ニコニコ動画やYou tubeなどの『クトゥルフ神話TRPG』を見て、自分もやってみたい!!
と思い立ち、ルルブを購入してここ2週間ずっとセッションしてました。
ブログそっちのけでほぼ毎日数時間やっていたので、その体験を共有しようと思います。
という方向けに、『クトゥルフ神話初心者がセッションにこぎつけるまで』をご紹介します。
クトゥルフ神話TRPGって何?って方におすすめ動画
【もくじ】
人生は一度きり
『やりたい!やってみたい!興味がある』なら即行動
『勇気』!
これさえあればどうとでもなる
やってみたいけど何も行動していない、そこのあなたッ!!
あなたに必要なのはクトゥルフ神話TRPGを共にプレイしてくれる仲間ではなく、『勇気』です。
リア友以外の人ともSNSを通じて知り合うことが可能な現代で、「周囲にそういう仲間がいないから……」という言い訳でやりたい事を我慢するのは非常に勿体ないと感じます。
「ルルブが6,000円以上もするからなぁ」とくすぶっている、そこのあなたッ!!
思い切ってルルブ買ちゃおう。
精算ボタンを押すのは勇気がいるのはよくわかる。
私も買い物かごに3日入れて悩みました。
勇気を出して購入ポチった後の気持ちは爽快ッ!
「ルルブ早く届かないかな!?」なんて、すごく前向きになってました。
ルルブ買ったものの「やっぱりやらない」ってなれば、売っちゃえばいいんです。
リサイクルショップだと買い値が安くなる可能性が高いので、ネットフリマで売るのがおすすめ。
クトゥルフ神話TRPGには『6版』『7版』がある
- 6版は動画で見ているから「なじみ深い」
- 7版はルールが明確で初心者にもわかりやすい
6版はクトゥルフ神話TRPG、7版は『新』クトゥルフTRPGと名称が異なります。
世界観は同じですが、ルール変更があります。
ルールブック(以下ルルブ)は、ゲームの説明書のようなものです。
6版ではKP(キーパー)やGM(ゲームマスター)による裁定にゆだねられる部分が大きかったのに対し、7版ではより細かいルールが設けられ描写やルールの共有がしやすくなっています。
7版には「プッシュ・ロール」「ボーナス・ペナルティダイス」「幸運の消費」などプレイヤー側から提案できるルールも増えています。
使い方によっては6版にはない楽しみ方ができると言えます。
緩いルールが好きなら6版。
明確ルールが好きなら7版。
というおすすめ方法もできるかと思います。
6版ルルブ
7版ルルブ
では、これから始めるならどっちを買えばいいのか?
これが悩みどころですね。
どっちのルルブ買う?
初心者は7版がおすすめ
『7版ルルブ』を買おう
私は7版ルルブを購入しました。
7版で良かったなと感じる理由は3つ。
①初心者でも対抗ロールが分かりやすい
②描写が分かりやすい
③7版のシナリオやサプリはこれから増える
私のおすすめは7版新クトゥルフ神話TRPGルルブ
新クトゥルフ神話TRPGのほうが対抗ロールが分かりやすい
7版のキャラクター能力値はダイスを振って0~100で決まります。
こうすることで初心者で私のように計算がめんどくさいと感じるタイプでも、対抗ロールも簡単にできます。
実際に6版と7版で比較してみましょう。
●6版の計算式:50+((行うPL能力値-受けるPL能力値)×5)
例)
STR対抗を行いたいA:STR10
STR対抗を受けるB:11
50+((10-11)×5)=45
45%以下の出目で成功。
計算がめんどくさい。
●7版場合:対抗する両者がKPの了承の元、1d100同士で対抗ロールして難易度判定
クリティカル「01」>イクストリーム「1/5」>ハード「1/2」>レギュラー「1/1」>失敗>ファンブル
ファンブルは次のように定義されています。
⇒「成功に必要なロールが50以上の場合100のみ・成功に必要なロールが50未満の場合96~100」
上記のダイスの出目によって勝敗が決まります。
すごくわかりやすい。
つまり、6版の対抗ロールは計算してから対抗したいプレイヤーがダイスを振り、7版は両者のダイスの出目によって判定するという違いがあります。
6版で手放せなかった「対抗表」におさらばです。
また、7版ではKPが「ボーナス・ダイス」「ペナルティ・ダイス」を与えることができます。
要するにKPからの細かい難易度調整がここでできる、という事です。
明確なルールがあるから描写しやすく、リアル
上記のように、難易度調整ができるようになったことから描写がとてもリアルだなと感じました。
戦闘もより現実的なものになっています。
6版では1ターンの間に攻撃や回避など1回の行動しかできませんでした。
一方、7版になると攻撃した後に敵から狙われても応戦や回避といった行動が可能になります。
