【ディーラーの車検費用は高い?】スバルとカーショップを比較してみた

愛車の走行距離は21万キロのウシです。

ディーラー車検は高いのか?
ディーラーとその他で車検を受けた体感で言うと、10万キロ以下なら非ディーラーと比べて3万円ほどの差だと思います。
うちみたいに長いこと同じ車に乗り続れば劣化してあれこれ整備を……というか、乗り換えを勧められます。
走った分だけメンテナンスが必要なのは当たり前なのでそれはそれとして。

金額差が大きく感じたらカーショップやガソリンスタンドで車検を受ければOK。
整備技術や安心感を考えたら妥当と思うならディーラーがおすすめです。

スポンサーリンク

ディーラーとそれ以外の車検費用の違い

過去4回の車検をいろんなところで受けました。
内容は以下の通りです。

過去の車検費用一覧

表は左右にスライドできます

委託先時期
走行距離
車検費用
(追加整備差引額)
車検点検整備
検査費用
追加整備
ディーラー2017年
138,901km
78,872円29,160円
ディーラー2019年
167,644km
202,798円
(127,274円)
31,320円左ミラー交換
9,396円
シャーシ塗装
12,528円
右後輪ハブ交換
53,600円
スーパー
オートバックス
2021年
185,484km
152,038円
(119,753円)
20,000円 ※右前輪ハブ交換
32,285円
ガソリンスタンド2023年
201,196km
124,200円29,600円
※検査料、事務手数料は基本工賃に含まれるため正確な金額の算出不可

車検点検整備・検査費用の差額は数千円。
つまり車検を通すための必要最低限な整備費だけを見比べると、ディーラーもその他もあまり差はありませんでした。

ディーラー車検で20万円以上の見積もりが出るパターンはいくつかあります。

ディーラー車検が高いと言われる理由

ディーラー車検が高いといわれる理由
  1. 普段から車のメンテナンスをしていない
  2. ディーラーに言われるがまま整備する
  3. 大きな整備箇所がある
  4. 工賃や部品代が割高

普段から車のメンテナンスをしていない

車に無頓着な人でありがちなパターンです。

例えば定期的に歯科検診や歯のクリーニングをしている人と、虫歯になったら歯医者に行く人がいたとします。
日頃からメンテナンスしておけば3か月に1回数千円で済みます。
虫歯がひどいから抜歯して神経も抜くとなれば1万円以上かかります。
その治療費を「高い」って言いますか?ってのと同じです。

バッテリーやオイル交換、足回りの整備をしないで車検を受ければそりゃ高額になるよね。
整備箇所ごとに部品代と工賃がかかるから高く感じます。
裏を返せばそれだけ放置し続けてたってことです。

関連記事 走り出すとゴォォとかガァァって異音しませんか?

ディーラーに言われるがまま整備する

逆に見積もり通りに整備すると車検代は高いままです。
これは車の知識がない人にありがち。

ディーラー側は100%に近い整備の見積もりを出してきます。
80%は車検に必要な整備で、残り20%は一緒にやったらいいですよっていう整備。
20%をカットするだけで数万円カットできます。
でも車の知識がないとそんなところをわざわざ見ないのでちょっと費用は割高に。
車は整備されるからいいことではあるんですけどね。

金額だけで言うなら見積もりの段階で担当営業や整備士の意見を聞き、整備内容を添削するのがおすすめです。

関連記事 車検代を抑えたいなら3社から見積もりを取ろう

大きな整備箇所がある

2019年の車検で左のサイドミラーを修理して9,400円かかりました。
私の不注意でパリンッってウィンカーのライトが割れたんです。
ライト関係は車検をクリアするためには絶対直さなきゃならんところ。
注意してたらライトは割れなかったので9,400円を支払うこともなかった。
つまり「余計な整備箇所を増やさない=節約」ってこと。

