
この記事は2014年(当時28歳)に成熟嚢胞性奇形腫を治療した備忘録記事です。
茎捻転して卵巣腫瘍が見つかった話と入院から手術まではそれぞれ紹介しています。
で、今回はお金のことをまとめます。
これから入院する人に声を大にして言いたい。
入院から退院までは1日から末日までのひと月になるようにスケジュールを組むこと!
では本題。
【もくじ】
卵巣腫瘍でかかった診察代・入院手術費用

卵巣腫瘍の発見から完治までの支出内訳
場所 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
最寄り産婦人科 | エコー・血液検査 | 7,520円 |
血液検査結果 | 390円 | |
地域医療支援病院 | X線検査 | 8,980円 |
市民病院 | 入院(4日) | 41,600円 |
診察 | 8,450円 | |
問診 | 970円 | |
大学病院 | 診察 | 10,650円 |
入院(6日)手術 | 90,000円※1 | |
定期健診 | 8,320円 | |
合計額 | 176,880円 |
卵巣腫瘍の発見までに3つの病院で検査を受け、入院を2回しました。
実費は176,880円。
高額療養費制度を適応しています。
高額療養費制度とは
高額療養費制度とは、一定の額を超えた治療費は日本が支払うよっていう社会保険のひとつです。
納税者もしくは扶養者であればだれでも使うことができます。
もう少し具体的に言うと、医療機関などに支払った同一の自己負担額を受診者、医療機関、通院・入院、医科・歯科ごとに分け、自己負担金が21,000円以上のもののみ合算した金額を算出。
この金額が上限額を超えた分が高額療養費の支給対象となるわけです。
同一の医療機関であれば処方箋を含むことができます。
また、同世帯で同月に上記の条件と同じく自己負担金21,000円以上の支払いがあった場合は合算ができます。

要するに自己負担額21,000円以上の診察代があれば、医療機関や医科ごとに合算。
上限額を超えたら国が支給してくれる制度ってことだね。

年齢と年収で上限額が変わるよ。
ここでは69歳以下の上限額について書いておくね。
詳しくは厚生労働省HPを見るとわかるよ。
69歳以下の場合
適用区分 | ひと月の上限額(世帯ごと) | |
---|---|---|
ア | 年収約1,160万円~ 健保:標報83万円以上 国保:旧ただし書き所得901万円超 | 252,600円+(総医療費-842,000円)×1% |
イ | 年収約770万円~約1,160万円 健保:標報53万円~79万円 国保:旧ただし書き所得600万円超~901万円 | 167,400円+(総医療費-558,000円)×1% |
ウ | 年収約370万円~約770万円 健保:標報28万円~50万円 国保:旧ただし書き所得210万円~600万円 | 80,100円+(総医療費-267,000円)×1% |
エ | ~年収約370万円 健保:標報26万円以下 国保:旧但し書き所得210万円以下 | 57,600円 |
オ | 住民税非課税者 | 35,400円 |
ただし対象外になる費用があります。
・入院中の食事代
・差額ベッド代
・タオルや歯ブラシなどの日用品代
・レーシックやインプラントなどの保険適用外の医療費
・正常分娩の出産費用
・先進医療費用など
- 1日から末日までの1カ月間で上限を超えた額を国が払い戻します
- 対象になる費用は医療機や薬局の窓口で支払う医療費
- 上限は「年齢」と「所得」に応じて定められている
- 1か月単位で世帯合算して上限を超えた医療費も対象
- (ただし69歳以下の人は1つの医療機関において21,000円以上のものに限る)
- 過去12カ月以内に3回以上、上限に達すると4回目からはさらに上限額が下がる
- 一部含まれない費用がある
- 消滅時効は2年間
治療はひと月で済ませたほうが安上がり
高額療養費制度は、医療機関などに支払った同一の自己負担額を受診者、医療機関、通院・入院、医科・歯科ごとに分け、自己負担金が21,000円以上のもののみ合算した金額で算出します。
私の場合は6月と7月にそれぞれ入院。
どちらも自己負担額21,000円以上の支払いが生じたので高額療養費制度が適応されました。
入院した月 | 入院費用 | 自己負担額 21,000円以上の有無 | 高額療養費制度の適応 |
---|---|---|---|
6月 | 40,630円 | 〇 | できた |
7月 | 100,570円 | 〇 | できた |



患者が69歳以下の場合は、支払った自己負担額が21,000円以上なら適応されるよ。
他の治療費も合算できる。
ただし食費や差額ベッド代、先進医療にかかる費用などは対象外。
ひと月の上限額を一覧にしておくね。
パート主婦でも高額療養費制度のお陰で金銭的負担が軽くなりました。
とにかく「69歳以下は実費21,000円以上なら高額療養費制度が使える」と覚えておきましょう。
なお、治療費に含まれないものは以下の通りです。
・入院中の食事代
・差額ベッド代
・タオルや歯ブラシなどの日用品代
・レーシックやインプラントなどの保険適用外の医療費
・正常分娩の出産費用
・先進医療費用
関連記事 帝王切開は外科手術扱いとなり高額療養費制度が使えます
高額療養費制度の払い戻し方

