【茎捻転しかけ?】卵巣嚢腫で手術した体験談と手術費用

痛みは限界まで我慢しがちなウシ(@usiwaka125)です。



女性で下腹部にチクチク、キリキリなんて痛みをずっと感じていませんか?


もしかしたら子宮が悲鳴を上げているのかも。



今日は「卵巣嚢腫(卵巣奇形腫)になった経緯と治療の経験談」をシェアします。



下腹部の痛みが気になるとか、ポッコリしてきたという方は要注意!

※術後・費用については3ページ目へどうぞ。

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卵巣嚢腫・奇形腫
「ガンとは限らない」

卵巣嚢腫とは?
  • 卵巣嚢腫≠卵巣ガン

  • 若いほど良性可能性が高くなる

『卵巣腫瘍=卵巣ガン』ではありません。



2013年、当時28歳の時に卵巣嚢腫と診断されました。

正式名は「成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)」

成熟嚢胞奇形腫とは卵巣にできる良性腫瘍であり、卵巣嚢腫の1つです。

詳細は後述しますが特徴は腫瘍の中に皮膚組織や髪の毛、骨や脂肪などが含まれているところ。



卵巣嚢腫と医者から病名を聞いた時はさすがに少し不安になりました。



でも先生曰く、

  • 卵巣嚢腫の約80%は良性

  • 若いほど良性の可能性は高い

  • 閉経前ならあまり心配しなくて大丈夫

  • 検査結果(血液・尿・CT)を見る限り良性だろう

と言われて少しホッとしたことを覚えています。



どうやら若い人は卵巣嚢腫がガン化することはほとんどないそうです。

逆に閉経後だと稀にガン化する場合があるとか。



卵巣嚢腫は発見された年齢によって病気の受け止め方が大きく違うようです。

卵巣腫瘍の発生率は生涯で5~7%
「原因は不明」

ぶっちゃけ、私の周囲は卵巣腫瘍になった人の割合は多いと感じてます。

  • 母親 当時40代

  • 旧友 当時20代

  • 先輩 当時20代

6人しか友達がいないのに3分の2が卵巣嚢腫経験者。

母親と自分あわせて身の回りでは4人と考えると、

誰がなってもおかしくない病気なのかもしれない。



卵巣嚢腫の原因は未だハッキリ解明されていません。

卵子が勝手に分裂を始めてしまうからって説もあるみたい。




確かに母の卵巣嚢腫を見たことがありますが、髪の毛やら歯がドン引くほど詰まってました。

軽くホラー。

いや、女性の体の神秘なのかもしれない。

私から摘出された奇形腫も頭皮のように毛髪が生えてました。



気になる方は「卵巣腫瘍 髪の毛」と調べれば閲覧できます。

自己責任でご覧ください。



前置きはこのくらいにして、次から時系列順に私の体験談を綴っていきます。

無視し続けた卵巣嚢腫の前兆
「お腹の張り・チクチクする下腹部痛」

体からの緊急サインを無視した理由
  • お腹の張り⇒ 加齢による体調の変化と思い込む

  • 下腹部痛⇒ 我慢してた

体調の変化を感じつつも1年間放ったらかしてた私。

今思えば「あれ?」って思うところは全て体が発していた救難信号でした。



これから読むことは全て反面教師にしてください。

あなたはこうなっちゃいけませんよ?

お腹がポッコリ出てきた
「卵巣腫瘍が肥大化している」

いつの頃からか、お腹の張りを感じるようになっていました。

しかもソレは緩やかに、でも確実に悪化している自覚もある。



限界を感じたときの具体例はこんな感じ。

  • 寝相の悪い旦那の手足がお腹に乗るのが苦しくて耐えられない

  • 鏡越しに裸を見るとお腹がやけにポッコリしてきた

とにかくお腹を圧迫されると苦しいのと不快感を感じる。

お腹を押されることが嫌で仕方ありませんでした。


そりゃ当たり前。

だって腫瘍が肥大化することで内臓が圧迫されてるんですから。



体の変化を感じつつも楽天家&めんどくさがり屋な私は

ウシ
飲み会が多いからな~。

20代から30代への変化って悲しいものね。

年齢や生活習慣のせいだと思い込み、病気すら疑っていませんでした。

こうして通常通り、不摂生がちな私生活を過ごしました。



何が言いたいかって?

