子どものおもちゃ、気が付いたら溢れかえっている……なんてことありませんか?
今日はいつも私と5歳の息子が行っている「親子でおもちゃの断捨離」についてご紹介します。
幼少期からお片付けの習慣をつけておくと個室を使うようになったとき、さらにその先独り立ちした時にも必ず役立つ。
だからこそ小さいうちから空間の整理整頓は教育したいと考えています。
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不用品は売ったほうがお金になってお得!ということで売れそうなものはいつもネットフリマを利用しています。
【もくじ】
なぜ部屋が散らかるのかを考える
「汚部屋の原因解明」
- おもちゃが増える
- 子どもが片づけを億劫に感じるようになる
- 両親に助けを求める
- 両親が手伝う➡自分で片付けなくても何とかなるようになる
結果的に片づけする癖がつかないため部屋が散らかる - 両親が手伝わない➡癇癪を起すなどして片づけに嫌な感情を抱く
結果的に片づけしなくなって部屋が散らかる
物が増えるから散らかる。
あなたのお宅はどうですか?
多分どの家庭も同じだと思うんですけど。
収納容量を超えるおもちゃがあることで平穏な家は崩れ始めると言ってもいいでしょう。
さらにその後とチャート化するとうちの場合はどっちに転んでも部屋が散らかる結果に。
そもそも物を増やさなければ断捨離なんてする必要性もない。
ってことでおもちゃの与えすぎは考え物です。
おもちゃが増えることで起こり得るデメリットが1つあります。
しかもそれは長期的に見ると結構ヤバイ生活習慣になる可能性を秘めているため、幼少期から使ったら片づける習慣を身につけておくべきだと私は考えています。
「片づけ=嫌なこと」と認識するようになる。
これが最大のデメリットですね。
おもちゃが増えると片づけることでどこに片づけていいかわからなくなる。
性格によっては片づけそのものが面倒くさくなる。
多くの人がそんな経験あるじゃないでしょうか。
片づけができない子が小学生、中学生になれば自室はおろか、引き出しや通学かばんの中まで物が散乱する可能性があります。
片づけは習慣そのもの。
幼少期からできるかできないかが分岐点と言っても過言ではありません。
断捨離のタイミングはいつ?
「あらかじめ決めておく」
- スムーズに行動へ移すため
普段やりもしないことを唐突にやろう!って言われ「どうして今なの!?」って感情が湧いてきたことありませんか?
私も幼少期の頃、親の都合で始まる掃除は嫌いでした。
子供には子供の都合があるんですから。
だったらどっちの都合も無視できる「お家でのルール」を決めておけばいい。
具体的には『本来の収納スペース以外に物を置くようになったら』が我が家での断捨離サインです。
プレイテーブルが散らかっているのが大半で、1週間放置しても片付かないようであれば週末に断捨離決行!
