石橋をたたいて渡りがちなウシ(@usiwaka125)です。
「市民病院で出産しようと決めた理由と現実」
友人の多くは個人産院や助産院で出産しています。
逆に総合病院で産むのは逆に珍しく、
「どうしてそこにしたの?」とよく質問されました。
私は"万が一"が怖くて総合病院で出産すること決めていました。
妊娠発覚した瞬間から。
いざ出産が緊急帝王切開になり自分の選択は正しかったと思っています。
先に言っておくとどの産院で産もうが母子が健康ならそれでいいと思います。
こういう考え方や可能性もあるよねって気楽に読んでいただければ嬉しいです。
この記事は"産院選びで迷っている"、"市民病院での出産について知りたい"人向けの内容です。
総合病院で出産することにした理由
先生が不在で驚いた
スタッフが親切
食事はおいしい
総合病院で出産することにした理由
私は最寄りの市民病院で出産しました。
個人産院で出産した義妹の体験談。
この1件が決め手になったと言っても過言ではありません。
義妹は出産してすぐ子供と離れ離れでした。
なぜなら赤ちゃんが出てくるときに腕を骨折したからです。
義妹は個人産院にのこり、
赤ちゃんは総合病院へと搬送されました。
母子が離れてしまうだけでも心がざわつきますが、
そこに加え「授乳問題」がありました。
病院が違うから直接授乳はできません。
だから義妹は搾乳。
それを義母、義父らが総合病院まで運ぶってことをしていました。
自然分娩だったので数日のことですが、
2~3時間に授乳が必要なことを考えればその労力は大変なものだったと想像できます。
昼間は搾乳、夜間はミルクに頼って退院日を迎えることができたそうです。
・緊急時は総合病院の方が心強い
・お産なんて何があるかわからない
この2つが結びついたから"総合病院で出産しよう"とすぐ決意することができました。
2020年のデータでは帝王切開率は全体で21.6%。
5人に1人は帝王切開って考えると高確率。
義妹のように赤ちゃんにトラブルが起こる可能性だってあります。
それに私は親族が誰一人いない土地ではじめての出産。
義母も「その方がいいかもね」と後押ししてくれました。
一通りのことに対応してくれる病院は心のお守りになります。
そしてふたを開けてみれば私は緊急帝王切開での出産。
結果オーライです。
お産は何が起こるかわからない
5人に1人は帝王切開
頼れる人が旦那しかいない土地で初めての出産
全部ひっくるめて総合病院で産もうとすぐ決意した
夜間に産婦人科医がいなくて驚いた
陣痛に耐えること3時間。
マジで辛すぎて帝王切開でもいいから楽になりたいと思ったときのことでした。
8時くらいにはいらっしゃるのでもう少し頑張りましょう。
時計見たらまだ4時半で気が狂いそう。
ってか先生不在ってありなの!??
一瞬、メダパニの呪文を唱えられたのかと思いました。
嘆いてもいないものは仕方ない。
とにかく先生が出勤する8時まで頑張ろうと決意。
目標の8時を少しすぎたときいつもの担当医じゃない先生が登場。
担当だろうがそじゃなかろうが正直どっちでもよかったです。
早く楽になりたいだけなので。
それから内診グリグリ2回、赤ちゃんが下りてくるよう垂直座り…からのまたもや内診グリグリ。
正直、死ぬほうがマシに思えるくらい。
やっと緊急帝王切開の準備に入りました。
いざその瞬間になると現場がテキパキ動き、設備も先生たちも信頼できる感じがよかったです。
今思えば、夜の時点では先生を呼ぶほどまだ緊急じゃないって判断だったのでしょう。
お産なんだから24時間、誰かしら先生がいると思い込んでました。
理想と現実のギャップがえぐい。
先生の出勤は朝8時くらいと衝撃の事実を知る
市民病院でも先生がいないときがあるらしい
スタッフみんなが親切
とにかく全員からよくしてもらいました。
妊婦検診でお世話になってた担当医からは「立ち会えなくてごめんなさいね」と言われましたが、
無事に産めたから気にしていません。
産後の検診はすべて担当医に診てもらってましたよ。
優しい先生でした。
また、授乳や育児で不安なことは看護師・助産師に相談すると親身になって教えてくれました。
それでも思うようにいかないときはありましたけど私の実力不足。
入院中は何度も助けてもらい感謝しかありません。
体は鎮痛剤を点滴のおかげで楽でした。
日によって痛みが違うこともありましたが、
「あと〇時間たったら使えるのでもう少し頑張りましょう」
「痛かったら無理しなくていいですから言ってください」
など励ましてもらいました。
みなさんの支えがあったから入院・育児生活を耐えれたと断言できます。
そんな感じでコミュニケーションは程よくできたと思います。
朝と晩でほぼ同じ人が対応してくれから顔も覚えました。
なによりいつもテキパキ働いてて笑顔だからこっちも元気づけられます。
白衣の天使は存在します。
特に大部屋から個室に移動するときの対応は神そのもの。
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お腹の傷や育児すべてをサポートしてもらったから耐えれた
市民病院の食事は普通においしい
病院食はまずいってよく言われますけど、
私は普通においしくいただきました。
まずいっていうか味がうすいってのが正しいかもしれません。
でもそれは患者の体に合った健康的な食事なわけで逆にありがたいですよ。
人様に作ってもらう食事ってだけでも助かります。
退院前日には"お祝い御膳"が振舞われました。
ずっと前から献立に書いてあるからすごく楽しみだった。
息子がスヤスヤ眠っている横でおいしいものが食べられる。
そりゃ心身共に回復しますよ。
個人産院では毎回手の込んだコース料理やアフタヌーンティーをやってるところもあります。
何を求めるかに応じて産院を選べばOK。
私は贅沢しなくてもいいタイプなのでこれで満足でした。
退院前日にお祝い御膳が振舞われる
個人的に食事には大満足だった
産院に何を求めるかで選び方が変わると思う
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市民病院で出産した理由と現実はどうだったのか
「まとめ」
- 緊急時は総合病院の方が心強いから即決できた
- 今は5人に1人が帝王切開の時代
- 陣痛が辛くて帝王切開を志願したら夜間は先生がいないと言われ驚愕した
- スタッフ全員に支えられて入院生活を送ることができた
- 食事は味は薄いがおいしい
- 退院前日にはお祝い御膳がでてきた
1度目は病気、2度目は出産です。
いざってときは安心だから一つのことに集中できるメリット付き。
デメリットはサービスが良くも悪くも一定ってところでしょうか。
個人的には全く気になりませんでした。
あなたは産院に何を求めますか?
では、また。