自分を正当化するのはやめようってことです。

我慢できる下腹部痛から
「動くと辛い痛みへ進化」

ポッコリお腹と並行して下腹部痛もありました。

これも卵巣嚢腫が原因です。



「ただの腹痛だろ」

って思い込み、最初は全く気にかけもしなかったです。

ただ腹痛の頻度が増えていきました。

遂には「腹イタイ」って独り言うようになりました。



痛むのは決まって下腹部。

生理痛の時と似たような場所です。

チクチクする感覚。



月日が経つにつれ、下腹部痛の頻度はもちろん。

痛みもレベルアップ。

チクチクからズキズキ、スキンズキに痛みが変化。

家族から「はよ病院いけ」と言われる始末。

だよね。

私が逆の立場でも同じこと言うもん。



しかし!

めんどくさい感情が勝利する私は病院に行くことはなく放置。

そして1年後には痛みで動くのが辛くなりました。

痛みだしたら横になってじっ~とする。

痛みが引くのを待つことが日常化。

ここまでくるとさすがに恐ろしく思えてきました。

ウシ
さすがにこれはおかしい!

部位的に内科じゃなくて産婦人科の病気の可能性が高いように感じる!

産婦人科で検査しよう!!

こうして重い腰を上げて1年の時を経て産婦人科へ!

でも一筋縄じゃいかなかった……。

卵巣の病気を疑って最寄りの産婦人科へ
「まさかの異常なし」

医者からの診断
  • 内診エコー 異常なし!

  • 血液検査 後日結果を取りに来て

  • 処方箋 なし

嘘だろ!?って思った。

医者でもなければ医療マニアでもないけど、

痛み方や場所からすると「卵巣や子宮関係の病気」って予想してたから。



普段はこんなことしないけど、

「どこも悪くないですか?」って聞き返しちゃった。(ド失礼)



ちょっと嫌な顔されたものの「内診では異常はないです」って。

ヨボヨボのおじいちゃん先生が言うのよ。

血液検査の結果はその日のうちに出ないからまた後日ってなるし。

処方箋もないし。



2014年6月28日。

「何の成果も得られませんでした!!」の私は

『産婦人科じゃなかったら内科?』などと考えつつ帰宅。

誤診があった理由を考えてみた
「検査したいなら総合病院に行け」

なぜこの産婦人科で正しい診断をしてもらえなかったのか?

個人的な結論がこちら。

  • 出産に特化した産婦人科だったから

要は私の病院選びが悪かっただけ。



病院選びはネットの口コミで決めました。


選んだ産婦人科はネット上の口コミが一番高く、50年ほどの歴史があり、地元から愛されているような病院。



行ってみた印象は「妊婦ばかり」。

お腹がみんな大きかったり、生まれてくる子供の話をする夫婦の会話などからすぐわかる。

口コミも「出産でお世話になりました」ってものが大半だったことにそこで気づきました。

先生は80歳近いであろうおじいちゃん。

ダークブラウンの重厚なデスクに腰かけて、レトロ感がすごい。



何が言いたいかっていうと出産は高評価でも病気の診察は別ってこと。

特別な診察設備はないし、先生もちょっと信用ならん。

(申し訳ないけど)



検査したいんだったら最初から総合病院に行くべきだった。

設備は大事ってことを学びました。

歯医者選びの失敗談はこちらからご覧いただけます。

土曜日に病院はしご!
「卵巣嚢腫と診断されるまで」

卵巣嚢腫と診断されるまでの時系列
日時概要
2014年
6月28日
午前中

最寄り産婦人科で診察
「異常なし」

同日
14:00
下腹部痛が襲ってきたので
横になってやり過ごす
14:30パートに向かう道中
鋭い激痛によりうずくまる
14:45

15:30
働くのが無理と判断
社長に状況説明
そのまま病院へ

16:00

17:00

総合病院へ到着
卵巣が腫れているようだが
産婦人科がないため市民病院への紹介状をもらう

17:30~

市民病院へ到着
検査開始
卵巣嚢腫と診断される
検査入院

1日で病院を3つはしご。

最終的に入院してます。

情報量が多すぎるのでそれぞれまとめます。

パート前から鋭い腹痛
「今までで一番痛かった」

「異常なし」の診断から数時間後。

ここ最近で一番痛いんじゃないか!?