- 治療後に払い戻し
- 清算時に差し引き
どちらの方法でも支払額は変わりません。
払い戻しのタイミングが変わるだけです。
治療後に払い戻し
治療費をいったん全額支払い、後から高額療養費制度を申請。
申請が通れば指定された口座に還付されます。
還付されるタイミングは初診月から3か月以上経過してから。
ちょっと時間がかかるのがネックです。
申請方法は加入している健康保険によって違います。
うちはすべて健康保険がやってくれるので自動的に還付されます。
他にも会社経由で健康保険組合などに申請するところもありますね。
協会けんぽは原則、自分で申請しなくてはいけません。
清算時に差し引き
多くの人は差し引きパターンじゃないですかね。
私もこっちでした。
入院説明のときに病院側から話があると思います。
"限度額適用認定証の交付"手続きをすることで窓口での支払い額が高額療養費制度を適応した金額になります。
申請はお住いの市区町村の担当課へ提出しましょう。
認定証は1週間ほどで自宅に郵送されます。
入院受付の際に交付された限度額適用認定証を医療機関などの窓口へ提示。
すると、病院サイドが手続きをしてくれて自己負担限度額が請求されます。
ポイントは事前にやっておくこと。
交付までに最低1週間はかかるため、事前に申請と交付を済ませておくとスムーズです。
医療費を安く抑える2つのポイント

- 1日から末日までのひと月で済ませる
- 異変を感じたらすぐ病院へ
1日から末日までのひと月で済ませる
入院、手術はひと月に収まるようにした方が安いです。
理由はそういうルールだから。
これは私の失敗談ですが、卵巣嚢腫で月をまたいで検査とかしちゃってるの。
市民病院の7月合算が21,000円に届いてないッ!
高額療養費制度のルールには「1日から末日までの1カ月間で上限を超えた額を国が払い戻す」、「ただし69歳以下の人は1つの医療機関において21,000円以上のものに限る」があります。
7月の市民病院代が該当しなかった……。
月をまたぐとこういうことになる
異変を感じたらすぐ病院へ
っていうかそもそも救急車で運ばれるほどになるまで放置しておく自分が悪い。
早期発見が大事です。
定期健診を受け、異変を感じたらすぐ病院で検査をしましょう。
卵巣嚢腫は再発の可能性がある疾患で再発率は高め。
予防法は現代医学では見つかっていません。
私は卵巣嚢腫を経験してから2年に1回の子宮頸がん検診と定期健診を行っています。
茎捻転の痛みは二度と味わいたくありませんから。
子宮頸がん検診は20歳から2年に1回の健診が推奨されています。
診察は問診、視診、細胞診、内診の4つ。
細胞を採取して調べるため結果は後日となります。
内診でエコー検査をやるときに一緒に子宮や卵巣の状態を診てもらえますよ。
このように婦人科の検査で卵巣嚢腫が見つかるパターンも珍しくはありません。
負担費用は3割負担なら5千円前後。
自治体によっては助成金が出ることもあります。
横浜市の場合、自己負担額は1360円。
無料の自治体もあるみたいです。
予約は自治体に指定された医療機関に電話1本入れるだけでした。
2年に1回、自治体から通知が届いたら行ってみてはどうでしょう。
あとは生理不順だから薬をもらうついでにたまに内診やってます。
かかりつけ医にも経緯を話して定期的に卵巣のサイズを測ってます。
今のところ再発はなし。
予防医療はやって損はありません。
関連記事 3か月に1回の歯科検診と虫歯になったら治療に行く人の費用比較
医療保険はいらないと思う

私は医療保険に加入していません。
その理由は元が取れないから。
仮に入院や手術になっても高額療養費制度があるのでしっかり貯金できていれば家計が破綻することはありません。
長期通院が必要になれば限度額がさらに安くなります。
入院生活を送ったところで食事代や日用品代はかかります。
すべてを保険に頼ったほうが毎月の保険料が高くつくのでは?
医療保険に加入したからと言って病気やけがをしない、死なないわけではありません。
あくまで金銭的な援助のみです。
保険料の元を取るのに何度入院したらいいかと考えたら元が取れない。
そう思って医療保険は私には必要ありませんでした。
給料明細を見ると社会保険料が引かれてませんか?
最悪、生活できるような仕組みが日本にはあります。
すでに高い保険料を国に払ってます。
だからいざとなれば最初に頼るのは社会保障。
それでも足りないなら民間保険を利用しましょう。
関連記事 医療保険はいらないともった理由

ブログやってなかったらただの辛い記憶でした。
ここまで読んでいただき感謝です。
健康第一。それではまた!