個人的な三種の神器のひとつ、それが「食洗機」です。
新居に設置された食洗機は人生初体験でしが、これがメッチャ便利でした!
賃貸の時は狭いキッチンで手洗いしていましたが、食器を入れてスイッチオンだけの食洗機は私にとって救世主です。
今日は食洗機の導入を考えている人や、所有しているのに使っていない人に向けて「食洗機を使うメリット」をご紹介します。
3人家族という少人数の食洗機の利用方法や、メンテナンスもあわせて解説します。
【目次】好きな見出しに飛ぶ
食洗機所有者の4人に1人が使わない驚愕の事実
2018年ベルメゾンが会員女性2,230名に「住宅事情を含む食器洗いの実情」を調査によると、食洗機所有者は全体の3分の1、所有者の4人に1人は使っていないという結果になりました。
特に食洗機所有者の20代と40代が使用率が低いようです。

住宅事情では、「持ち家」である人ほど、食洗機を使っていない傾向にあります。
最近は新築物件に食洗機がデフォルトで設置されている、という事が珍しくありません。
だからこそ「所有はしてあるものの使わない」というパターンが多いのかもしれませんね。

新居に食洗機があるのに使わない友人
高校からの付き合いがある友人も、食洗機を所有しているのに使っていないうちの1人です。
新築戸建てに設置された食洗機は、5年以上1度たりとも使われていません。


食洗機は電気代も水道代もかかるし、うちは家族が少ないから手洗いで十分なんだよね。
手洗いのほうが早いし。
ベルメゾンの調査によると、自宅に食洗機があるのに使わない理由は以下の通り。
「ランニングコストの不安」と、「家族が少人数で必要性を感じない」というのは、『食洗機を使わない理由』の上位を占めているようです。

電気製品は全く使われないと劣化の進みが早くなるため、せめて年に1~2回運転することをおすすめします。
故障した家電をいつまでも設置しておくのは、無駄ではないでしょうか?
新居に設置された食洗機を使って感じたメリット

- 光熱費の節約になる
- 高温洗浄で衛生的
- 高温洗浄により洗浄力が高い
- 時間の節約になる
- 手荒れの心配がない
食洗機は光熱費の節約になる
経済産業省の外局である、資源エネルギー庁によると、手洗いより食洗機のほうが年間約8,870円も節約できるそうです。
つまり、食洗機を使えば年間106,440円の節約ができる試算です。

各食洗機メーカーも、手洗いと食洗機のコスト比較をしています。
どんなに節水しても、食洗機には生半可は気持ちでは敵いません。
リンナイ RKW-404Aを1日2回運転した場合
手洗い(洗い桶に40℃のお湯10リットルをためて洗った後、毎分6リットル・9.7分間すすぎ洗いした場合)と比較して、年間約13,400円の水道光熱費の節約になる。
出典元:Rinnai
Panasonic NP-45MD8シリーズを1日2回運転した場合
Panasonicのシミュレーションは、使用料水量は手洗いの約9分の1。
ランニングコストは約51%も節水。
1日2回を365日と比較した場合、年間約21,800円の節約になる。

