
この記事は、機械いじりをしたことがない女が初めてゲーミングPCを組んだ備忘録記事です。
今回は電源ユニット選び。
気を付けたのは必要電力より多めにすることですね。
こんな流れで構成を練ってます。
【もくじ】
電源ユニットは一番最後に決める

電源ユニットは人間の体に例えるなら栄養です。
不足すると体は動きませんし、過剰だと太りますよね。
体に合った栄養を取るためには「どれくらい栄養が必要か」を知る必要があります。
つまり、各パーツが決まってないと全体の消費電力はわからんってことです。
電源ユニットはグラボ、CPU、CPUクーラー、ストレージ、メモリ、ファンやその他外部パーツの構成が決まってから選びましょう。
電源容量計算サイトを使う
構成が固まったら必要電力量を自動算出してくれるサイトを使います。
いろんなサイトがあるけど私はドスパラのを使いました。
パーツと数を選択するとおすすめ電源容量がわかります。
おすすめサイト
電源容量計算(電源電卓)電源の選び方(外部サイト)
使用電力量はアップグレード込みで計算する
さっき644Wの試算は現段階の構成であり、そのうちSSDと外付け光化学ドライブを付けるつもりです。
100W増えました。
アップグレードしたら電源不足なんてことがないようにしたいですね。
特にグラボ、CPUは消費電力が大きいので要注意です。
ゲーミングPCの電源ユニット選び方

電源ユニット選びで気にしたのは5つです。
・80PLISグレード
・日本製105℃コンデンサー
・フルモジュラー
・保証期間
・サイズ
構成に組んだ電源はSUPER FLOWER LEADEX III GOLD 750Wです。
80PLUSグレード
私は80PLUS GOLDのを選びました。
無難な選択です。
電源容量とグレードは電力変換効率の考え方でほぼ決まります。
ゲーミングPCの理想は必要電力の2倍って見聞きしたことありませんか?
あれは電力変換効率が関わっています。
下の表は80PLUS認証グレードの負荷率を一覧にしたものです。
負荷率50%が最も効率よく電力を使っていますよね。
80PLUS グレード | 負荷率 | ||
---|---|---|---|
20% | 50% | 100% | |
STANDARD | 80% | 80% | 80% |
BRONZE | 82% | 85% | 82% |
SILVER | 85% | 88% | 85% |
GOLD | 87% | 90% | 87% |
PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
TITANIUM | 92% | 94% | 90% |
つまり、電力を効率よく使える負荷率50%を維持するために電源容量を2倍にすればいいじゃん!って考えから「必要電力量の2倍がベスト」と言うわけです。
でも常に負荷率50%を維持するのは不可能。
その他に電源容量を2倍にするメリットは2つあります。
・電気を効率よく使えるから省エネ
・電源ユニットの発熱が少なく長持ちしいやすい
平たく言えば2倍電源ユニットはコスパがいい。
ぶっちゃけ消費電力ギリギリじゃなければPCは動きます。
2倍派は「ただし、電力変換効率が悪いと電気代がすこし無駄になるよ」
現実派は「でもそれって理論上の話ですよね?」
このように少しの違いを自身がどう捉えるかで電源ユニットが決まります。
私は気になるので電力量2倍だし、無難なGOLDを選択しました。
日本製105℃コンデンサー
よくわからんなら日本製コンデンサー。
長持ちさせたいなら105℃。
海外製と日本製の違いなんて初心者にはわかりません。
だから極力ハズレを引かないようにします。
日本製コンデンサーは海外製に比べて品質のばらつきが少ないという利点があります。
あと日本製だと劣化しにくいらしい。
85℃と105℃だと105℃のほうが長持ち。
高温における耐久性なので105℃のほうが劣化しません。
先代BTOに日本製105℃コンデンサーを積んでましたが、10年以上問題ありませんでした。
SUPER FLOWER LEADEX III GOLD 750Wはメインボードとモジュラーバックパネルは日本製105℃コンデンサー。
モジュラーバックパネルの一部に台湾製Aグレードの105℃コンデンサーが使われています。
100%日本製じゃないけど口コミが良かったのでいいかなと。
フルモジュラー(フルプラグイン)
PCケース内のケーブルをスッキリさせたくてフルモジュラーにしました。
フルモジュラーとは、電源ユニットの全ケーブルを取り外すことができる電源ユニットを差します。
電源ユニットのプラグイン種類は3つあります。
・フルモジュラー ケーブルがすべて外せる
・セミモジュラー 主要ケーブル以外外せる
・ノンモジュラー すべてのケーブルが外せない
PCケースを美しく配線したい、エアフロー重視ならフルモジュラー。
配線ミスが怖いならセミモジュラー。
ケーブルを失くしそう、ケーブルの抜き差しをしたくないならノンモジュラー。
自分が使いやすいタイプにしたらいいと思います。
保証期間
メーカーや製品によって保証期間が異なります。
一般的に1~3年が主流。
でも中には化け物みたいなメーカーがあります。
それがオウルテック。
最長12年保証。
ヤバすぎる。
保証期間が長くても大丈夫なほど不具合が起きにくい製品づくりをしている企業だと感じます。
短いものだと1か月とか1年とか。
ちょっと不安かも。
数年は使う代物なので保証期間は必ず確認します。
サイズ
主流サイズはATXです。
スリムやコンパクト型であればSFX、SFX-L規格を使うこともあるでしょう。
要するにPCケースに納まればOK。
よく失敗するのが奥行です。
ATX規格は幅と高さは統一されています。
が、奥行きは140mm~180mmと製品によって異なります。
ATX規格が入るPCケースだと思ったら奥行が足らないなんて失敗が起こるかも。
PCケースを選ぶ際は電源規格と最大奥行を合わせて確認しましょう。
私はPCケース選びのときに確認しました。

安定して動作させるために電力はゆとりをもって選びました。
アップグレードをするならそれも込みで試算しよう。
品質で迷ったら有名メーカーの80PLUS GOLDがコスパいいと思います。
次回はいよいよPCケースを選びます。ではまた。