【もくじ】
美肌を維持するのに大事なのはターンオーバー
肌本来の力が弱くなる
健康な肌は一定のサイクルで新しく生まれ変わっています。
この代謝を「ターンオーバー」と言います。
ターンオーバーのサイクルが乱れると、肌荒れや吹き出物、ニキビなどの肌トラブルが起こる原因となります。
ターンオーバーの正常なサイクルは約6週間。
皮膚の奥には新しい細胞が生まれる「真皮」という場所があります。
真皮から皮膚となる新しい細胞が生成され、だんだん下の層から上へ上へと押し上げられていきます。
そうして約4週間目、表面の肌へと成長し、約6週目に垢となって剥がれます。
つまり、肌の入れ替わりシステムにより若々しい肌を保ってくれているのです。
洗顔やクレンジングの何がダメなのかと言うと、サイクルを無視して、どんどん肌をめくってしまうから。
私も経験しましたが、クレンジングした後の肌はつるつるではないですか?
それは、洗顔で上の層の肌をめくって、下の未熟な若い肌だからです。
これを繰り返していたため、私は毛細血管が透けるほど皮膚が薄い状態になり、未熟な肌故に乾燥肌になっていました。
化粧水や保湿も不要です。
薄くなった肌に化粧水や保湿を行うと、若い肌は怠けます。
要するに、化粧水や保湿を与え続けると、これらがなくてはいけない「弱い肌」になります。
健康な肌を作るための6項目
- 朝と晩に水か温水で優しく洗顔
- 365日日焼け止めを塗る
- 肌は「触らない」「擦らない」「湯船は5分以内」
- バランスのいい食事をとる
- ストレスを減らす
- よく寝る
私がお世話になった皮膚科はとても人気で、他県ナンバーの車もよく見かけます。
患者は赤ちゃんから高齢者まで、老若男女問いません。
先生は、爽やかで人当たりがいい40代の皮膚専門医です。
そんな先生から肌の治療をするにあたり、正しい肌のスキンケア方法を教えてもらたのでご紹介します。
朝と晩に水か温水で優しく洗顔
洗顔フォーム・クレンジング・化粧水・保湿は一切不要
朝と晩に水か温水で優しく洗いなさい
要は、皮膚のバリアである必要な油分までも洗い落してはいけないよ、という事です。
過度な洗顔をすると、弱い肌になります。
朝起きたときと、就寝前に見ずか39度以下の温水で軽く洗い流す。
決して手で顔を擦らないようにしましょう。
水が顔に当たるだけで、汚れは十分落ちます。
肌は新しい皮膚を作っては剥がれるというサイクル「ターンオーバー」があります。
つまり、過剰なメンテナンスをしなくても、浄化システムが肌自体に備わっているため、過度な洗顔は不要なのです。
美肌になるには「365日焼け止め」を塗る
紫外線
だから対策をしっかり行う
肌老化原因の8割は「紫外線」と言われるほど、肌にとっては天敵です。
紫外線を直接浴びることにより、シミ・しわ・たるみが生じやすくなる上、皮膚ガンの原因にもなります。
世界最高峰の皮膚科学会であるアメリカ皮膚科学会も、『毎日日焼け止めが必要』としています。
SPE30またはそれ以上、及び耐水性のある日焼け止めを推奨しています。
肌を「触らない」「擦らない」「湯船は39度以下で5分以内」
肌を触らない・擦らない・長湯しない
お肌はとってもナイーブ
ニキビや吹き出物が気になって触ってしまう、潰してしまうことありませんか?
触るだけでも肌の状態を悪化させる可能性があるため、触れないよう心がけましょう。
もちろん、顔や体を拭くときもゴシゴシ擦らないこと。
清潔なタオルで軽くたたいて乾かしましょう。
毎日のお風呂も、湯船につかる時間は「5分以内」。
お湯の温度は39度以下。
熱湯やお湯につかり続けるのも肌にとっては負担です。
40度以上の熱めのお湯で入浴した後、全身がかゆくなる。
そんな経験ありませんか?
私は正にこのままの体験を、物心ついたころからやっていたことに気づきます。
実家のお湯の設定温度は40度。
それが当たり前と思って生活してきました。
そして治療開始時、先生の指導通り熱くても39度のお湯で短時間入浴するようになってからは湯上りに肌が痒くなることが格段に減りました。
今では全く痒みは生じません。
人の肌はとってもナイーブです。
「触らない」「擦らない」「湯船は39度以下で5分以内に出る」
今日からすぐ始められますから、是非チャレンジしてみてください。
美容の基礎「バランスのいい食事」をとる
食事そのもの
食べたもので体は作られている。
当たり前のことです。
しかし、その当たり前を毎日こなすのは難しいですよね。
ただ、意識するだけでも食べるものは変えることができますから、頭の片隅に置いておいてください。
肌にいい食事は、酸化防止効果のあるビタミンCを多く含んだもの。
レモン・イチゴ・キウイなど。
さらに細胞を作るために必要なたんぱく質。
脂肪分の少ないお肉ですね。
抗酸化力の強いナッツ(無塩)や人参。
疲労回復効果のあるニンニク。
デトックス効果のある緑茶・ハイビスカスティー・マテ茶などはお勧めです。
意識してストレスを感じるくらいなら、色とりどりのカラフルな食事をとるように心がけるだけでも食事意識は向上します。
間食や、サラダの食感アクセントで使っています。
美味しい無塩素焼きナッツ
美容の大敵「ストレス」を減らす
乾癬や湿疹など
一部の皮膚疾患の中には、本当にストレスが溜まったときに「肌トラブル」として現れるものがあります。
その代表が乾癬(かんせん)や湿疹です。
また、飲酒のし過ぎでも同じような肌トラブルを起こしやすくなります。
なるべくストレスフリーでの生活ができるよう、生活を見直し、肌にも自分自身にも優しい環境を作りましょう。
「めんどくさい」は楽するチャンス!