稼働中の食洗機の中はプールのように満水ではない
私は食洗機って、お湯を満水にしてジャブジャブ洗っているイメージを持っていました。
これ、間違ったイメージです。(笑)
稼働中の食洗機の中は、数センチ程度のお湯が溜まっているだけで、それをノズルから噴射させて汚れを落としています。
だから節水効果はかなり高い。
節水手洗いをどんなに頑張っても、年間5千円の節約が限界ではないでしょうか。
節約術としてはストレスが溜まりやすいので、ストレスフリー節約のほうが楽ではありませんか?
めんどうな家事も時短してくれる食洗機
洗濯物が1点、2点だから「手洗いしよう!」って思いますか?
私なら「明日の自分、託したぞ」ってなります。
食器洗いも同じで、毎日の家事です。
1回の食器手洗いに15分かかるとすると、朝晩で30分かかります。
週間で3時間半。
土日祝日だと自炊回数が多くなり、もっと時間が必要になるかもしれません。
食洗機は食器を入れてスイッチオン!だけ。
最初は食器の入れ方に戸惑うこともあるでしょうが、慣れれば5分もかからないですよ。
仕事で疲れて帰宅…『早く座りたいッ!!』
洗い終わった矢先にコップを使われたり、弁当箱を出されたら『イラッ』。
食洗機なら、笑顔で対応できる余裕があります。
主人なら食洗機に入れるくらいできるでしょう。
つまり、時間と気持ちに余裕が生まれるのも食洗機のメリットです。
少量でもまとめて洗えば、お金も時間も節約できて効率的ではありませんか?
稼働時間が長いと言っても、自動洗浄、自動乾燥までしてくれます。
乾燥したのを棚に戻すだけの簡単なお仕事。
毎食使うもの以外は食洗機に任せ、時短&節約がおすすめです。
食洗機は手洗いより洗浄力が高い
初めての家庭用食洗機が登場したのは1960年でした。
あれから数十年も経過しているので、食洗機も進化しています。
それは洗浄力も同じこと。
今の食洗機は60℃の熱湯を使って洗浄ができます。
これでほとんどの汚れは、浮き上がって落ちますよ。
動物油脂の融解温度は50~60℃ですから、40℃の手洗いよりはるかに油落ちが良い。
人の手で60℃手洗いなんて不可能ですよね。
私も使うまでは本当にきれいになるのか信用しきっていませんでしたが、ドレッシングやカレーが付いたお皿もピカピカのカラカラに乾燥された状態で仕上がってくるのには驚きました。
ただし、食器の入れ方が適切じゃないと洗い残りができます。
洗浄が行き届くように、食器を重ねすぎないことが肝心です。
熱湯による除菌効果が食洗機にはある
雑菌が繁殖しやすいスポンジで洗うより、60℃の熱湯で殺菌しつつ洗ってくれる食洗機のほうが遥かに衛生的です。
多くのカビ菌も50℃以上の熱にさらされると数秒程度で死滅します。
ただし、水が溜まっている排水部分は手入れをしないとカビが繁殖しやすくなりますので、手入れは欠かさずに。
水に極力触れないから手荒れの心配なし
手湿疹(主婦湿疹)ってご存じですか?
原因は主な原因は水仕事。
何度も手を水に浸けたり、洗剤を使ったりすることで、手のバリア機能が低下。
その結果、カサカサしてかゆくなったり、水ぶくれができて、酷いと炎症やひび割れが起こります。
治療にも根気が必要で、改善方法は「手の保湿」と「水に触れないこと」です。
私は手洗いの頃から左手の薬指に「主婦湿疹」がありました。
医者からは「水に極力触らず、保湿してください」と塗り薬を処方してもらってました。
薬で一時的に良くはなっても、家事をしているとどうしても水に触れることは避けられず、完治することはありませんでした。
そして、新居へ引っ越し。
食洗機を使うと、主婦湿疹が徐々に小さくなり、今ではきれいさっぱり元通り健康な皮膚になりました。
主婦湿疹は放っておくと重症化してしまう恐れもあるそうです。
同じように手湿疹が治らないとお悩みの方には、食洗機はかなりおすすめします。
食洗機を使って感じたデメリット

- 乾燥中のスチームが危険
- ランニングコストがかかる
- 運転中はうるさい
- 食器の形を選ぶ
我が家で大活躍している『リンナイ RKW-404A』を使ってみて感じたデメリットをご紹介します。
幼児がいると食洗機のスチームには注意が必要
2~3歳の幼児が自宅にいる方は、食洗機の排気から出るスチームに気を付けてください。
排気の高さがちょうど子供の目線だったりします。
また、スチームが物珍しく手を伸ばすこともあるでしょう。
排気は高温ですから、火傷にもなりかねません。
食洗機の設置位置が、調理場所ならスチームが当たりますから調理中は稼働させないようにした方が無難です。
食洗機にはランニングコストがかかる
食洗機稼働の電気代のほとんどは、乾燥機能によるものです。
ですから、乾燥機能をオフにすれば電気代を抑えることが可能。
つまり、洗浄は水道光熱費が節約できる食洗機任せで、乾燥は自然乾燥が最もお得なのです。
≪我が家の食洗機ランニングコスト≫
商品 | 年間コスト | 月間コスト |
洗剤 | 2,469円 | 205円 |
銀カードリッジ | 1,006円 | 84円 |
残菜フィルター | 1,007円 | 84円 |
クエン酸 | 560円 ※ | 25.5円 ※2 |
合計 | 5,042円 | 398.5円 |
※ クエン酸の単価
※2 クエン酸手入れにかかるコスト
食洗機用洗剤を安く買うために、楽天市場を利用しています。
高還元ポイントキャンペーンの時に絡めて買ったり、全額ポイント払いで実質無料で買ったり。

