家計簿を始める前の決定事項のひとつ『締め日』。
締め日はマラソンで言うならゴールです。
気持ちよくゴールするにはあなたが求めている締め日を設定しましょう。
何となく締め日を決めた家計簿を使って使いにくい方。
共働きでいつに設定していいかわからない方。
クレジットカードや電子マネーに合わせたほうが良いのか悩む方。
これら全てを解決します。
さぁ、張り切ってあなたにピッタリな締め日を一緒に探しましょう。
ネットで見かけた「誰でも・簡単・お金が貯まる袋分け家計簿」の文字に心惹かれてチェレンジしたものの大失敗だった経験談はこちら。
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締め日の役割とは?

一定期間の「収支集計」
締め日の役割は「期間内の収支を集計する」ことです。
極端な話、何日であろうが同じ日付に締めてさえいればその役割を果たせます。
締め日の扱い注意点は「しょっちゅう変更しないこと」。
締め日の変更は、家計簿をリセットするようなもの。
集計日を変えてしまえば過去の家計データとの比較ができなくなります。
家計簿はコツコツためた収支記録にこそ価値があります。
だからこそ締め日をコロコロ変えるのはやめましょう。
締め日を変更するならできるだけ過去のデータが無駄にしないため、新しい締め日で締め直す作業をしたほうがいいです。
めんどくさいんですけど、折角つけた家計簿を有効活用するためにもやったほうが良いと思います。
これから家計簿を始める方、締め日で悩んでいる方は早めに使いやすい日を見つけて、固定するようにしましょう。
割と締め日は家計簿の継続に係る重要な決定事項ですから。
使いにくい締め日とは?
「自分が使いにくいと感じる日」
自分が使ってみた感想が答え
家計簿の手法、締め日、費目(項目)の種類や数もすべて家計簿をつける目的よって使いにくさを感じる締め日があります。
それはなぜか?
あなたに合っていないからです。
あなたのやりたいことや好みは、あなたにしかわかりません。
家計簿のルールは書いている本人ですから、使いにくければ即手直ししてOK!
自分で考えたオリジナル家計簿が一番使いやすいに決まってます。
意外とありがちな使いにくい家計簿4選の紹介はこちら
家計簿の主要締め日3選
「月末・給料・支払日」

- 最もポピュラー『月末締め』
- 節約や収支把握向き『給料日締め』
- リアル資産と連動『クレカの締め日と同日締め』
≪それぞれの特徴≫
締め日 | 特徴 |
月末締め | 給料日や支払日に一切とらわれない期間重視の締め方 |
給料日締め | 収入をどう使うかと俯瞰的に考えることができる予算重視の締め方 |
クレカと同日締め ※おすすめしない | 家計簿とクレジットカードなどを連動させた支出管理重視の締め方 |
常に一定で共働きも使いやすい『月末締め』

月末締めは1日から末日までの期間を締めるので、悩むことがありません。
収入が複数ある共働き世帯や、副業をしている方におすすめです。
12月31日締めだから1年間の締めもバシッとしていますよね。
期間がスッキリカッチリしている方が好き!という方は、月末締めが良いと思います。
共働きの締め日
もうひとつ、共働きの締め日としておすすめなのは稼ぎ頭の『給料日締め』です。
長期的に人生を考えてみてください。
出産、介護、健康面などの要因で働けなくなる時期が来る可能性があります。
特に出産に関しては人生折り返し地点前のイベント。
出産を機に退職を視野に入れていれば、稼ぎ頭に合わせるのは合理的な方法です。
節約向け『給料日締め』

節約や家計改善をしたいなら給料日締めがおすすめです。
給料日を意識する締め日にすることで節約意識や、お金の使い方を知ることができるのが良いですね。
私もこの締め日を採用しています。
ただ、使ってみて問題がひとつ発生しました。
それは給料日で締めると収入が最後に来ること。
好み次第ですが、収入が先か後のどちらに設定するかによって使い勝手が変わります。
給料日は家計簿の「初日」か「締め日当日」のどちらがいい?

あなたは「収入ー支出」なのか、「支出+収入」のどっちがいいですか?
好み | 特徴 |
初日が給料日 | 予算を決めてお金を使うやりくりができる |
締め日が給料日 | 細かいお金の使い方を気にしなくていい |
個人的には給料日の前日を締め日にしています。
ひと月の予算が初日時点で分かっている方が、何にいくら使おうという目途がつけやすいのが好きです。
あなたは何日が好みですか?
給料日締め一覧表
給料日 | 初日が給料日 | 締め日が給料日 |
5日 | 4日締め | 5日締め |
10日 | 9日締め | 10日締め |
15日 | 14日締め | 15日締め |
20日 | 19日締め | 20日締め |
25日 | 24日締め | 25日締め |
月末 | 末日締め | 末日前日締め |
土日祝日で給料日がずれるときの対処法
自分が使いやすいように、家計簿上でずらせばいいんです。
私は以下の方法で家計簿をつけています。
20日(日曜)が給料日、18日(金曜)に給料振込の場合。
翌月の初日(20日)に18日の給料を記帳します。
こうすることで「収入-支出」の図式が毎月出来上がります。
給料日の前日締めがキリが悪くて嫌いなら、締め日はキリのいい数字にして、収入を初日に持ってくるようにするのも良いと思います。
家計簿は絶対ルールはありません。
あなたが使いやすいことが大切です。
締め日はぶっちゃけいつでもいいんです。
身も蓋もない話ですが、一定で、好みに合ってさえいれば悩むことはほぼないです。
クレカの締め日や支払日と『同日締め』

この方法はお金を貯めたい方は使わないように。
理由はいくつかあります。
・クレジットカードなどのキャッシュレス支払いを複数所持していると、いつを締め日にしていいか分からなくなる
・カード利用明細書で管理できる
・支出管理に注力するあまり、家計管理は二の次になる
お金を貯めたいなら、毎月黒字であればそれでオッケー。
資産管理や支出管理と家計簿は切り離して考えましょう。
やるとしたら、カードや口座と連動できるアプリ家計簿は全自動化されていて楽だと思います。
締め日の決め方 まとめ

3種類の締め日と収入の設定場所を組み合わせて、あなたが使いやすいと思うものを利用してください。
締め日 | 特徴 | 好み |
月末締め | 給料日や支払日に一切とらわれない期間重視の締め方 | 収入-支出 or 支出+収入 |
給料日締め | 収入をどう使うかと俯瞰的に考えることができる締め方 | |
クレカと同日締め ※おすすめしない | 家計簿とクレジットカードや電子マネーを連動させた締め方 |
もし使ってみて「なんか違うな」と感じたら、「なんか違う」を改善できる締め日を使ってみましょう。
年間締め日はいつでも大丈夫

一般的に年間締め日は1年の終わりで税金の管理がしやすい12月と、子供の進級や仕事の昇給がある年度終わりの3月をおすすめされることが多いでしょう。
が、
家計簿の年間締め日は何月でも結構です。
私は7月から家計簿をつけたので、未だに年間締め日は7月のままです。
この辺も好みになるので、あなた次第になります。

神経質になる必要はありませんが、
気持よく使える締め日にすると、家計簿が楽しくなるのは事実です。
是非参考にしてみてください。