っていう下腹部痛が
襲ってきました。



「15時からパートだって言うのに……」

午前中の診察結果。

この下腹部痛。

今後の事。

不安しかないけどいつも通り、横になって痛みが引くのをじっと待つ。

土曜日が珍しく休日だった旦那に自分の体のこともぼやきます。



14時半か。

まだ少し痛むけどもう行かないと間に合わない。

急に休むのもみんなに迷惑がかかるからとパート先に向かいました。

職場に向かう道中に卵巣嚢腫茎捻転
「どんな痛み?」

職場まで徒歩5分ほど。

信号待ちしてる横断歩道を渡ったらすぐ職場だ。



ってときに過去に味わったことがない鋭い痛みが腰から腹にかけてザクッ!!と走りました。



痛みで冷や汗がでるし、立ってられない。

その場にうずくまるしかできない。



後々わかることですが、激痛の原因は「茎捻転」。

茎捻転とは、図のように卵巣と子宮が繋がっている部分がねじれる疾患のことです。

「卵巣捻転」と呼ばれたり、卵巣嚢腫がある場合は「卵巣嚢腫茎捻転」とも言います。



症状は激しい腹痛や嘔吐など。

時には意識不明に陥ることもあるそうです。



私が味わった痛みを文字にしてみましょうか。

  • 長さ40㎝ほどのぶっといキリで

  • 手加減なしで腰から腹にかけて串刺しにされる

  • しかも刺しては抜いてを1秒ごとに何度も繰り返す

  • 時には刺したままかき回す

出産の本陣痛が鈍器で腰を砕かれるような痛みだったのに対し、茎捻転は内蔵から刺してかき回す。

もはや拷問の域。

ジャンルは違えど間違いなく私の人生の痛みランキングトップ2はこいつらです。

どっちも耐えがたい痛みなのは変わりない。

卵巣の茎捻転でもっとも恐ろしいこと
「壊死」

捻転することで血流が止まったまま時間が経過すると卵巣の組織が壊死する可能性があります。



まず卵巣茎捻転は卵巣嚢腫の合併症として有名。

嚢腫が5㎝以上になると茎捻転を起こす危険性があると言われてます。



捻じれたら激痛。

運よくねじれかけ元に戻れば痛みは治まります。

ですが、完全に捻じれてしまうと壊死が始まるため、緊急手術になることも少なくないようです。



つまり、処置までの時間がかなり重要ってこと。

発見から処置までに時間がかかると最悪卵巣摘出もあり得ます。

本当に怖いですよね。



この時の私はまだそんなこと知らないのでした。

優しい職場に感謝
「パートを休んで病院へ」

自分がとっても危険な状態という自覚がないので

「店で少し休んだら治るかも!」

とか考えちゃって、一瞬痛みが和らいだ隙に職場へ駆け込みました。



でも痛みは増す一方。

発声すら苦しくてできません。



そこへ通りかかってくる社長。

「さすがにこの状況で閉店まで働くの無理だ!」

やっと正常な判断ができた私は、

絞り出す声で社長を引き留め、現状説明と働けないことの謝罪をしました。

社長
仕事はいいよ!
そんなことより大丈夫か!?
顔色すごく悪い。

病院行くなら連れてくぞ??
ウシ
旦那がたまたま休みなので来てもらいます。
社長
そうか。

もし旦那さんが無理なら、病院連れてくから遠慮なく言えよ!?

店に旦那さんきたら教えてやるから、ここで休んでな。

急なシフト変更にもかかわらずおばちゃんたちも「大丈夫だよ。体大事にしな。」って。

優しさの塊すぎんよ。

職場に恵まれてることを実感……。



約10分後。

旦那が運転する車に飛込み、近くの大きめの病院に駆け込みました。

道路を走る振動すら激痛になるので苦しかったです。

産婦人科がない総合病院
「卵巣が腫れてます」

引っ越して数年の土地。

近隣病院について無知な私たち夫婦は、パッと頭に浮かんだ大通り沿いの大き目な病院に向かいました。




午前中に産婦人科で異常なしの診断を受けたこと。

症状説明。

レントゲン検査を終え、ベンチでぐったり……。

動いたり話すたびに激痛でHP削れら続け瀕死状態。



若い男性医師に診察してもらい次の説明を受けました。

  • レントゲンでは子宮に腫瘍があるかもしれない

  • とてもじゃないけど異常なしって診断にならないくらい大きな腫瘍だと思う

  • この病院には産婦人科がないので処置できない

  • 今すぐ市民病院への紹介状を書くのでその足で向かってください

  • 市民病院側にはスムーズに受け入れてもらえるよう連絡しておきます
ウシ
え?
そんな緊急なの?
死ぬの?
若い医師
症状を見る限り緊急なので救急車も手配できますが、

どうしますか?
ウシ
じ、自分の車で、、、大丈夫、、、です……。

マジの緊急事態なのに変な遠慮しちゃう人っているよね?

