ある日突然始まった歯茎からの出血。
ネットで調べると「虫歯」「歯周病」「口腔内のがん」「白血病」などかかりたくない病名ばかりが出てきて超不安になりました。
特に30代以降に増加するという歯周病はなりたくない!!
しかし、意外にも出血の原因は誰もが毎日使う歯ブラシだったんです。
この記事では『歯茎から出血した時に即行動したことと、何をしたら改善したか』の経験をシェアします。
歯磨きで必ず出血する、歯茎が柔らかいや腫れている方は要注意ですよ?
【もくじ】
突然の歯茎から出血!?
毎回の歯磨きが痛いしストレス
- 歯磨きするのが痛くて億劫になる
- 悪い想像が膨らむ
私は上奥歯の内側歯茎から出血していました。
図で言うとココ↓
出血するってことは、炎症なり外傷なりがあるってことですから痛いですよね!?
私は歯磨きに最低でも10分はかけるんですけど、出血個所を磨けば磨くほど傷口に塩を塗り込んでいるようでしんどかった。
「放置しておけば磨き残しになる」「磨けば出血個所が痛む」の板挟み状態です。
出血量が多いのか吐出した歯磨き粉も赤く染まってます。
食事も固いものが当たれば痛い。
ネットで調べてみても歯周病だのガンだのと悪い事しか書いてないし。
とにかく、出血個所が気になって気になって仕方がありませんでした。
かかりつけの歯医者を変えた
人気歯科は予約が取りづらい
- 診察の前に出血のピークが過ぎた
唐突ですが、この件からかかりつけの歯科を変更しました。
新しくお世話になる歯科医院は駅近&人気なので予約がまあぁぁぁ~、取れないッ!
出血がひどかった日から半月後が予約日でしたが、それまでの間に問題だった歯茎の腫れも引き、出血量も減り、痛みも少なくなりました。
自分なりにも峠は越えたように思えます。
あれ?自然治癒するパターン?
それとも嵐の前の静けさってやつかしら。
はよクリスマスと正月来い!って願う子供張りに受診日を心待ちにしていました。
歯医者へは定期的に行くこと、そして口内に違和感があれば即予約することが健康な歯を保つ秘訣です。
歯茎の出血の原因「歯ブラシ」だった
- 設備が充実している歯科医院での診察
- 歯ブラシをいつもと違うのにしてから出血し始めたと気づけた
歯医者で診察
「虫歯ではなく歯茎の炎症」
やっぱり丁寧な専門医に診てもらうのは必要だと再確認できました。
口内トラブルは放置して良くなるより、悪化するほうが多いですから。
待望の歯科医院での診察は時間をかけてじっくり検査。
機材も多く、撮った写真を一緒に身ながら丁寧に説明してくれて安心できます。
歯周ポケットの深さは2~4mmと標準の範囲内。
169か所調べて出血率が6.7%なので歯茎も問題なしです。
じゃ、出血の原因は虫歯ですか?
普段の歯磨きのやり方を確認して、改善しましょう。
そのまま経過観察です。
力も入れてないし、時間かけて磨いてる。
んー、最近歯磨きで変わったことってあったけなぁ……?
デカけりゃいいってもんじゃない!
「ヘッドが小さいコンパクト型に戻す」
最近歯磨きで何か変えたことあったっけ??
あっ!歯ブラシのヘッドの大きさ変えたわっ!!
