この記事は、ムカデを室内に入れない対策をする主婦の体験談です。
先日、布団からヤツが出てきました。（奥の寝室）
寝起きのままだった掛布団を直そうとひっぺ変えしたら白いシーツにムカデ。
いつもシャッター閉めっぱなしなのになぜ君が！？
っていうか、まじでビビるからやめろし。
手前が子ども部屋で害があると困るため撃退。
ついでに二度と室内の地を踏めぬよう対策までやりきりました。
家の中でムカデを見つけたら、侵入対策、よくいる場所、かまれたらどうなるのかなど。
実体験を元に紹介します。
※記事内にムカデの写真が出てきます。ご注意ください。
【もくじ】
室内にムカデが出たら焦らずキャッチ＆リリース
振り返ると私の人生はムカデと縁があるようです。
寝ている幼児の私の胸の上をモソモソ歩いていたムカデさん。
小学生のとき、自室に入ったらムカデがお迎えしてくれて驚いたっけ。
大人になって同棲中、寝床についたら彼から熱い視線を向けられて「じっとして……」と、頭をはたかれた理由がムカデ。
晴天のある日、スニーカーを履くと中からムカデがこんにちは。
で、数十年ぶりに「布団でムカデがおやすみなさい」。
森の中に住んでるわけじゃないんだよ。
なのにムカデの実績解除ばかりしてる。
そんな私が教える「もし、室内でムカデを見つけたらやるべき行動が３つ」。
必ず目を離さない
「ヤベッ！見つかった」と、ムカデが活発に逃げ始めたら絶対目を離してはいけません。
見失うから。
室内でムカデがいる最悪の状況はムカデが見つからないことです。
あいつらは壁をつたうし、意外とすばしっこい。
そして何よりかくれんぼが上手。
ほんの数分目を離した隙に見失います。
どうやって生活したらいいのよ？って話。
逃がすか殺すかしないと人間の身の安全は保障できません。
直近の布団の中からムカデが出てきたときは小学生の息子といたけど、この子が私以上に虫嫌い。
「見てて」ってお願いしても「いなくなった」って言われ絶望。
捜索して１０分で何とか見つけることができました。
完全に見失ったら水や魚肉ソーセージなどの餌でおびき寄せる他ありません。
新聞紙や雑巾にたっぷり水を含ませたものを数段重ね、大きなビニール袋に入れます。
それを見失ったあたりや洗面台、風呂場、トイレ、キッチンなどに設置します。
ムカデは湿気を好みますから数日で捕獲できるようです。
靴の中や布団って湿気があるからムカデが入っちゃうんだね。
一瞬でマットレスの裏のくぼみに隠れてたから忍者に違いない。
見失ったら最後、夜も眠れないよ。
だってアイツらは夜行性だからね。
アース製薬のムカデ専用の捕獲機
外から中が確認できるから見て安心できる
虫網で捕獲
殺虫か捕獲かで分かれますが私は捕獲派です。
なぜなら殺虫の後始末をしたくないから。
５０℃以上の熱湯をかければムカデを殺すことができるそうです。
しかし、ベッドやスニーカーに熱湯を注いだ挙句にムカデを殺虫するのは気が引ける。
だったら生け捕りにして外に逃がしたほうがマシに思えます。
捕獲に必要なのは柄の長い虫網やトングなどが役立ちます。
うちは虫網を使いました。
網の中には入らなかったけど足が網の目に引っかかりキャッチ。
そのまま出窓を開けてリリース。
虫網は掴むことができないためちょっと難易度が高いかもしれません。
今回は大きいサイズだったから虫網のほうが安全のような気がした。
ちなみに焦ってゴキブリ用の凍らすジェットを吹き付けたけど暴れただけで役に立たなんだ。
サンダルで踏みつぶすのは危ないよ。
義母が土間で大きなムカデ相手にやったら本体をひるがえして咬まれてた。
ムカデの身体能力ヤバッ。
やっぱり家に１本は専用殺虫剤を常備しとくべきだ。
瞬時凍結＆スプレーしておくと３カ月間侵入防止効果のあるムカデ対策スプレー
室内に侵入しないためのムカデ対策
隙間をふさぎましょう。
下水、エアコン、網戸、玄関ドアや窓のわずかな隙間から害虫は侵入してきます。
網戸が破れてたらすぐ張り替えてください。
室外機のドレインホースにネット
おそらくムカデが侵入したのはエアコンの室外機のドレインホースだと思います。
ってか、そこ以外開いてない。
ドレインホースとは、エアコンの室外機で発生した結露を室外へ排出するホースです。
このようにちょろっと出てるのがドレインホース。
湿気があってくらいからムカデやゴキブリが好んで入ってきやすいそうです。
写真みたいに壁づたいにホースがあると侵入しやすいんだとか。
100均や市販品でドレインホースの侵入予防キャップが売られてます。
でも、目が粗くて子ムカデなら入ってこれそうな気がする。
薬剤入りは定期交換しないといけないのがめんどくさい。
そこで家にあるものを使って対策しました。
いつも使ってるセリアの排水溝ネットと余ってた結束バンドで即席侵入予防ネットの完成です。
かかったお金は１０円くらい。
ドレインホースからの結露は排出できるけど虫は入ってこれない完璧な仕上がり。
見た目はアレだけど誰も見ないからいいでしょ。
目視して詰まってるようならネットの交換時期です。
最低でも年に１回（特に夏前に）ネット交換すると水漏れの原因にはならないようです。
家の周りにブラックキャップ
ムカデの餌となるクモやゴキブリを近くに寄せ付けないためにブラックキャップを設置してます。
ってか、ムカデよりゴキブリのほうが侵入してほしくない。
ゴキブリ対策はムカデにも有効なのです。
