この記事は自作PCの失敗が不安、どうしても一歩踏み出せない人に役立つ"自作したリアルな感想"をまとめています。
不器用?機械いじりしたことない?
大丈夫。自作できます。
私がその一例。
ガチ初心者が自作した経験からチャレンジしてわかったことを5つ紹介。
「BTOと自作の比較」「PC構成の決め方」「パーツを安く買う方法」など組み立てまでに必要な情報のまとめです。
【もくじ】
ゲーミングPCを自作してわかったこと
自作は一生使えるスキルです。
ミドルスペックユーザーの身としては節約しつつ自分好みのPCを作れました。
BTOより安い
BTOとはBuild To Orderの略でサイトや店頭で注文を受けてから生産する販売方法を差します。
ドスパラやツクモ、パソコン工房が有名ですね。
既存モデルをカスタマイズすることも可能。
組み立て、OSインストールなど煩わしい手間をすべて済ませた完成品で自宅に届きます。
ゲーミングPC初心者の強い味方です。
BTOより6万円安く作れました。
やっぱりお金は大事だよ。
「自作は節約目的でやるもんじゃない」
な~んて意見もありますが、私は節約がきっかけで自作しました。
希望はミドルスペック。
自作PCの構成は以下の通りです。
CPU | クーラー | グラボ | メモリー | SSD | 電源 |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen7 7700X | MUGEN6 (空冷) | RTX4060Ti | 32GB | 1TB | 750W GOLD |
パソコン構成の決め方はこちらの記事で解説してます。
準備中
BTOの見積もりは24万円。
自作費用は18万円。
その差6万円。
組み立て方法 | 総額 |
---|---|
自作PC | 183,241円 |
ドスパラ | 242,280円 |
ツクモ | 243,900円 |
コスト最優先なら自作もひとつの手段。
賢くPCパーツを入手できればBTOより安く作れます。
ただしPCパーツを安く買うには2つコツがあります。
「ネット通販の利用」と「購入するタイミング」が重要。
PCパーツを安く入手する方法は次の記事でまとめています。
準備中
PCパーツごとに保証がある
保証がないから自作は不安……。
わかる。
BTOと自作で保証とかアフターケアですごく悩むよね。
ただ安心してほしいのはパーツ単体のメーカー保証があるってこと。
例えば私が使っているマザーボードは購入から2年間の保証期間がついてます。
保証期間や内容はメーカーや製品によって異なります。
自作は無保証ではないと声を大にして伝えたい。
逆にBTOがおすすめなのは「1つの窓口で全部ケアしてほしい」とか、「このスペックでこのゲームできますか?」って質問する人です。
ゲームタイトルの推奨PCを買っておけば即プレイはできます。
トラブルが起きればサポートセンターを窓口にプロに整備してもらう。
金で解決するのもひとつの方法です。
実は私も過去2台のゲーミングPCをドスパラのBTOで購入してます。
無償保証期間を過ぎた頃、メモリー不足になりました。
PCを送るのもめんどくさい。
そこで自分で交換しようと調べてメモリー購入。
思いのほか簡単に交換できた経験から「自作いけるんじゃね?」と今に至ります。
きっとメモリー交換してなければ今頃BTOで新調していたことでしょう。
こんな感じでBTOから自作勢転生パターンは王道です。
1台目はBTOにして、保証失効のタイミングで自分でパーツ交換するのはかなりおすすめ。
もし失敗しても代償を少なくできます。
ドスパラBTOを利用した感想は次の記事をご覧ください。
準備中
自分好みのカスタマイズ・メンテナンスができる
自作の醍醐味でしかない。
まずスペックの自由度について。
最新パーツでハイスペックを組んでもよし、型落ちで予算10万円で作るもよし。
構成は無限大です。
BTOのカスタマイズだと希望PCパーツが選べないことが多々あります。
例えば私の希望CPUはRyzen7 7700X。
価格と性能に惹かれてこのCPUに決めました。
しかしどのBTOで探してもRyzen7 7700Xを使ったモデルが見当たらない。
あるのは7700Xと比べてかなり性能が劣るRyzen5 4500、やや劣るRyzen7 5700X、高性能な9800X3Dの3種類。