これにより戦闘がよりリアルに、ドラマチックな展開をすることがあります。
7版のシナリオやサプリはこれから増えていく
2004年に書籍化したクトゥルフ神話TRPG。
2019年になり新クトゥルフ神話TRPGルールブックの出版となりました。
約15年もの間隔があるため、現状6版のほうがシナリオもサプリもプレイ動画も多いのは確かです。
ただしこれから開拓余地があるのは間違いなく7版でしょう。
また数年、数十年の時間をかけてシナリオ、サプリ、動画が増えると予測できます。
また、7版には無償版のクイックスタートルールがあります。
このおかげでルルブを所持していない初心者でも気軽に卓参加できることができます。
逆に「今すぐ満喫するほどクトゥルフ神話TRPGやりたい」という方は6版から始めたほうが充実していますね。
曖昧ルール&サプリ豊富な6版ルルブ
計算簡単・明確ルールの7版ルルブ
新クトゥルフ神話TRPGのやり方・始め方
便利ツール紹介
- ルールブック
- ディスコード(音声ツール)
- ココフォリア
- セッション仲間
持っていたほうが良いクトゥルフ神話TRPGルルブ
KPによっては「ルルブ未所持OK」という卓もあります。
そういうところでのみプレイヤーとして参加するならルルブは無くてもクイックスタートルールを読むだけで問題ないでしょう。
しかし、中には「ルルブ必須」という卓もあるし、「いずれはKPもやってみたい」という気持ちがあるなら最初からルルブを買うべきです。
動画を見てるから何とかなるだろうでKPは務まりません。
絶対にグダります。
特にルールが明確化した7版ならなおのこと。
自分がどういうプレイスタイルでいくのかをよく考えた上で、ルルブの購入をおすすめします。
ルルブよりお手頃価格になったスタートセット
ルルブよりお手頃価格になったスタートセット
口コミを見る限りでは収録されているソロシナリオ「一人炎に立ち向かう」をやりつつ、一通りのルールは学べるようです。
他にも3編の入門用シナリオも収録。
結論から言えばこれ1冊あれば「遊べる」んですが、ルールの読み込みができるかと言われるとそうではないようで。
要するに『新クトゥルフ神話TRPGルールブックを読む前段階の1冊』と言ったところのようです。
ボイセやオンセで使う音声ツール
ディスコードがおすすめ
オンセ(オンラインセッション)・ボイセ(ボイスセッション)で必要になるのが『音声ツール』です。
最近の主流はDiscord
➡【Discord 公式サイトへ】
通称ディスコと呼ばれるものです。
テキストもボイスもこれ一つで済みます。
登録が必要になりますが、無料で使えます。
雰囲気・現状を共有するのに便利
ココフォリアといあきゃら
複数人でのセッションで必要なのが「いかに現状をシェアできているか」です。
簡単に言ってしまえばキャラクターがどこにいるか、部屋には目で確認できるものは何があるのか。
これらがパッと見てわかっている場合と口頭で説明する場合では、圧倒的に前者が効率が良く、認知のすれ違いが起こりにくくなります。
とどのつまり、スムーズな展開が可能になるというわけです。
TRPGで便利なサイトがココフォリア。
マップや駒、ダイス判定やチャットを行うことができるクラウドツール(無料)です。
6版(クトゥルフ神話TRPG)・7版(新クトゥルフ神話TRPG)共に対応、スマートフォン対応しています。
➡【ココフォリア公式サイト】
使い方はいたってシンプル。
説明などを見なくても何となく使えますが、公式の使い方概要もあります。
➡【ココフォリア公式Wiki概要 使い方】
キャラ作成に便利なのはいあきゃら。
6版・7版・スマホ対応してます。
ランダムダイスで作成も可能。
ココフォリアとも相性が良く、いあきゃらでチャパレ出力して、ココフォリアのキャラクターチャパレにコピペするだけですぐダイスが振れるようになって超便利で重宝してます。
➡【いあきゃら公式サイト】
クトゥルフ神話TRPG仲間の探し方
問題はここですね。
私の場合はリア友がクトゥルフ神話TRPGを知ってたし、「やってみたい」という気持ちを持っていました。
ルルブを買ったことを報告した翌日にはリア友もルルブを購入するという、フットワークの軽いリア友のおかげで何とか始めることができました。
さらにSNSでTRPG用のアカウントを作成。
「ルルブ買いました。初心者ですが仲間募集」的なことを発信すると、意外や意外。
フォロワーが0なのに思ったより反響がありました。
その中の1人ともセッションすることも叶いました。
何が言いたいかと言うと、このご時世ネットを使えばすぐ始めれるよってことです。
そしてあなた同様、やってみたい気持ちはあるものの実行に移せない人も多いです。
ほんの少しの勇気を出して、やってみたい事やりませんか?
