【ペット保険はいらない】保険料を支払うよりコツコツ積立してます

拾った兄弟猫と暮らしているウシです。

近所にも猫飼いが多く、たまにペット保険の話が上がります。
私はだんまり。
だってペット保険に入ってないんですもん。
「未加入です」って言うと驚かれることが多々あったので口を閉じてます。

ペット保険に未加入なのは割に合わないからです。
ってなわけでペット保険がいらないと考える理由をまとめます。

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そもそも保険の役割とは?

保険の役割
  • 生きている限り家計破綻するような"万が一"のリスクがある
  • みんなでお金を出し合って"万が一"が起きた人を金銭的に助けるシステムが保険

どんな保険でも根本は同じです。
生活破綻するようなリスクを回避するためにみんな保険に加入しています。

車を運転するなら高額賠償額のリスク回避のために自動車保険。
家を所有しているなら火災や自然災害で生活場所がなくなるから火災保険や地震保険。
残された遺族の生活がお金に困るリスク回避には生命保険……といった具合です。
つまり保険とは金銭的に助けてくれるお守りのような存在です。

そして保険のシステム上、すべての加入者が恩恵を受けるわけではありません。
金銭的に助けられる人と何事もなく保険料を支払い続けるだけの人がいます。

生活破綻するようなリスクは保険で回避しましょう。

関連記事 自動更新が切れてるとヤバイですよ

ペット保険はいらない理由は生活破綻リスクが排除できないから

ペット保険に加入しても医療費で自己破産する可能性はあります。

・親が亡くなってペットを引き取ったり、可哀そうだからと動物を引き取って破綻
・高額な医療費を払えずに破綻
・治療費をペット保険で補えずに破綻
といったケースがあります。

手術や長期通院となると医療費はグンと高くなります。

読者

ペット保険に加入してても破綻するものなの?

ウシ

一部自己負担だから破綻するときはするね。
その理由を順番に説明するよ。

ペット保険がいらないと思う理由
  1. 補償対象外が多い
  2. 契約更新を拒否される可能性がある
  3. 診療費の一部は自己負担である

補償対象外が多い

ペット保険の適用範囲には限りがあります。

意外かもしれませんが感染症予防ワクチン、去勢や避妊手術、定期健診などはすべて保険は使えません。
契約内容によって多少の違いはあるものの、以下の費用は補償対象外が一般的です。
手術や入院をしたから保険適用かと思いきや使えないなんてことが起こります。
しっかり契約内容を確認することが大切です。

保険金が支払われないものの一例
  • 既往症、先天性異常
    保険期間が始まる前からある傷病や先天性異常
  • ワクチンなどにより予防できる病気
    狂犬病や猫白血病ウイルス感染症などのワクチンなど
  • 予防医療に関する費用
    フィラリア、ノミ・ダニ駆除薬費用など
  • 歯科治療、口腔外科治療
    歯科治療に起因するすべての検査、治療および口腔外科手術
  • 傷病に該当しないもの
    出産、帝王切開、流産、去勢、避妊
    爪切りや耳掃除、トリミングなど美容目的の処置料
  • 検査・代替医療
    定期健診および検査費用
    温泉治療や免疫療法など
  • その他費用
    カウンセリング、しつけ料など
    マイクロチップ挿入費用
    安楽死、葬儀費などペットの死後に使う費用
  • 健康食品・医療部外品
    サプリメントや漢方薬など
  • 自然災害による傷病
    地震、火災、噴火、津波など
  • 故意または重大な過失による傷病
    虐待など

アニコム家庭どうぶつ白書2023によると犬の入院理由1位、犬猫の手術理由1位が歯周病・歯肉炎(乳歯遺残に起因するものも含む)。
でも歯科検査・治療および口腔外科手術には保険金はもらえません。