ランニングコストは確かにかかりますが、時短と光熱費の節約と比較すると、決して高い金額ではありません。
楽天のポイ活『楽天経済圏』で家計が大助かりする理由は、こちらの記事を参考にしてください。
食洗機に入らない食器の形がある
我が家の食器は安物ばかりで、シンプルな形なので特に重要なデメリットというわけではありません。
ただ、もう一回り大きな食洗機を設置しておけばよかったなぁ、と後悔することもあります。
食器にこだわりがあったり、高級食器を使っている方には、食洗機に魅力を感じないかもしれません。
3人家族 愛用しているリンナイ食洗機の使い方

- 60℃、1日2回運転
- 調理中に使った食器は箸もどんどん放り込む
私の心強い味方『リンナイ RKW-404A』
1日2回運転することが多いですね。
朝と昼で1回、夜で1回の合計2回。
調理中も使ったスプーンやお玉も使い終われば、食洗機に放り込んでいきます。
シンクに調理器具が山積みになりません。
食器洗いが嫌いな私には本当にありがたいッ!!
食べ終わった食器を軽くゆすいでセットして、スイッチオンの簡単家事です。
60℃で食洗機を運転している理由
①動物油脂の分解温度の60℃で洗浄力アップ。
②食洗機の内部ヒーターでお湯を温め直す必要がないよう、60℃設定にして洗浄時間の短縮。
③カビや細菌が死滅する60℃設定で衛生的。
以上「洗浄力アップ」「洗浄時間の短縮」「雑菌の繁殖抑制」の3つの理由があります。
食洗機の気になる臭いには銀イオン
食洗機を使っていて、ふと気になった臭い。
庫内を重曹やクエン酸で手入れしても、その匂いが取れることはありませんでした。
何か対策はできないのかな~、と思ってネットで探したら『銀イオンカードリッジ』を見つけたんです。
銀イオンの除菌効果で清潔長続き

本当かよ!?
と、半信半疑で使ってみることに。
その結果、臭いが解消しました!!
銀イオンカードリッジを付けたその日に、臭わなくなったので感動しましたね。
他にも臭い対策があるようですが、設置だけの手間いらずなので現状この方法を使っています。
臭いの元にもなる「残菜フィルター」も1~2年に1回買い替えてます。
月に1度 食洗機の手入れにはクエン酸
食洗機の水垢やヌメリは、クエン酸で落とせます。
クエン酸20gを庫内にいれて、標準コースで運転します。
たったこれだけで水垢はキレイさっぱり無くなります。
クエン酸はサビの原因になります。
中にはクエン酸使用不可の食洗機もありますから、説明書を読んで正しい手入れを行ってください。
また、他の洗剤と混ぜると「有毒ガス」が発生する危険性があります。
必ずクエン酸だけで使用しましょう。
頑固な油汚れは重曹がおすすめです。
ただし、リンナイは「重曹コース以外で重曹は使用しないでください」としていますから、重曹コースがない機器での使用はやめましょう。
我が家の食洗機には残念ながら重曹コース、ありません(涙)
食洗機を使ったほうが得な理由 まとめ


- 時間がかかる(手洗いのほうが早い)
⇒1週間で3時間程度の自由時間が増える - 少量のみだと効率が悪い
⇒まとめて洗えば時短&節約 - 汚れ落ちに不安がある
⇒60℃で洗浄するから手洗いよりピッカピカ - 洗えない素材のものもあるから
⇒洗える素材のほうが多いなら使ったほうが節約と時短になる - 電気と水道代がかかる
⇒手洗いより節水になり、乾燥機能不使用で電気代も安く済む - 食洗機に入らない食器があるから
⇒食洗機に入る食器のほうが多いなら使う価値あり - 一度にたくさんの食器が洗えない
⇒大容量の食洗機にするか、食器を選んで使うか - 衛生面で不安があるから
⇒高温洗浄で殺菌&普段のお手入れや銀イオンで菌の繁殖を抑制

食器洗いからの解放は、自由時間が増えて幸福度が増します。
所有しているのに使っていないなんて、宝の持ち腐れ。
是非、有効活用してあげてくださいね~。