初心者がクトゥルフ神話TRPGをやって感じたこと
- セッションする前もしている最中もワクワクする
- 何でも自由ってわけじゃない
- シナリオによっては極端な感情を受ける
- 時間を食うゲーム
ルルブを買って2週間のうち1日1~2本のペースでセッション(KP・PLも経験)した私の個人的な感想です。
気になる方だけご覧ください。
クトゥルフ神話TRPGは楽しい・ワクワクする
好きなゲームはやっぱり楽しいし、ワクワクする物です。
キャラクターも自分で設定するわけですから、前段階から十分楽しむことが出るのがクトゥルフTRPGの良い所だと私は思います。
満足いくPC(プレイヤーキャラクター)ができれば次のセッションまでウキウキ気分でいられます。
ワッと盛り上がるようなセッションとなれば『クトゥルフ神話TRPGサイコー!!』と心底思います。
思ったよりなんでもアリ!完全自由!!ではない
ただし稀に例外もある
やってみた感じたことは「誰とでもルール無視の完全自由で遊べるわけではない」という事です。
そもそもこのゲームは人と人とのコミュニケーションが軸になるゲーム。
「PCを動かすゲームだから、PCの性格によっては他のPCを殺したり、終始信用しなくてもしかたないよね。」がまかり通るものではないと思います。
PCを動かしているのはPLです。
ひとつの卓を囲んで遊んでいるのは全員心ある人間なんです。
それを無視して我を通すというのはいかがな物でしょうか。
確かに自由度が高いゲームだと私も思います。
ただそれは「定められたルールの中での自由度が高い」という意味。
ルールとはシナリオだったり、KPだったり、他のPLの提案かもしれません。
結局は自分と他者で作り上げていくゲーム。
わがままなロールをし続ければどうなるかはわかるでしょう。
ただし、シナリオ?エンディング??知ったこっちゃねぇ!!にノッてくれる卓ならそれはそれで楽しいもので、新しいシナリオが完成します。
これもクトゥルフ神話TRPGの醍醐味でしょうね。
もはやどういうプレイを好むかの相性次第な気がします。
心から楽しめる相棒は大事にしましょう。
KP・PLによってセッションは良くも悪くもなる
先ほども言った通り、人と人が作り上げるゲームですから相手によっては大満足な回もあれば、不満が残る回ものもあります。
原因は単純で世の中色んな人がいますから、自分と合う人もいれば合わない人もいる。
ロールが上手な人なら機転を利かせた提案をすることで卓が和むこともあります。
もちろんその逆も然り。
セッション経験やシナリオ読み込み度合が良し悪しに関わってくることもしばしば。
こればかりは予測できないため、やって経験するほかありません。
SNSでの募集によく「シナリオ〇〇 プレイ時間:5~6時間 (PC作成別日2~3時間)」というのを見かけます。
キャラクター作るのに3時間!?
と思うかもしれませんが、円滑なセッションにするためにはやっておいた方がいい気もします。
特にお互い知らない間柄では……。
(初心者向けに丁寧に教えるからという理由での募集もあります)
準備とセッションともに時間がないと遊べない
クトゥルフ神話TRPGは時間がある人がやるゲームです。
具体的に言えばキャラクターを作るのにも、それなりの時間がかかります。
7版ではバックストーリーが必要で「容姿の描写」「イデオロギー」「重要人物」「意味のある場所」「秘蔵の品」「特徴」「恐怖症・マニア」などからキャラを深掘り作業があります。
さらにKPはもっと大変。
シナリオ読み込み、マップ作製、NPC等の作成など準備段階が超忙しい。
私も6版を7版に改編したり、つじつまが合わないところを調整したり、参加するPCに合わせたりとやる事が盛りだくさん。
アプリ開けばできる。
電源つけたらできる。
そういうゲームではありません。
その分、超絶楽しいセッションができたときの満足度は高くなります。
例えそれがKP泣かせのロールだったとしても、ね。
クトゥルフ神話TRPG初心者がやってみた まとめ
- クトゥルフ神話TRPGには『6版』と『7版』が存在する
- 明確なルールが欲しいなら『7版』がおすすめ
- 緩いルールが好きなら『6版』がおすすめ
- 個人的におすすめなのは『7版』 初心者でもわかりやすいから
- セッションに必要な物は「ルルブ」「音声ツール」「ココフォリア」「いあきゃら」「仲間」
- 実際にセッションすると人と人が作り上げるゲームだと感じた
- 気が合う仲間は大切にしましょう
ルルブさえあればクトゥルフ神話TRPGはできます。
金額にして約7,000円。
これ1冊でいろんなシナリオが遊べると思ったら、他のゲームソフトを買うより安上がりな気もします。
興味がある方は是非手に取って、デビューしましょう!
楽しいよ?