普段はシュミテクトの『コンパクトヘッド』を使っていたところ、『ワイドヘッド』にしたことを思い出しました。
確かに思い返せば歯ブラシをワイドにして2週間後くらいから出血が始まりました。
あー、コレだ。絶対コレ。
ワイドだから歯だけじゃなく、歯茎まで擦っていたんだ。
力を入れない歯磨きをしていたつもりでも、知らないうちに歯ブラシが歯茎を傷つていた。
大は小を兼ねると言いますけど、歯ブラシは該当しないという経験ができました。
歯並びが悪く、小さい歯の私にはヘッドが小さいタイプが使いやすい。
家に向かう道中に気づき、次の瞬間にはハンドルを切って薬局へ向かいました。
そしてカゴに放り込んだのはもちろん、コンパクトヘッドのシュミテクト歯ブラシです。
歯ブラシを購入した晩の歯磨きで早速コンパクトヘッドを使ってみました。
全然歯茎が痛くない!!(感動)
出血から3週間、通院して2日目、歯ブラシを交換して1日経過。
歯茎の腫れは引き、出血も痛みもなくなりました。
このままだと元の健康な歯茎になりそうで一安心です。
ワイドヘッド(左)とコンパクトヘッド(右)はこんなにも大きさが違うのでした。
自分に合った歯ブラシ選びが必要
ワイドヘッド | コンパクトヘッド | |
長所 | 磨ける面積が広い | 奥歯や歯の隙間まで 汚れが取りやすい |
短所 | 細かい隙間が磨きにくい 歯茎を傷つける危険 |
歯磨きに時間がかかる |
歯並びがきれいで歯の粒が大きい人はワイドヘッドで一気に磨けるでしょう。
逆に歯並びが悪く、歯の粒が小さい人はヘッドサイズで時間をかけて歯磨きをしましょう。
要は自分の歯に会ったは歯ブラシ選びが重要です。
そしてどちらにも共通して言えることは「歯間の歯石は歯ブラシだけではとれない」ということ。
歯磨きだけでは100%除去するのは不可能です。
虫歯や歯周病になる原因である「歯石」は歯と歯の間や、歯周ポケットの狭い隙間などにも潜んでいます。
そのためにも『歯ブラシ+αのセルフケア』をしましょう。
私が使っている”+α”は歯間ブラシと洗口液。
毎日のフロスケアで汚れをかき出し、細菌の繁殖を抑えます。
家計に優しいコスパ最強の歯間ブラシ
びっくりするくらい汚れが取れる
歯間が狭い方におすすめフロス
口内の虫歯菌、歯周病菌を殺菌し、口臭予防にも効果的
これらを使ったセルフケアを私は5年続けてきました。
定期健診も4ヵ月に1回は行き、検査とクリーニングをしてもらいます。
歯ブラシだけのケアだった頃は「もう少しここを磨けると良いですね」って指摘されていたのに、現在は「よく磨けていますね」とどの歯科でも褒められます。
そのたびに「そうなんですねー」って言いながら、内心グッ!っとガッツポーズを決めてます(笑)
事実5年間の間で小さな虫歯はできたものの、削る治療までには至っていません。
歯は一生ものです。
年をとっても美味しい食事を食べたい、健康でいたいなら歯への投資は若いうちから。
老後に自前の歯か入れ歯かは今のあなた次第。
歯茎から出血は歯ブラシが原因だった まとめ
- 歯磨きするたびに痛みを感じ、出血するのはしんどい
- 上あごの左右奥歯から出血していた
- ネットで調べると歯周病やガン、白血病と言った病名が出て不安になる
- 丁寧に診察してくれる歯科医院の診断結果「歯ブラシのやり方に問題がある」
- 数週間前からワイドヘッドの歯ブラシを使い始め、と同時に歯茎から出血するようになったことに気づく
- 元々使っていたコンパクトヘッドタイプを再購入して使う
- 痛みが全くなく、磨きやすい
- 歯ブラシだけではすべての汚れは除去できない
- 「+α」(フロスや洗口液)のセルフケアと歯科での定期健診、メンテナンスで歯の生存率は上がる
- 老後に食事を美味しく感じるかは若い時の自分次第
歯茎の出血がまさか歯ブラシだったとは予想外でした。
50円引きのクーポン券があったからワイド型買っちゃいましたけど、診察費用が高くついたなぁ。(トホホ)
でも新しい歯科医院は信頼できそうなところで良かった、良かった。
口内に違和感があったら腕のいい信頼できる先生に診てもらうのが最も手っ取り早い解決策だと思います。