私、そのタイプだったみたい。

卵巣が壊死するかもしれないってのにね。

(笑えない)

振り返ってみると、医師から勧められる救急車は素直に利用したほうが良い。

救急車ってそういう車だから。



会計を済ませ、自家用車で市民病院へ向かいました。

緊急検査入院
「市民病院で卵巣嚢腫と診断」

夜間緊急窓口から入ったものの、もう私は歩けない。

その姿を見て看護師さんが車いすを用意してくれました。

白衣の天使さんだぁ。



しかも!産婦人科の先生が残ってくれてました!!

さっきの病院から連絡を受けて待機してくれてたんですって。

周りの人に助けられてばかりの1日だ。

同い年くらいで非常に話しやすかった良い先生でした。



検査を受けた後に説明されたことは次の通り。

  • 卵巣に腫瘍があってかなり肥大化している

  • 放置で完治する病気ではない

  • むしろ悪化するのみ

  • 処置方法は摘出手術のみ

  • 市民病院では開腹手術になる

まとめると「手術は決定事項なわけですがどうやって手術しますか?」ってことですよね。



瞬時に3つのことが頭を横切りました。

  • 開腹手術で卵巣摘出した母のこと

  • 最近テレビで見た腹腔手術のこと

  • セカンドオピニオン

開腹手術になればそれだけ入院日数が長くなる。

なにより体への負担が半端ない。

母も退院してからしばらくは寝たきりだったし、辛そうだったことを思い出しました。



「他の病院で腹腔鏡手術の検討もしたいです」

とセカンドオピニオンをもうしでたところ、快く受け入れた上に

「恩師がいる大学病院でなら腹腔鏡手術ができるかもしれない」

その大学病院では腹腔鏡手術の実績が年間200件以上。

ありがたく先生の申し出を頂戴しました。

恩師の先生宛に紹介状と検査結果データが入ったCD-ROMをもって大学病院に行くように言われました。



話がまとまった後、大事を取って入院。


6月28日から7月1日までの4日間。

っていっても28日は夜だったし、7月1日には退院したので実質3日くらいだけど。


入院費はそういうの関係ないもんね。

入院費やその他もろもろの費用の話は後半にします。



ところで市民病院にどうして入院したかって?

記憶が全くない。

帰宅してまた茎捻転したら怖いから様子見のために入院するってなったかもしれないけど、

3日間も入院した記憶が本当にすっぽり抜けます。

この間何してたかわからないけど診療明細書が残っているので入院して検査したことは確か。

点滴も打ってる。



唯一覚えてるのは人生初めての入院だってはしゃいじゃって

・オンラインゲーム用のノートパソコン
・ヘッドフォン

を持っていたことと、入院生活を満喫していたこと。

ダメ人間現役時代だ。

卵巣嚢腫茎捻転どうなった?
「自然に戻ったっぽい」

これは運が良かったとしか言いようがないけど、茎捻転が自然と解消されたっぽいです。



内診エコー検査が始まる前までは激痛だったんですけど、

診察が始まったあたりからスゥーって痛みが嘘のように消えた。

さっきまでは車いすで瀕死状態だったのがケロッとしてるから自分でもビックリですよ。



それを見て先生は「卵巣が捻じれてたのかもしれない」ことを教えてくれました。

卵巣が破裂しているわけじゃないし、症状からして茎捻転だろうと。

検査前に痛みがなくなったもんだからあくまで可能性の話にはなっちゃいますけど。

結果的には問題なく卵巣に血が回ってるし、壊死の可能性もないって診断です。



この日から5年以上経ってますが、ねじれたり卵巣に病気が見つかったりしていません。

子どもを産みたかったから最悪の事態を免れて本当に良かったよ。

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