関連記事 車の維持費を安くするために今すぐできること

工賃や部品代が割高

ハブベアリングっていう足回りの整備をディーラーとオートバックスでしたところ、オートバックスのほうが安かったです。

ディーラー 左前輪ハブ交換 38,874円
オートバックス 右前輪ハブ交換 32,285円
差額は6,589円

ってなると「ディーラー割高じゃん」ってなるんですけど実は理由があるんです。

ディーラー車検・整備のメリット

「整備の質が高い」のがディーラーの良さです。
その反面、費用が高いです。
お金で安心・安全を買うって考えれば数万円くらい出すってドライバーが多いかもしれません。

ディーラー車検のメリット
  1. メーカー特化のメカニックによる整備
  2. 整備には純正品を使う

メーカー特化のメカニックによる整備

ディーラーの整備士は自社メーカーの専門知識を持っている精鋭メカニックです。
さらに研修をすることで整備士の技術力が安定しています。
だから顧客は安心して修理することができます。

車メーカーはそれぞれ強みがあります。
トヨタは時代とニーズに合った車作りと効率的に生産する商売上手。
スバルはエンジンに力を入れており、アイサイトなど安全性と乗り心地に特化。
……みたいな感じで各企業の特徴は様々。
当然、整備士に求められるのは自社に特化した知識や技術になります。

過去にタイミングベルトを交換したくてカーショップなどで見積もりを取ったことがありました。
すると「どうしても部分的に交換できない箇所があるので完全に整備するならディーラーでお願いします」と。
1社だけじゃなく、ほかでも同じことを言われました。
コアな修理ならやっぱりディーラーですね。

そんな精鋭メカニックにやってもらうからこそ工賃がちょっぴり割高です。

整備には純正部品を使う

ディーラー整備に使うパーツは純正品です。
不具合のリスクがほぼないため安心。
互換品などに比べるとやや高い。

カーショップなどでも純正品が手に入れば対応してくれますが、入手できなかった場合は非純正品での整備。
もしくは部分的に修理ができない可能性があります。

また、ディーラーの工場には最新の設備が取り揃えてあります。
民間整備工場ではできない整備もディーラー工場なら可能です。

ディーラー車検の時間は長い?

ディーラー車検のデメリットで「時間がかかる」ってネットで見かけました。
何度か利用している私としては1度もそんなことなかったです。
部品は見積もりの添削が終わった段階で取り寄せてもらい、届いてから納車してました。
土曜の午前中に預けて翌日の昼過ぎには完了してます。

車種や整備箇所、そして混雑具合によりけりでしょうがディーラーだから必ず日数が必要と言うわけではありません。

ディーラー車検の流れ

車検の流れ
  1. 予約
  2. 受付
  3. 点検
  4. 見積もり
  5. 作業内容の確認
  6. 点検整備
  7. 完成検査
  8. 引き渡し

まずは見積もり点検をするために電話などで予約をします。
当日は受付に行って鍵を渡し、点検と見積もり作成まで待ちます。
ドリンクを飲めたり、子どもが遊ぶスペースもあるので家族連れでもいけますよ。
約1時間ほどで終わると思います。

見積もりができたら営業担当者と内容や金額を確認。
OKなら納車日を決めます。
納車時に必要なもの(車検証、自賠責保険証明証、自動車税納税証明書、運転免許証など)そして代車を借りるかを決めておきましょう。

納車日当日は指定時間通りに受付を済ませ、鍵を渡します。
担当者へ必要書類を渡し、代車を借りて帰宅。
整備工場で修理や検査をしてくれます。

車検が終わったとディーラーから連絡が来たら取りに行きます。
代車のガソリンは満タンにして返却しましょう。
あとは支払いを済ませて帰宅。

後日、車検完了のシールが届いたら貼ります。
2023年7月3日より、車検シールの貼り付け位置が変更されました。
「運転席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置(前方かつ運転席から見やすい位置)」です。
私は運転席の右上に貼ってます。

関連記事 点検するならディーラーが安心

ウシ

新車やディーラーの中古車を買ったばかりであればしばらくディーラー車検という人も多いです。
不備の可能性が低く、保証延長の恩恵が得られるのでそれもアリですよね。
車検はよそで法定点検はディーラーってやり方もあります。
自身の好みに合わせて考えてみましょう。
では、また。

スポンサーリンク