはできないのです。
だからと言って、諸費行動を我慢する必要はありません。
買い物でストレス発散をする際には、日用消耗品を買いまくるといいですよ。
例えばシャンプーやスポンジ、石鹸など。
必ず使うものならいくらあっても問題ありません。
人間の心理の話になりますが、買い物によるストレス発散効果は、買う商品自体に左右されません。
極論ですが、高級バッグと1つと、同額分の洗剤をまとめ買いするのは同じストレス発散効果なわけです。
ストレス発散の買い物には、是非日用消耗品をどうぞ。
無駄遣いも減って、貯蓄も増え、お金に対する不安も感じることなくストレスが減る。
メリット尽くしですね!
まとめ買いでストレス発散させつつ、ポイント獲得
私は楽天市場で日用消耗品をまとめ買いして、ポイントを効率よく貯めています。
『楽天経済圏』と呼ばれることもありますが、平たく言えば楽天でのポイ活ですね。
お金を消費するストレス発散と、ポイント還元でダブルのお得です。
この方法で年間約11万円相当のポイントを獲得しています。
ただし、ポイントが貯まるからと言って、無駄なものまで買わないように。
毎月買う物が多い子育て世代には楽天経済圏がおすすめの理由は、こちらの記事を参考にしてください。
嫁や旦那の無駄遣いをやめさせたい
お金の価値観は人それぞれで、どうにかしようと思ってもすぐに治るものではない
人の言動でイライラすることは時間の無駄遣いなので、自分にできることをしよう
カップルや夫婦間で「相手の無駄遣いをどうにかしたい」と思うこと、ありますよね。
でも、人のお金の使い方を強制するのはほぼ不可能です。
なぜなら「無駄」が人それぞれの価値観だから。
我が家も旦那のコンビニスイーツ代が無駄だな、と思ったことが何度もありました。
それで「お小遣いが足りない」なんて言われた時は、イラっとするってものです。
ただ、コンビニスイーツが無駄かどうかを話し合って決着がつくものでもありません。
お互いの意見が相反したとき、できることはただ一つ。
譲歩することのみ。
あとは「他の無駄な支出」をいかに減らすことができるか、にかかっています。
人を変えることはできませんが、「気づきの種」を撒くことはできます。
強制的にやらされたことに対して、不満を覚えるのが人間の特性です。
また、自主的に始めたことに意味を見出すのも、人間の特性なのです。
普段の何気ない会話などから価値観の共有をすることで「いつかわかってくれたらいいな」程度に気長に待ちつつ、「気づきの種」を撒くことですね。
「お小遣いが足らないんだけど」と言われた時の我が家の対処方法は、こちらの記事を参考にしてください。
無駄遣いをやめる方法 まとめ
- 無駄遣いとは、後先考えない消費行動である
- 「安い」「見栄」「衝動的」「情報に流される」「ギャンブル」は無駄遣い
- 人生や生活上での優先順位をつけ、順位が高いものにお金を使おう
- 消費行動でストレス発散をするなら「日用消耗品のまとめ買い」がおすすめ
- 楽天経済圏を利用すると、ポイント還元でダブルでお得
- 人の無駄遣いをやめさせることはほぼ不可能
- 他の無駄な支出を節約したほうがストレスなくいられる
- 価値観の摺り寄せなどからいつか理解してくれたらいいなくらいで気長に待つ
浪費家だったころは、給料日が異様に羽振りが良く、給料日に近づくほど節約生活をしていた記憶があります。
やっぱり後先考えない消費行動こそ、無駄遣いだったんだなと感じます。
お金を使う時ごとに無駄遣いの消費タイプは変わりますから、お買い物の際は気にしてみてください。