これがうちの断捨離ルーティン。
このようにわかりやすいサインを1つ共有しておくと「そろそろおもちゃの大掃除」が親子で断捨離タイミングを把握できるようになるのでおすすめです。
親の都合でもなければ子供の都合でもない。
そういうルールだからやろう。
あくまでルールを守るための行動なので子供が疑問や反抗心を抱くことも少ないです。
ただしルールに対して子供が納得していないと駄々をこねるため、ルール決めの段階で分かりやすく説明することが大切。
うちの場合は『新しいおもちゃを買うなら床も机の上も片付いているのが絶対条件』としているので、おもちゃが欲しければ片づける環境を整えることは必要だよねって教えてます。
こうして床におもちゃが転がることは回避できています。
断捨離する前に親がやること
「収納環境を整える」
- 100均
- ニトリ
問題なのは片づけができない「子」ではなく、片づけができない「環境」なんですよね。
親が頭を使って子供に合わせることで解決できます。
私は断捨離する前に収納環境を整えるため、100均やニトリでよさげな収納箱を買い収納するおもちゃが書かれたシールを貼ってカテゴライズしました。
実際の写真はこちら。
2歳や3歳でまだ字が読めないのであれば「収納物のイラスト+ひらがな」。
4歳を過ぎたころになるとひらがなやカタカナが読めるようになるので文字だけで理解できるように。
年齢によって形は変えるものの、箱に説明シールがあるだけでパッと見てどこに何を入れるのかが分かる環境を作りました。
使っている水色の収納箱やきれいに剥がせるシールはセリアで購入。
なんでも100均で買えちゃう便利な時代ですね。
プレイテーブルの収納箱にはニトリで買ったもの使っています。
収納する場所が分かれば後は入れるだけの簡単な作業。
あとは決まった時間に片づけを始めるなどして習慣化するだけです。
つまり整理整頓ができる環境づくりが全てであり、親次第。
断捨離をするようになるときれいな状態をキープしておこうという気持ちが働いて収納環境もかなり良くなります。
おもちゃを断捨離
「やって感じたメリット2つ」
- 所有物の優先順位を考えることができる整理整頓がしやすくなる
- 子どもの成長を感じる
所有物の優先順位を考える習慣がつく
優先順位は成長するほど付けることが多くなります。
人間関係、時間、仕事、お金、体力など。
それらを考えることは自分の人生と向き合うことだと私は考えます。
お片付けは時間軸にしたら短い期間の優先順位付けですが、慣れておくと人生に応用できるんじゃないでしょうか。
優先順位をつけるって意外と難しい作業って感じません?
例えば、家事を効率よく済ませるためには優先順位を決定します。
洗濯を先に回して掃除機をかける。
掃除機が終わったら朝食の食器を片付ける。
ひと段落する頃には洗濯が終わるから干す、、、みたいな。
主婦業ってタスク管理そのものなんじゃないでしょうか。
タスク管理は全体像を把握してないと効率的に動けないものです。
話を戻して、おもちゃの断捨離だって同じように頭を使います。
優先順位の低いものは捨てられてしまうわけですから、子供も「自分にとってどれが大切か」をよく考えて選ぶんですよ。
3歳の時は後先考えず今必要なおもちゃを選んでいましたが5歳になると未来予測もするようになり、この先よく遊ぶであろうおもちゃも敢えて残すようになりました。
物を単純に捨てるのではなく、子供に選んでもらうのは脳に良い刺激になります。
断捨離は3歳の頃から始めましたが、またあとでやっぱり欲しかった!!って言いそうなおもちゃは別室に保管してあったります。
もちろん子供の見えないところに隠してあります。
小さい頃は急な変更がよくあるでしょうから要望に応えられるように対策しておくといいかもしれません。
子供の成長を感じる
乳児に使っていた歯固めだったり、カラカラだったりがおもちゃ箱に残っていて懐かしい。
大掃除中に卒業アルバムを見つけた感覚とでもいいますか。
こんなに成長したのかと感慨深い思いでいる傍らで5歳になった息子がおもちゃの選別を真剣にやっている背中は大きく感じます。
そんなふとした親ならではの思いも断捨離のメリットかなと感じています。
断捨離のやりかた おもちゃ編
「子どもを主体にすること」
- おもちゃを全て出す
- 大きなカテゴリーでも良いので必要なおもちゃを収納容量が埋まるまで選ぶ