つまり、補償範囲外の医療費が発生すると自己破産まっしぐら。
ペット保険は人間の保険のように手厚くないと感じます。

契約更新を拒否される可能性がある

ペット保険は1年更新です。
保険会社は更新前に独自の判断基準で継続審査を行います。
基本的には自動更新されますが特定の疾患は対象外などの"条件付きの契約更新"になったり、"継続を断られる"場合があります。

保険会社主導の安心が果たして本当の安心なのか疑問です。

ペット保険が自動更新できない3パターン
  1. 補償額の上限もしくは回数に達した
  2. 慢性疾患となり継続的な治療が必要になった
  3. 保険料が未納もしくは滞っている
  4. ペットへの虐待の疑いがある

診療費の一部は自己負担である

ペット保険は一部自己負担です。

負担率は50%プラン・70%プランなど契約内容によって変わります。
70%プランなら保険金7割、自己負担3割という意味。
例えば診療代に30万円かかった場合は保険金21万円、実費9万円となります。
また、保険会社の負担割合が多いほど月々の保険料は割高になります。
さらに保険の支払限度額が決まっています。

そこで医療費がいくらかかれば保険料の元が取れるのかを試算してみました。
業界最安クラスのペット保険"わんデイスにゃんデイス"で70%プランの場合。
小型犬なら90万円、猫なら80万円の診療費がかからないと元がとれません。
 

ウシ

補償範囲が狭い、契約継続に制限がある、自己負担がある。
この3つにより生活破綻リスクを排除できないからペット保険は必要ないと考えています。

ペット保険料がもったいないから積み立てる

アニコム家庭どうぶつ白書2023の年間診療費を参考に毎月いくら積み立てれば安心かを算出してみました。

アニコム損保の保険契約をした犬猫(0歳から15歳)で通院・入院・手術を含む各疾患の請求について集計したデータを使用。
犬は月々11,500円、猫は月々8,100円。
現金で積み立てておけば急な支出でも安心できる額になるでしょう。

保険は払うだけで手元に残りません。
でもキャッシュなら医療費、葬儀代など使い方に融通が利きます。
現金はあらゆる問題を解決してくれます。

まずはお金の使い方を見直して資金を貯めること。
やっぱりお金はペットの健康と飼い主の心の余裕に繋がります。

関連記事 生活の質はそのままなのに節約できるお金の使い方

ペットが人を傷つけたら個人賠償責任保険で対応

散歩中に飼い犬が歩行者を噛んでしまった。
飼い猫が訪問客をひっかいてケガをさせてしまった。
そんなときの備えとして個人賠償責任保険を契約しておきましょう。

個人賠償保険は自動車保険や火災保険の特約でつけることができます。
保険料は月々数百円。
ペットに限らず、同居する家族にも使える心強い補償です。

関連記事 自動車保険で付帯できる"個人賠償保険"とは?

完全室内飼いで健康に暮らそう

病気やケガをしにくい環境でペットが暮らすことが何より大事だと思います。

猫飼いの私が気を付けていることは以下の通りです。

猫飼いが実践しているリスク回避
  • 完全室内飼い・脱走防止……不慮のケガや交通事故、感染症
  • 誤飲するものは置かない……誤飲による入院や手術
  • コンセントがかじられないよう対策……感電や火災
  • 風呂場に入れない……溺死
  • ウェットフードも与える……腎不全や泌尿器疾患

犬猫ともに誤飲による入院や手術でペット保険を使うことが多いそうです。
トウモロコシの芯や果物の種、医薬品、観葉植物、靴下やヒモなどの布製品、鉛筆や消しゴムなど。
好奇心旺盛な子ならなんでも口にしてしまいます。
完璧に排除するのは難しいですが日頃から不要なものは置かない環境づくりをしておくと安心です。

関連記事 私が加入している保険はたった3パターンだけ

ウシ

不安だからペット保険に入る。
ではなく「実費でいくらまで払えるか」「今後の貯蓄はどうなるのか」を考えてみてはどうでしょう。
ではまた。

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