私が感じた「めんどくさい」を失くした経験談まとめ記事はこちら。
美容も精神も「寝る」ことで良くなる
22時~2時の間
または10時間、最低でも6時間の睡眠が好ましい
美容に限らず、健康的な生活の象徴として睡眠時間はとても重要です。
なぜ睡眠時間が大切なのかと言うと、新陳代謝には必要不可欠な時間だからです。
睡眠時間は体を休めているだけの時間ではありません。
眠りながらも、体内では1日の修復作業や記憶の整理をしています。
それがゴールデンタイムと言われている「22時~2時」が最も活発に活動しているというわけですね。
この時間にどうしても睡眠できないという方は、できれば「10時間睡眠」。
最低でも6時間のまとまった睡眠を確保しましょう。
健康な精神を保つためにも睡眠は最も重要です。
ストレスフリーにも繋がります。
「高級スキンケア=健康肌」は間違い
人間の皮膚は排出器官
排出するところに栄養を与えても効果が出にくい
②聞いたことがある手ごろ価格のスキンケア商品
さて、どちらが効果があるでしょうか?
そして、それらは肌にとって意味がない。
美容成分たっぷりの「化粧水」や「美容液」を使えば、つるつるぷるぷるの肌になるのか?
一時的に肌質が上がっても、継続はしません。
なぜなら、肌は栄養成分を吸収する器官ではないからです。
肌には、外の刺激から身を守る「バリア機能」があります。
よほど強い薬でなければ、肌の細胞を作り出す真皮まで届きません。
そもそも肌は、きめ細かいフィルター状になっているため、化粧水や美容液では分子が大きすぎ、肌の奥に浸透することが不可能。
さらに言うと『皮膚は排出器官』です。
汗を流し、脂を出して代謝によって垢となり剥がれ落ちる。
これが本来の皮膚の機能です。
排出する場所に栄養を与えたところで、効果が出にくいのは当然。
口から食事をとり込み、胃で消化して、腸で栄養分を吸収。
そして不要なものは排泄する。
これが体の構造であり、排泄場所から栄養を摂取しても効果が薄くなります。
つまり健康な肌の栄養は、細胞や血液なのです。
「肌 排泄器官 化粧水」と検索すると、いろんな記事がでてきますよ。
≪おすすめ記事≫
➡【ターンオーバーの真実】(外部サイト)
➡【お肌は排泄器官です。NPO日本免疫美容協会】(外部サイト)
高級スキンケアはなぜ高いのか?
- 広告費
- 開発費用
- 店舗維持費
つまり、『購入してもらうため』にかける資金が高くなるため、商品価格も高くなります。
例えば全く同じ品質・価格の化粧水でもパッケージや容器、聞いたこともないブランドなら、手にしますか?
あなたの好きな芸能人と、知らないエキストラの広告ならどちらが魅力的に見えますか?
多くの人が利用する駅に美容部員を設けて化粧品を売っていれば、帰宅ついでに寄ったりしませんか?
美容部員さんから褒められたり、商品の知識が増えて楽しくないですか?
これらすべては、企業はブランド力を保つため、販売するための「企業努力」です。
しかし、よくよく考えてみるとこれらは購入する動機にはならないと私は思います。
みんなが知っているブランド≠自分の肌トラブルが治る
綺麗な女優がCMに出演している≠私も女優さんのような肌になる
パッケージや容器が好み≠美肌になる
「無意識のうちに購入している」
それは企業がそうなるように誘導している、というのもまた事実なのではないでしょうか。
やはり肌トラブルを失くすには、この6つが重要です。
- 朝と晩に水か温水で優しく洗顔
- 365日日焼け止めを塗る
- 肌は「触らない」「擦らない」「湯船は39度以下5分以内」
- バランスのいい食事をとる
- ストレスを減らす
- よく寝る
粉拭き乾燥肌の治療方法 まとめ
- 10年以上の乾燥肌は日々のスキンケアが原因だった
- 毎日の過度な洗顔や保湿により私の肌は毛細血管が透けるほど薄くなっていた
- 皮膚科専門医の元、約4ヵ月の治療で乾燥肌は完治
- 完治から1年以上経過した現在も乾燥しない肌のまま
- スキンケア品は一切不要
- 朝晩水か39度以下の温水で優しく洗顔
- 365日、日焼け止めを塗る
- 肌は「触らない」「擦らない」「湯船は39度以下5分以内」
- バランスのいい食事を心がける
- ストレスフリーの生活にシフトする
- 10時間睡眠、最低でも6時間の睡眠をとる
- 高級スキンケア商品は、企業努力の結晶であり美容効果と必ずしもイコールではない
肌質も資金力もそれぞれ違いますから、一概に私の体験全てが正義!とは言いません。
もともと肌が強い人もいるし、お金で美の問題を解決できる人もいます。
私は「肌が生まれつき弱く」、「大金や時間をかける」という選択肢がなかったため、皮膚科専門医の元で乾燥肌の治療をしました。
結果、乾燥肌は見事無くなって満足しています。
過度なスキンケアはご注意ください。
そして、医療機関で治療するという選択肢もあります。という体験談でした。