- カテゴリーの中でも必要不要を分類して整頓
- 2の選ばれなかったおもちゃと3の不要品に選ばれたおもちゃは全て処分
最大のポイントは子供を中心に進めていくこと。
親からみて必要か不要かではなく、子供自身の判断こそが全てです。
ただしルールは必要なので細かくおもちゃの断捨離手順を紹介します。
おもちゃを全て出して全体を把握
全て出して全体を把握する。
これは掃除のスタートラインです。
収納スペースを空けるためにも一旦全て床に広げ、所有物を知ることが大切。
おもちゃだろうと部屋の掃除だろうとこれは絶対。
優先順位の高いおもちゃから収納する
一通り把握ができたら子供に優先順位の高いおもちゃを選んでもらいます。
優先順位が決められない子は最近遊んだおもちゃでも良いと思います。
お人形とか、ブロックとか大きなカテゴリーでも問題ありません。
親からすると「それいらないんじゃね?」ってのも選ばれると思うんですが口出ししないこと。
大事なのは子供が納得したうえで整理整頓に参加していることだから。
直感的に普段遊ばないおもちゃを選んだとしても「やっぱちがった」と変更することもあります。
自分の頭で考えて決断することに大きな意味がある。
おもちゃ箱の中も開けて断捨離
選ばれたおもちゃは収納箱ごとにさらに中身を出して、その中でも必要な物と不要なものに分類します。
我が家の場合「壊れたもの」と「1年以上遊んでいないおもちゃ」は不用品に分類するというルールがあります。
それでも捨てたくないおもちゃはスマホで写真撮影して捨てるようにしています。
理由は後述。
選ばれなかったおもちゃは処分
収納スペースが7~8割埋まったら断捨離終了。
100%詰め込んでしまうと取り出しにくくなってしまうので余力を持たせておくといいですね。
床に散らばっているものは全て不用品として処分します。
ここは思い切って行動!
今後またいるって言いそうなものは別室で保管しておくと安心です。
本当に不要だと親が判断してから捨てればそれでよし。
思い出のおもちゃの捨て方は?
「形を変えて残す」
写真を撮る
捨てるものの中には「今語使わないけど捨てたくないもの」ってありますよね。
そういったものは息子にスマホを渡して写真を撮ってもらいます。
こうすることで前向きに物を処分することができるんです。
なぜかというと、捨てにくいものに詰まっているのって思い出だから。
嬉しい、楽しい、悲しい、辛いなど強い感情を揺さぶられた思いがモノに詰まっているから捨てにくい。
それらを捨てるということは自分の一部を捨てるのに等しく思えてくる。
もっと愛着がわく状態になるとモノを擬人化したり、魂が宿っていると考えるようになります。
若いうちに来ていた服、プレゼントされた手紙や色紙、学生時代の教科書や使っていたもの、産んだ我が子のベビー服が捨てられないのはそういう心理が無意識に働いているからです。
では物を捨てるためにどうしたらいいのか?
スマホで写真を撮るんです。
思い出はモノでなくても呼び起こすことが可能です。
写真ならデータで残せておけるので場所もとらず、見たい時にいつでも見ることができます。
幼稚園から持ち帰ってきた作成物なんかはやっぱり思い入れが強いようで息子も捨てたくないということが多いんですが、気が済むまで写真をとってもらうとスッキリしたのかあっさり捨てることができます。
なかなか物が捨てられない方は試してみてください。
おもちゃの断捨離やり方
「まとめ」
- おもちゃを増やし過ぎないことが前提
- 部屋が散らかる理由は物が増えるから
- 断捨離をするタイミングはあらかじめ親子でルール決めしておくとスムーズに行動できる
- おもちゃを断捨離することで子供が自分で考えて判断する力が身に付く
- 片づけは生活習慣であり、幼少期に身に着けておけば大人になっても役立つ
- 断捨離のポイントは子どもが納得して取り組むこと
- 具体的なやり方第一歩は全て収納場所から出してどれだけモノがあるかを把握すること
- 思い出が詰まったおもちゃは写真に撮ってデータとして残すと捨てやすくなる
- 親が片づけしやすい環境を作ってから取り組むべし
私はもともと物を捨てられないタイプでしたが、物を捨てられない心理を知ることで断捨離が楽しくできるようになりました。
なにより断捨離した後って気持ちいい!
スッキリした気分になります。
気持ちの整理をするときも断捨離って効果あるんじゃないかなぁ。