ブラックキャップは屋内用と屋外用があります。
屋外用を玄関ドアの両脇、室外機周辺、窓のあたりを中心においてます。
新居に越して１０年
ゴキブリを室内で見ないのはブラックキャップのおかげかも
ゴキブリやクモにも効果あり
ハッカ油を希釈してスプレーを作って玄関ドア周りに吹きかけるだけ
手軽に作れるので気づいたらやってます
即効性のある白い粉がいろんな害虫の侵入を防いでくれる
賃貸暮らしのときに玄関外に撒いてました
わずかな隙間にはパテ
洗面台やシンク下、排水管などの隙間はパテで塞いじゃいましょう。
下水からのイヤな臭いにも効果あり。
ちぎって伸ばしてペタペタ貼るだけで使えるパテ
乾かないから剥がすときも安心です
除湿する
居心地の悪い環境にするとムカデの侵入確率が下がります。
そう、除湿をするんだ。
梅雨や雨の日にそこらを歩いてる姿を見たことはありませんか？
奴らは湿気が大好き。
晴れた日は鉢植えや岩や落ち葉の下に隠れて夜になると動き回っています。
特に活動が活発になるのが梅雨シーズン。
うちは寝室を１日数回ほど除湿してます。
侵入予防をしたうえでさらに対策すると安心だし、カビ対策としてもおすすめです。
ムカデに咬まれたら激痛だった話
スニーカーを履いたら中にムカデがいて咬まれたことがあります。
ムカデの頭部には鋭い毒ヅメが２本あり、獲物を捕るときに毒で弱らせ捕獲します。
身の危険を感じたときも毒ヅメを使うので人間も痛い思いをすることも。
咬まれたときの話をまとめてみました。
ジンジンとしびれるような激しい痛みだった
咬まれた瞬間は松のトゲでも踏んだかと思ったけどムカデが出てきたからびっくり仰天。
ムカデに咬まれたと知った途端、痛みがすごく気になってきた。
ひとまず水で流して安静になったものの痛みは増すばかり。
ジンジンだったのがジィ～ン、ジィ～ンと深く激しくなるまでおよそ３０分。
耐えられない痛みだった？
耐えれるけどムカデに咬まれたことが予想外過ぎてショック。
それにいつまで痛むかわからなかったから病院に行くことにしたよ。
流水でよく洗い流し病院へ
（放ってたら悪化する一方だ）
まだ自力で移動できる状態だったのでそのまま車を運転して最寄りの外科へ。
診察してもらうときにゃ患部が赤くなり、ぼんぼんに腫れてました。
ステロイドの塗り薬と飲み薬を処方してもらい帰宅。
薬の作用で痛みはやわらいだものの、腫れは少し治まったくらい。
完治したのは４日後でした。
調べたら必ずしも病院に行く必要ない。
市販の塗り薬と冷やして痛み緩和ってあったけどどう？
結局は人次第だよね。
たまに重篤化するらしいから"絶対"はないよ。
もし、病院にいくなら皮膚科か外科にいこうね。
ムカデの迷信やウワサ
雑談がてらムカデのウワサや迷信についてまとめます。
ムカデは金運アップの象徴らしい
ムカデは毘沙門天の使いや前進しかしないなどの理由から商売繁盛や金運の縁起物として親しまれているようです。
……だったら私は今頃お金持ちになってるはずじゃないか。
でも「縁起がいい」と捉えたほうが気持ちが軽くなる。
咬まれたわけじゃないし良しとしよう。
小さいムカデのほうが毒が強いはウソ
毒の強さは種類で決まります。
最も毒性が強いと言われるアカズムカデは大きくなると２０cmにもなります。
そのアカズムカデの派生であるアオズムカデは一回り小さい１０cm。
アオズムカデの毒だって強いですが、特徴を見比べると小さい方が毒が強いわけではないとわかります。
| 危険度 | 種類 | 特徴 | 咬傷による症状 |
|---|---|---|---|
| 1 | アカズムカデ | 頭：赤褐色 脚：赤色 胴：黒色 10~20cm | 激痛、しびれ、嘔吐 潰瘍、リンパ管炎など |
| 2 | アオズムカデ | 頭と胴：青色や青紫色 脚：黄色や赤色 7～12cm | 激痛、嘔吐、発熱 リンパ管炎など |
| 3 | トビズムカデ | 頭：赤茶色 脚：黄色 胴：深緑色 8～15cm | 強い痛み、しびれ、腫れ まれに重篤化する危険性あり |
ムカデに咬まれて人が死亡した事例はまだありません。
致命傷ではない。
でも超痛いのは確かです。
特徴を見るに布団の中にいたのはトビズムカデっぽいね。
……ま、嫌なのには変わりないか。
「ムカデが１匹いるともう１匹のつがいがいる」はウソ
ムカデは１匹いたらもう１匹いる
って母がよく言ってたけど、ウソでした。
調べると「ムカデはつがいで行動することはほぼない」とのこと。
ではなぜこんな迷信が生まれたかと言うと、ムカデの子育てが原因かもしれません。
ムカデの育児はワンオペです。
産卵すると約１カ月、卵が乾燥しないように舐めたり温めて孵化した子どもたちは母親のお腹の下でじっと待ちます。
子どもが２回脱皮するまで母親は飲まず食わずで我が子を守ります。
そして子どもたちが争い、負けたものは餌、勝ったものが大きく育ち母の元から巣立ちつそうです。
母と子が過ごす家庭から"つがい説"が浮上したのかも。
室内でムカデをよく見かけるのは湿気がちょうど良くて餌が豊富なのかも。
頻繁にムカデがいるのならプロ業者に駆除してもらうのも手です。
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シロアリ予防の記事もまとめています。
持ち家に安心して長く住みたい方はぜひ読んでください。
ではまた。
