コンクリート壁に車をぶつけ、テールランプカバーが割っちゃいました。
業者に持ち込んだほうが的確で美しい仕上がりになると思いますが、安く抑えるためセルフ修理することにします。
カバーとランプ交換は初心者でもやりやすい部類です。
そんな交換風景を画像付きで紹介します。
(ただし車種によって違いがあるので事前に調べましょう)
【もくじ】
割れたままのテールランプカバーは違反行為
整備不良は立派な違反行為です。
今回のような尾灯等の整備不良の違反点数は1点。
反則金も課せられます。
大型車9,000円、普通車7,000円、二輪車6,000円、原付車5,000円。
当たり前ですがテールランプカバーが破損していると車検は通りません。
ちょっとライトがつかないだけ、割れてるだけという認識はやめましょう。
反則金でお金を失うより修理費にあてたほうがいいですよね。
テールランプカバーが破損したときの応急処置
大半はすぐ修理することはできないと思います。
とは言え放置はよくありません。
雨水が入ると端子が錆びたり電気系が故障する恐れがあるからです。
すぐ修理できないときは応急処置したほうが安心と言えます。
やることは3つだけ。
まず割れたカバー破片の回収。
交通量が多いところは危険なので無理しなくて大丈夫です。
次にテールランプが点灯するか確認します。
点灯しない場合は電球が割れている可能性が高いので新しいものを付け替えましょう。
テールランプの電球交換のやり方はこちらで紹介しています。
最後には半透明なクラフトテープでの補修です。
テープの色はランプが見えやすい半透明が良いと思います。
傷が小さいならマスキングテープでもいいですね。
回収したカバー破片を使ってこれ以上破損させないよう密閉します。
これで応急処置はできました。
いざというときのために養生テープを1つ車に入れておくと便利です。
レガシィB4のテールランプカバーを片方だけ交換
愛車はスバルのレガシィB4です。
ビフォー&アフター
テールランプカバーの下部(黄〇)にひび割れがありますね。
ここまで大きいとカバーをまるっと交換しなくてはいけません。
テールランプカバーDIY修理交換のやり方
- テールランプカバーを外す
- 配線し直す(点灯チェック)
- 新しいテールランプカバーを固定する
作業時間は片方で10~15分ほど。
テールランプカバーは素人でも整備可能です。
ただし、車種によって場所や固定器具の数が異なるため車種ごとの事前知識が必要になります。
YouTubeで同車種のカバー交換などを見つけるのがわかりやすく手っ取り早いですね。
工具の紹介
内張りはがし
マイナスドライバーでも代用可能だが車を傷つけたくないなら使った方が無難
レンチ
固定器具を外したり取り付ける時に必要
狭い場所でも使いやすいタイプがおすすめ
①テールランプカバーを外す
トランク内にあるテールレンズ周辺のクリップを外します。
内張り剥がしを使いますがそこまで力は必要ありません。
クリップを全て外してカパっと開けると配線が少し見えてますね。
写真に写ってる配線はテールランプのものです。
中を覗くと器具でテールランプが固定されてました。
作業スペースがとても狭いので小型のレンチを使ってナットを外していきます。
ツメで仮止めしてあるテールランプをガボッと引き抜きます。
どれだけやっても抜けない場合は固定器具がまだついてるかもしれません。
見落としがないか確認しましょう。
取り外したテールランプで確認すると全4か所が固定されてました。
これは車種によって違うため事前に調べた方が安心です。
また、最後は同じ個所にナット固定するため場所を忘れないように気を付けてください。
②配線し直す(点灯チェック)
配線コネクタを古いテールランプから外して新しいテールランプに配線し直す作業に入ります。
赤丸で囲ってあるのが配線コネクタです。
配線コネクタを外すと写真のようになります。
これで古いテールランプはお役御免。
廃棄方法は各自治体のルールに従いましょう。
そして既存の電球を取り出して新しいテールランプカバーへ通しました。
新しいテールランプカバーと配線コネクタを接続します。
1カ所ずつ作業するため配線を間違えることはほぼあり得ません。
が、仮に間違えたとしてもランプが点かないだけで故障する心配はしなくても大丈夫です。
この段階で必ず点灯確認を行います。
家族や友人に手伝ってもらうのが一般的。
どうしても一人でチェックする場合はスマホで録画するのが確実です。
- ブレーキランプ ブレーキを踏んで点灯するか
- バックライト ギアをリバースにすると点灯するか
- 尾灯 ヘッドライトをつけたら点灯するか
- ウインカー ウインカーを操作したら点灯するか
③新しいテールランプカバーを固定する
点灯が正常なことを確認できたら交換するテールランプカバーを固定します。
外す際の手順を逆にやるだけなんですけどね。
トランク内のクリップを元通りにして完成です。
破損したテールランプカバーの交換費用
セルフ修理の費用は4,500円でした。
- テールランプカバー 3,900円
- テールランプ 600円
業者にお願いすると工賃に2~4千円に部品代がかかります。
そう考えると4,500円は安く済んだと言えるでしょう。
ヤフオクは車のパーツが多数取り扱われています。
うちのように車種が古くてパーツが入手できないものでもヤフオクなら見つけやすいです。
利用するにあたり注意していることは2つあります。
まず信頼できる出品者であること。
過去の取引レビューを参考にしていますが、ハズレるリスクもあるのがヤフオクなのは忘れてはいけません。
次に商品の状態を確認してから購入すること。
中古品は前所有者のカスタマイズのまま送られてくることが珍しくありません。
届いたら思ってたのと違う!がないように説明でわからないことは販売者に教えてもらいます。
今回は理解した上でカスタマイズ商品を購入しました。
ちょっと面倒だったけど状態と価格を考えた結果です。
テールライトの電球交換のやり方
点灯確認をしたところ1カ所点きませんでした。
どうやら電球の寿命が尽きていたようです。
すぐにカーショップへ行ってテールランプを購入したので取り付けましょう。
テールランプは車種によって違います。
よくわからないときは古い電球持ち込んでショップ店員に見せれば教えてくれますよ。
テールランプの交換方法
コネクトの電球を付け替え、テールランプカバーへ戻せば完成です。
今回は両方のライト交換しました。
作業時間は左右で5分ほど。
家の電球を変えるくらい簡単です。
電球の交換が終わったら必ず点灯チェックをしましょう。
テールライト交換はとても簡単だし自分でやった方が安上がりです。
最寄りのカーショップでは1カ所で550円、2か所で1,100円かかります。
自分でやれば0円。
参考動画
テールランプ交換!電球交換は誰でもできる。LED電球交換時の注意点も
「車=専門業者」っていうイメージがありますが、やってみたら意外とできることがあります。
テールランプカバーや電球交換はまさにそれ。
手間もお金も省けるのでセルフメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
ではまた。