【初心者が自作する】ゲーミングPCのCPU選び

この記事はBTOを使っていた女がゲーミングPCを自作した備忘録記事です。

今回はCPU。
PCの頭脳を選びです。
選んだのはRyzen7 7700Xでした。

ゲーミングPC構成の流れ
  1. 予算
  2. グラフィックボード
  3. CPU ←本記事ではココを紹介
  4. マザーボード
  5. メモリー・ストレージ
  6. CPUクーラー
  7. 電源ユニット
  8. PCケース
  9. モニター(必要であれば)
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IntelからAMDに乗り換える

CPUの主要メーカーと言えばIntelとAMD。
先代のゲーミングPCたちはすべてIntel。
今回もIntelでいいやと思っていた矢先、ゲーム界隈に激震が走ります。

Intelが13・14世代のCPUに不具合があると公表しました。

この不具合ってのが結構ヤバかった。
該当する世代CPUが時限爆弾のように徐々に壊れます。
欠陥品やないかい。

そりゃ大炎上しますよ。

この一件でインテル株価が26%の暴落。
50年ぶりの大幅安を記録しました。

詳細を知りたい方は参考動画をご覧ください。

参考動画
 【intel不具合発覚】CPUの設計ミスで世界中でパソコンが次々壊れる事件が勃発!(そしてついに解決策が発表される)

ウシ

不安だからRyzenに乗り換えます。
メーカーは決まったし、性能について調べてみようかな。

AMD Ryzen世代の見分け方

AMDという会社が製造しているCPUブランドがRyzenです。

シリーズは基本的に数字が大きいほうが新しいく高性能。
つまり「9>7>5>3」順で性能が変わります。

IntelAMD
エントリーモデルCore i3Ryzen 3
ミドルモデルCore i5Ryzen 5
ハイエンドモデルCore i7Ryzen 7
ハイエンド上位モデルCore i9Ryzen 9

世代もシリーズと同じく数字が大きいほどハイモデルです。
「9000>8000G>7000>5000>5000 G」の順でランクが下がります。

型番は製品の種類のこと。

特徴はCPUのタイプを表しています。
表記なしが標準モデル、「X」は高性能タイプで消費電力が最も高いですし、「G」は内臓グラフィックス搭載といった具合で同じCPUでも特徴があります。
ゲーム性能を重視するなら「X3D」が最適です。

九朗

予算的にはミドルモデルを組むんだよね。
だったらRyzen 5だよ。
その世代でゲーム向きならRyzen 5800 X3Dとか?

ウシ

それもいいね。
ただ、調べたらソケットってのがあるらしいんだ。

九朗

ソケットってなに?

CPU世代ごとに対応ソケットが違う

マザーボードのCPUを取り付ける部品がソケットです。

ソケットの形状はCPUメーカー、ブランド、世代で変わります。
CPUに適応したソケットを選ばないと物理的にCPUが取り付けれません。

対応ソケットはCPU名で検索。
スペックでわかります。

出典元:価格.com Ryzen 7 7800X3D BOX スペック情報

ウシ

CPUクーラーも同じく、ソケット対応しているものしか設置できません。
CPU選びはマザボとCPUクーラーの第一歩です。

ついでにCPUスペックについて勉強しちゃうか!

CPUの性能は何で決まる?

ズバリ、CPUの性能はクロック数、コア数、スレッド、キャッシュ容量で決まります。
それぞれが同じくらい大切な性能です。
初心者が覚えて知っておくべきポイントだけ紹介します。

コア数

CPUが出した命令を処理するのがコア。
コア数が多いほうが処理速度が速い。
つまり高性能CPU。

クロック数

CPUが1秒間にどれだけの命令を処理できたかを数値化したものがスレッド数。
動作周波数とも呼ばれ、Hz(ヘルツ)という単位で使われます。

スレッド

同時に処理できる作業のことです。
CPU性能で8コア・16スレッドの場合、コア数は8ですが最大で16の命令を同時処理できるという意味になります。
つまり、スレッドが高いだけ処理効率がアップします。

キャッシュ容量

一時的にデータを記録するメモリのひとつ。
PCパーツにメモリがありますが、同じ役割のものがCPU内にも存在しています。
キャッシュメモリは高速アクセスができるため、この容量が多いほど処理速度もアップします。
1次キャッシュ、2次キャッシュ、3次キャッシュと階層がわかれています。

各キャッシュの違いはこんな感じ。

・1次キャッシュ⇒高速だが容量が少ない
・2次キャッシュ⇒1次キャッシュより少し遅いが容量が大きい
・3次キャッシュ⇒さらに遅いがより容量が大きい

まとめると、キャッシュ容量が多ければ高性能と覚えておきましょう。

Ryzen7 7700Xに決めた

私がPCに求めることは3つです。
・ストレスなくゲームがしたい
・手入れしながら長く使いたい
・自作PCの予算20万円

候補に挙がったCPU

候補に挙げたのはミドルとハイモデルCPUです。
クロック数、キャッシュ、ソケット規格が大きな違いですね。

CPUコア数クロック数スレッドキャッシュ消費電力価格ソケット
Ryzen 5
5700X3D
83GHz16100MB105W40,500円AM4
Ryzen 7
7700X
4.5GHz40MB105W55,000円AM5
Ryzen 7
7800X3D
4.2GHz104MB120W78,800円
横にスクロールできます

ストレスなくゲームがしたい
ゲームの要求スペックはRyzen 5 2600。
候補のCPUはどれも問題ありません。

手入れしながら長く使いたい
つまり将来性を考えるならソケットはAM5。
AMDは2025年以降もサポートすると公言しています。
ひとつ前のAM4が8年間ものサポートを受けていることを考慮すると、AM5は2027年くらいまで使えるのでは?と予想する意見もちらほら。

将来性を考えてAM5対応のRyzen 7シリーズにします。

予算20万円
残ったのはRyzen 7 7700Xと7800 X3D。

予算的にはどっちでもいけそうです。
だったらRyzen 7 7800X3Dっしょ!

と、息巻いて様々なサイトで在庫を探し。
……ない。
人気すぎてどこにも売ってない。

さらに為替と品薄の影響から価格が高騰
78,800円で買えたものが86,600円にッ!
マジでPCパーツは買うタイミングが大事ですね。
価格推移は価格.comの各パーツから誰でも閲覧できます。

というわけで、在庫と予算の影響によりRyzen 7 7700Xに決まりました。

ボトルネックは気にしすぎない

ボトルネックとは、CPUとグラボなどPCパーツの性能差によりパフォーマンスが低下する現象です。

例えば10年前のグラボと最新CPUを組み合わせると、グラボが足を引っ張りCPU本来の力が発揮できません。
これはGPUがボトルネックになっている状態です。
もちろんその逆もあれば、SSDやメモリ、熱と冷却など様々な原因でボトルネックは起こります。

内部のどこかで変則的に起こるボトルネックをあまり気にすることはないと私は思います。
だってその違いがわからないから。
あくまでボトルネックはひとつの目安として見るくらいでした。

参考動画

 【ボトルネック】ボトルネック商法に騙されるな!気にし過ぎても良い事ないボトルネック解説します【気にし過ぎるな!】

ウシ

IntelかAMD、好きなほうを使えばOK。
あとは用途と予算に合わせてCPUを選びました。
意外とシンプル。

マザボはソケットが決まってる分、早く選べそうです。
ではまた。

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