気に入った服を見つけたのにサイズがない悔しさと一致。
でも自作なら大丈夫。
パーツさえ入手できれば組むだけ。
自由度120%。
次にPCケース。
見た目だからわかりやすいですよね。
ホワイトカラーのケースに光るPCパーツを組み込んだり、一見PCに見えないようなインテリア重視のものまで色んなPCケースが販売されています。
好きなPCケース使えるのは自作PCならでは。
完成品を見てるだけで眼福。
そりゃ愛着だって湧きますよ。
私はエアフロー、空冷が納まるサイズ、組み立てやすさを重視してフラクタルデザインのミドルタワーにしました。
2万5千円の価値は感じました。
PCケースのレビューは次の記事でまとめてます。
準備中
知識は一生もの
自作スキルが身につくと時短節約と詐欺に遭いにくくなります。
時短節約について。
数年パソコンを使ってると容量やスペック不足は避けても通れない問題です。
昔はBTOでパーツ交換するか、新調の2択でした。
PCを預けるのも手間だし、買うにしてもお金がかかります。
そこに新たな選択肢「自分で交換」が増えたのは正直デカかった。
自宅で交換、工賃0円。
さらに不要なパーツは売る。
過去にメモリー交換したときは古いメモリーをネットフリマで売却しました。
8年前に買ったパソコンのパーツだったので売れたことに驚きました。
2つ目は詐欺に遭いにくい。
要はぼったくりスペックPCを見抜けるってことです。
「大人気」「お得」「高スペック」のような売り文句を信じるのは非常に危険。
PCで大事なのは中身です。
結婚相手選びと一緒なので覚えておいてください。
PCパーツの性能と相場を知っていると結婚詐欺やぼったくりPC詐欺の被害に遭うリスクがグッと減ります。
これらのスキルは自作PCを組み終えた頃には習得済みになってます。
残りの人生、PCと生活するつもりなのでこのスキルは一生使い倒す所存。
組み立てに時間がかかる
PCパーツはどれも高額です。
特にCPUとグラフィックボードなんて5~6万円。
安くても1万円くらいはします。
そりゃ手も震えるって。
工程ごとに確認するって。
あと作業中は気を張ってるから精神的に疲れますね。
こればっかりは経験を積むしかありません。
組み立ての様子は次の記事でまとめました。
準備中
トラブルやエラーは起こるもの
想像と実践は別もの。
どんなに石橋を叩いて渡っても思いもよらぬトラブルは起きます。
私は3つのトラブルに見舞われました。
①メモリーエラー
②グリス塗りすぎ事件
③6回ビープ音が鳴る謎エラー
ちなみにすべて解決済み。
とにかく原因究明に時間を要しました。
問題の解決方法についてはこちらをご覧ください。
準備中
わかりやすい動画やブログがいくつもある
ネット上には自作PCの組み方の情報がそこかしこに転がっています。
大事なのは「わかりやすい動画を見つけること」です。
参考になったのは個人ブログ、You Tube、価格ドットコムの口コミでした。
特に動画は優秀。
構成から組み立て方法まで自作PC情報をほぼ教えてもらえます。
動画がなかったら自作できなかったと思う。
個人ブログはPC構成の参考や、エラーやトラブル解決の参考になります。
PCパーツの評価や性能比較をするなら価格ドットコムが使いやすかったです。
使用者の忖度のない口コミやトラブルから解決までの流れはパーツ選びに役立ちました。
自作ゲーミングPC初心者の私が役立ったサイトや動画はこちらの記事で紹介してます。
準備中
次も自作PCを組みたい
次のゲーミングPCはどうする?と聞かれれば「自作する」と答えます。
確かに手間はかかるけどお金や将来的なメンテナンスを考えれば自作に勝るものはありません。
なにより想像してたより簡単だったのが意外でした。
自作PCっていうと半田ごてで回路から作るのかな?って勘違いしてた時代がありました。
ぶっちゃけ、ミニ四駆を作れるなら組み立てれると思う。
パーツを用意して繋げるだけなんだから。
パーツだって進化してます。
今のPCはマザーボードと電源とグラフィックボードを配線するだけ。
完成品の満足度が段違いだし、サクサクプレイで快適で大満足です。
興味があれば調べるところから始めてみる。
できそうだと思ったらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。