産まれたときから猫がいる家庭で育ったウシです。
猫の爪切りってそんなに難易度高くありません。
"コツさえつかめば"
調べると対策として爪切り用ハンモックやマスク、洗濯ネットなどのワードを発見。
野良猫とかで人慣れを全くしていない子でどうしても今爪を切らなきゃいけないのであれば、仕方ないかも……くらい。
基本的には使いたくないし、おすすめしません。
逆に抱っこできるくらい人慣れしている猫には一切必要ないグッズです。
余計に爪切り嫌いになる可能性があるからです。
おとなしく膝の上に寝てくれる子には「いかに嫌なことをしないか」を考えてみましょう。
と言うわけで猫が嫌がらない爪切りのコツを紹介します。
【もくじ】
爪切りって猫に必要?
人間と猫がともに生活するには爪切りは必要です。
だって同居猫や飼い主や家族を傷つけるキケンがあるから。
猫の鋭い爪はとても強力な武器です。
その爪に引っかかれると「猫ひっかき病」を発症するキケンがあります。
猫ひっかき病とは別名バルトネラ症と呼ばれ、その名の通りバルトネラ菌に感染・伝播した犬猫から引っかかれたり噛まれたりすると発症する病気です。
犬や猫はバルトネラ菌を持ったノミの吸血により感染・伝播します。
なお、犬猫にとってバルトネラ菌は常在菌のひとつであり、感染しても無症状。
しかし、人間には次のような症状が出ます。
・傷口の化膿
・発熱
・リンパ節の腫れ
・倦怠感
・吐き気
症状が重いと脊髄障害や麻痺を起こすことがあります。
自然治癒でも治りますが、日常生活に支障がでれば即病院へ。
傷口の症状が気になれば皮膚科または整形外科。
腫れ、熱、関節痛なら内科へ。
私の父は飼い猫からひっかかれて猫ひっかき病に感染しました。
リンパ節が腫れあがり、手が通常の2倍まで膨れるほど。
物をもちあげれないしキーボードだって打てません。
仕事ができないなんて生活に支障ありまくり。
病院で診てもらいましたがそれでも軽傷の範疇だそう。
抗生物質を服用して3週間ほどで手の大きさは元に戻りました。
中には完治に数か月かかることもあるそうなので侮ってはいけない病気です。
猫ひっかき病に感染しないため、次のような感染対策を行いましょう。
・猫は完全室内飼いにして野良猫と会わせない
・ノミ予防と駆除の徹底
・猫と口移しをしない
・爪を定期的に切る
猫が爪切りを嫌がる理由
足先や肉球を触られるのが好きな猫はあまりいません。
むしろ触られたくない部位の上位に足先がランクインするほど。
足先を触られたくない理由は敏感だからと言われています。
特にジャンプや狩りをするときに地面をけり上げる後ろ足を触られるのは嫌がる子がおおいみたい。
うちの子は前足の方が嫌がりますから個体差があります。
どちらにせよ無神経に触ると猫から嫌われます。
肉球はかわいいけど節度をわきまえて触らせてもらいましょう。
しかし、爪切りをしようとすると必然的に足先や肉球を触らなくてはいけません。
中には暴れたり、飼い主の手にかみつく子がいます。
このような問題行動を改善するにはいくつかコツがあります。
猫が嫌がらない爪切りのコツ
猫の嫌がることをしなければ爪切りで噛まれたり、引っかかれることはほぼありません。
うちは次の3つを意識しながら爪切りしてます。
- コンパクトな爪切りを使う
- 爪切りをするタイミングはおやつか熟睡中
- 一度にすべての爪を切ろうとしない
コンパクトな爪切りを使う
猫の爪切りは小さくて扱いやすい大きさのものがおすすめ。
猫の爪切りはいかに手早く終わらせるかが重要です。
だらだらやっていると猫が逃げてしましますから。
爪切りの効率アップのため、コンパクトでよく切れるものを使うといいですよ。
コンパクトで切りやすく、深爪しないストッパー付き。
カチっとはめればストッパーが固定できます。
ストッパーがあると2~3mmのみカットできるため深爪する心配がありません。
爪切りに慣れればストッパーが邪魔になることがあります。
そんな時は固定を解除して使用。
猫の爪切りが苦手な人、慣れた人のどちらも安心して使えます。
使ってるもの
爪切りをするタイミングはおやつか熟睡中
爪切りが嫌いな猫にはおやつを与えながら切る、もしくは熟睡中に切るのが有効です。
おやつに頼るなら爪切り係とおやつ係の2人が必要になります。
おやつ係はできるだけ少しずつ与え、時間を稼ぎます。
爪切り担当は手早く爪を切るのに専念。
ちゅ~るのようなスティックタイプだと切りながらあげやすいです。
使うもの
一人で爪切りをするなら猫が熟睡しているところを狙います。
人間と同じように浅い眠りと深い眠りを繰り返している猫。
深い眠りだと呼んでも反応しないし、泥のように眠ります。
そのタイミングを狙って手早く爪切り。
足1本分くらいは爪を切れると思います。
逆に浅い眠りだとすぐ気づかれてしまいます。
寝言を言ってたり、ひげをピクピクさせているときは浅い眠りのサイン。
仮に起きちゃってもぼ~っとしてるのでササッと2~3本分はカットできます。
一度にすべての爪を切ろうとしない
これは絶対ルールです。
どんなに爪切りがうまくても4本足を一度に切ることは難しいもの。
切ろうと無理やり足を引っ張ったり、押さえつけると猫は暴れます。
猫の爪切りは引き際が肝心。
サファリゾーンでエサと石を投げてポケモンを捕まえる歯がゆさと猫の爪切りは似てると思うんですよね。
猫ってそういう生き物です。
気分が良さそうなときを見計らって爪切りしましょう。
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猫の爪切りはどこまで切ればいいの?
猫の爪には血管が通っています。
だからあまり深爪すると出血することも。
爪を明るいところで見るとピンクに見える部分がありますよね。
そこは血管や神経が通っている場所。
切るととても痛いでしょうから必ず先端のみカットしましょう。
爪をカットする頻度は?
一般的に言われるのは爪切りの頻度は2~3週間に1回ほど。
シニア世代は爪が伸びる速度が遅くなるため月に1回とゆっくり目。
だけどコレっていう期間はありません。
「見て尖ってたらカットする」で大丈夫です。
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爪切りは猫とのコミュニケーションでもあります。
飼い主が緊張していると猫はいつもと違う雰囲気を感知して身構えることもあるでしょう。
リラックスして猫を愛でながら少しずつ爪切りに慣れると良いですね。
ではまた。